アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎
ベクロメタゾン点鼻液50μg「サワイ」
ベクロメタゾンプロピオン酸エステル
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
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2.1有効な抗菌剤の存在しない感染症・全身の真菌症の患者[症状を増悪するおそれがある。]
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2.2本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者
効能・効果
用法・用量
擤鼻後十分の呼吸を行わせ、吸気の際に本剤を1側鼻孔より1回噴霧し、この際他側の鼻孔は指で閉鎖する。次いで他側鼻孔に同様の操作を行う。 成人は、通常1回上記1操作の吸入(ベクロメタゾンプロピオン酸エステルとして100μg)を、1日4回鼻腔内に噴霧吸入する。小児は、通常1回上記1操作の吸入(ベクロメタゾンプロピオン酸エステルとして100μg)を、1日2回鼻腔内に噴霧吸入する。なお、年齢・体重・症状により適宜増減するが、1日の最大投与量は、成人では16吸入、小児では8吸入を限度とする。また、症状の緩解がみられた場合は、その後の経過を観察しながら減量する。
使用上の注意
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8.1本剤の投与期間中に鼻症状の悪化がみられた場合には、抗ヒスタミン剤あるいは、全身性ステロイド剤を短期間併用し、症状の軽減にあわせて併用薬剤を徐々に減量すること。
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8.2本剤には持続効果が認められるので、特に通年性の患者において長期に使用する場合は、症状の改善状態が持続するようであれば、本剤の減量又は休薬につとめること。
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8.3全身性ステロイド剤の減量は本剤の吸入開始後症状の安定をみて徐々に行う。減量にあたっては一般のステロイド剤の減量法に準ずる。
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8.4全身性ステロイド剤の減量並びに離脱に伴って、気管支喘息、ときに湿疹、蕁麻疹、眩暈、動悸、倦怠感、顔のほてり、結膜炎等の症状が発現・増悪することがある。このような症状があらわれた場合には適切な処置を行うこと。
9.1 合併症・既往歴等のある患者
- 9.1.1結核性疾患又は感染症(有効な抗菌剤の存在しない感染症、全身の真菌症を除く)の患者
症状を増悪するおそれがある。
- 9.1.2反復性鼻出血の患者
出血を増強するおそれがある。
- 9.1.3高血圧の患者
血圧上昇を起こすおそれがある。
- 9.1.4糖尿病の患者
症状を増悪するおそれがある。
- 9.1.5重症な肥厚性鼻炎や鼻茸の患者
本剤の鼻腔内での作用を確実にするため、これらの症状がある程度減少するよう他の療法を併用するとよい。
- 9.1.6長期又は大量の全身性ステロイド療法を受けている患者
全身性ステロイド剤の減量中並びに離脱後も副腎皮質機能検査を行い、外傷、手術、重症感染症等の侵襲には十分に注意を払うこと。また、必要があれば一時的に全身性ステロイド剤の増量を行うこと。これらの患者では副腎皮質機能不全となっていることが考えられる。
- 9.1.7喘息発作重積状態又は喘息の急激な悪化状態の患者
原則として本剤は使用しないこと。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験で催奇形作用が報告されている。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
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9.7.1本剤はステロイド剤であることを考慮し、非ステロイド系薬剤によって諸症状の緩解が得られない場合に使用すること。
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9.7.2使用に当たっては、使用法を正しく指導し、経過の観察を十分行うこと。長期、大量使用により発育障害をきたすおそれがある。
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9.7.3低出生体重児、新生児、乳児又は5才以下の幼児を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
患者の状態を観察しながら投与期間に注意するなど慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。
相互作用
副作用
その他の副作用
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| くしゃみ発作 | 頻度不明 |
| そう痒 | 頻度不明 |
| そう痒感 | 頻度不明 |
| めまい | 頻度不明 |
| 下痢 | 頻度不明 |
| 不快感)注1) | 頻度不明 |
| 乾燥感 | 頻度不明 |
| 咽喉頭症状(刺激感 | 頻度不明 |
| 嗅覚障害 | 頻度不明 |
| 嘔吐 | 頻度不明 |
| 悪心 | 頻度不明 |
| 感染注1) | 頻度不明 |
| 感染注1) | 頻度不明 |
| 気管支喘息の発現・増悪 | 頻度不明 |
| 浮腫 | 頻度不明 |
| 異物感) | 頻度不明 |
| 異臭感 | 頻度不明 |
| 紅斑 | 頻度不明 |
| 蕁麻疹等の発疹 | 頻度不明 |
| 頭痛 | 頻度不明 |
| 食欲不振 | 頻度不明 |
| 高血圧 | 頻度不明 |
| 鼻中隔穿孔 | 頻度不明 |
| 鼻出血注1) | 頻度不明 |
| 鼻症状(刺激感 | 頻度不明 |
薬物動態・作用機序
作用機序
18.1 作用機序
ベクロメタゾンプロピオン酸エステルは、合成糖質副腎皮質ホルモンであり、抗炎症作用、抗アレルギー作用を有する。
18.2 抗炎症作用
局所投与時(McKenzie変法):ヒト正常皮膚血管収縮作用において、ヒドロコルチゾンの約5000倍、デキサメタゾンの約600倍の局所抗炎症活性を示した1)(外国人データ)。
18.3 全身性ステロイド作用
ラットを用いて視床下部-下垂体-副腎(HPA)系機能に及ぼす作用並びに胸腺萎縮作用をデキサメタゾンと比較したところ、吸入、皮下及び静脈内いずれの投与経路においてもHPA系機能抑制又は胸腺萎縮作用はデキサメタゾンより弱かった2),3),4)。
18.4 鼻誘発反応防御作用
アレルギー性鼻炎成人患者(男・女)に対する、抗原誘発後の鼻症状発現を抑制した5)。
18.5 生物学的同等性試験
モルモット鼻アレルギーモデルにおける鼻腔抵抗およびラットアレルギー性鼻炎モデルにおける鼻粘膜からの色素漏出量を指標として、ベクロメタゾン点鼻液50μg「サワイ」とアルデシンAQネーザル50μgの抗アレルギー作用を比較検討した。その結果、両剤とも無処置群に比して有意な抗アレルギー作用を示し、両剤間に有意な差は認められず、両剤は生物学的に同等であると判断された6)。