血栓性静脈炎(痔核を含む)、血行障害に基づく疼痛と炎症性疾患(注射後の硬結並びに疼痛)、凍瘡、肥厚性瘢痕・ケロイドの治療と予防、進行性指掌角皮症、皮脂欠乏症、外傷(打撲、捻挫、挫傷)後の腫脹・血腫・腱鞘炎・筋肉痛・関節炎、筋性斜頸(乳児期)
ヘパリン類似物質油性クリーム0.3%「ニプロ」
ヘパリン類似物質製剤
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
-
2.1出血性血液疾患(血友病、血小板減少症、紫斑病等)の患者[血液凝固抑制作用を有し、出血を助長するおそれがある]
-
2.2僅少な出血でも重大な結果を来すことが予想される患者[血液凝固抑制作用を有し、出血を助長するおそれがある]
効能・効果
用法・用量
- 〈ヘパリン類似物質油性クリーム0.3%「ニプロ」〉
通常、1日1~数回適量を患部に塗擦又はガーゼ等にのばして貼付する。
- 〈ヘパリン類似物質ローション0.3%「ニプロ」〉
通常、1日1~数回適量を患部に塗布する。
使用上の注意
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。
相互作用
副作用
その他の副作用
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| そう痒 | 1〜5%未満 |
| 潮紅等 | 1〜5%未満 |
| 発疹 | 1〜5%未満 |
| 発赤 | 1〜5%未満 |
| 皮膚刺激感 | 頻度不明 |
| 皮膚炎 | 1〜5%未満 |
| 紫斑 | 頻度不明 |
薬物動態・作用機序
作用機序
18.1 作用機序
作用機序は明確ではない。
18.2 血液凝固抑制作用
血液凝固時間を延長し、血液凝固抑制作用を示す(ヒト8),9)、イヌ8)、ウサギ9))。
18.3 血流量増加作用
水素クリアランス法による実験で、皮膚組織血流量の増加を認めた10),11)(ウサギ)。
18.4 血腫消退促進作用
実験的血腫の消退促進を認めた10)(ウサギ)。
18.5 角質水分保持増強作用
皮膚に対する保湿効果を有し(ヒト)12)、実験的乾燥性皮膚において角質水分保持増強作用を認めた11),13)(モルモット)。
18.6 線維芽細胞増殖抑制作用
組織癒着防止に関する実験で、線維芽細胞増殖の抑制を認めた8),14)(ウサギ)。
18.7 抗炎症作用
紫外線紅斑抑制作用を有する15)(モルモット)。
薬物動態
16.8 その他
- 16.8.1生物学的同等性試験
- 〈ヘパリン類似物質油性クリーム0.3%「ニプロ」〉
ヘパリン類似物質油性クリーム0.3%「ニプロ」とヒルドイドソフト軟膏0.3%を、健康成人男性8名の前腕部内側(適用面積2.54cm2、適用量5mg)に4時間適用した時の角層中の薬物量を測定した。 適用後4時間におけるヘパリン類似物質油性クリーム0.3%「ニプロ」及びヒルドイドソフト軟膏0.3%の角層中の薬物量(平均値±標準偏差)は、ヘパリン類似物質油性クリーム0.3%「ニプロ」が1.093±0.107μg/2.54cm2、ヒルドイドソフト軟膏0.3%が1.103±0.134μg/2.54cm2であった。 得られた角層中の薬物量の平均値の差を90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、log(0.70)~ log(1.43)の範囲内であり、両製剤の生物学的同等性が確認された1)。
- 〈ヘパリン類似物質ローション0.3%「ニプロ」〉
ヘパリン類似物質ローション0.3%「ニプロ」とヒルドイドローション0.3%を、健康成人男性18名の前腕部内側(適用面積2.54cm2、適用量5mg)に6時間適用した時の角層中の薬物量を測定した。 適用後6時間におけるヘパリン類似物質ローション0.3%「ニプロ」及びヒルドイドローション0.3%の角層中の薬物量(平均値±標準偏差)は、ヘパリン類似物質ローション0.3%「ニプロ」が0.787±0.272μg/2.54cm2、ヒルドイドローション0.3%が0.783±0.265μg/2.54cm2であった。 得られた角層中の薬物量の平均値の差を90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、log(0.70)~log(1.43)の範囲内であり、両製剤の生物学的同等性が確認された2)。