Clinical snapshot

ベサコリン散5%

ベタネコール塩化物

添付文書改訂 2023年04月01日

【禁忌】(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1甲状腺機能亢進症の患者 [心房細動の危険性を増加させるおそれがある。]

  2. 2.2気管支喘息の患者 [気管支喘息の症状を悪化させるおそれがある。]

  3. 2.3消化管及び膀胱頸部に閉塞のある患者 [消化管の通過障害、排尿障害を起こすおそれがある。]

  4. 2.4消化性潰瘍の患者 [消化性潰瘍を悪化させるおそれがある。]

  5. 2.5妊婦又は妊娠している可能性のある女性

  6. 2.6冠動脈閉塞のある患者 [冠血流量を減少させ、心疾患の症状を悪化させるおそれがある。]

  7. 2.7強度の徐脈のある患者 [徐脈を悪化させるおそれがある。]

  8. 2.8てんかんのある患者 [てんかん発作を起こすおそれがある。]

  9. 2.9パーキンソニズムのある患者 [パーキンソニズムの症状を悪化させるおそれがある。]

効能・効果

  • 消化管機能低下のみられる下記疾患

  • 慢性胃炎 迷走神経切断後 手術後及び分娩後の腸管麻痺 麻痺性イレウス

  • 手術後、分娩後及び神経因性膀胱などの低緊張性膀胱による排尿困難(尿閉)

用法・用量

ベタネコール塩化物として、通常成人1日30~50mgを3~4回に分けて経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。

使用上の注意

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

9.7 小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

コリン作動性作用により発汗、潮紅、下痢、悪心、嘔吐等の副作用があらわれやすい。

相互作用

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
• コリン作動薬• ピロカルピン塩酸塩、
• セビメリン塩酸塩水和物等
• コリンエステラーゼ阻害薬• ジスチグミン臭化物等
本剤のコリン作動性作用に基づく副作用(発汗、顔面潮紅等)を増強させるおそれがある。 本剤のコリン作動性作用を増強させるおそれがある。

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度
下痢 1〜5%未満
唾液分泌過多 1〜5%未満
嘔吐 1〜5%未満
心悸亢進 1〜5%未満
悪心 1〜5%未満
発汗 1〜5%未満
発熱 1〜5%未満
胃部不快感 頻度不明
胸やけ 1〜5%未満
胸内苦悶 頻度不明
腹痛 1〜5%未満
頭痛 1〜5%未満
顔面潮紅 1〜5%未満

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

  1. 18.1.1消化管運動亢進作用

本薬は、節後副交感神経刺激によるムスカリン様作用により、胃腸の運動と緊張を高め、胃液の分泌を促進することが、ヒト、イヌにより確認されている3),4) 。

  1. 18.1.2尿管平滑筋収縮作用

本薬は、ヒト、イヌで膀胱の排尿筋を収縮させ、膀胱内圧を高めると同時に、膀胱頸部を緩解することによって、排尿効果を促進することが確認されている5),6),7) 。

薬価情報

YJコードに紐付く薬価基準収載データを年度別に表示します。

最新薬価: ¥8.50
年度 品名 規格 単位 薬価 後発品 適用日 製造販売会社
2026年度
ベサコリン散5% 本剤
1231004B1067
5%1g 5%1g ¥8.50