Clinical snapshot

ヘキザックスクラブ

クロルヘキシジン製剤

添付文書改訂 2024年01月01日

【禁忌】(次の患者には投与しないこと)

クロルヘキシジン製剤に対し過敏症の既往歴のある者

効能・効果

医療施設における医師、看護師等の医療従事者の手指消毒

用法・用量

  • 〈術前、術後の術者の手指消毒〉

  • 手指及び前腕部を水でぬらし、本剤約 5mL を手掌にとり、1 分間洗浄後、流水で洗い流し、更に本剤約 5mL で 2 分間洗浄をくりかえし、同様に洗い流す。

  • 〈術前、術後の術者以外の医療従事者の手指消毒〉

  • 手指を水でぬらし、本剤約 2.5mL を手掌にとり、1 分間洗浄後、流水で洗い流す。

使用上の注意

ショック、アナフィラキシー等の反応を予測するため、使用に際してはクロルヘキシジン製剤に対する過敏症の既往歴、薬物過敏体質の有無について十分な問診を行うこと。

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1薬物過敏体質の者(クロルヘキシジン製剤に対し過敏症の既往歴のある者を除く)

相互作用

記載なし

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度
発疹 1〜5%未満

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

作用機序は十分には解明されていないが、比較的低濃度では細菌の細胞膜に障害を与え、細胞質成分の不可逆的漏出や酵素阻害を起こし、比較的高濃度では細胞内の蛋白質や核酸の沈着を起こすことが報告されている13),14) 。

18.2 抗菌作用

  1. 18.2.1クロルヘキシジングルコン酸塩液(4%)の各種細菌、真菌類に対する最小発育阻止濃度は日局クロルヘキシジングルコン酸塩液とほぼ同等である3),4) 。

  2. 18.2.2クロルヘキシジングルコン酸塩液(4%)は手洗い直後から数分以内に消毒効果が期待され3),4),5),6),7),8) 、その効果は手洗い後少なくとも1 時間は持続する7) 。

  3. 18.2.3生物学的同等性

ヘキザックスクラブとヒビスクラブ消毒液4%の殺菌効果についてMIC 測定法および欧州標準法(EN1040)変法により試験を行った結果、両剤の生物学的同等性が確認された15) 。

供試菌株 MIC(μg/mL)
グラム陽性菌 Staphylococcus epidermidisJCM 2414 1.6
Staphylococcus haemolyticusJCM 2416 0.8
Staphylococcus aureusATCC 6538 1.6
Staphylococcus aureusATCC 6538P 3.1
Staphylococcus aureusYSA※ -25 (MRSA) 1.6
Staphylococcus aureusYSA※-46 (MSSA) 1.6
Enterococcus faecalisIFO 12964 3.1
グラム陰菌性 Serratia marcescensJCM 1239 25
Escherichia coliATCC 10536 3.1
Proteus vulgarisIFO 3851 6.3
Salmonella choleraesuis JCM 1652
subsp.choleraesuis
6.3
Burkholderia cepaciaIFO 14595 12.5
Pseudomonas aeruginosaATCC 15442 50
酵母 Candida albicansATCC 10231 12.5

※臨床分離株

  • 供試菌株 作用
    濃度
    指数減少値(LRV) 判 定
    Clean Dirty Clean Dirty
    1 分 3 分 1 分 3 分 1 分 3 分 1 分 3 分
    • S.aureus*
    • ATCC 6538
    3.2%
    1%
    0.5%
    >5
    >5
    >5
    >5
    >5
    >5
    >5
    >5
    >5
    >5
    >5
    >5








    • S.epidermidis*
    • JCM 2414
    3.2%
    1%
    0.5%
    >5
    >5
    >5
    >5
    >5
    >5
    >5
    >5
    >5
    >5
    >5
    >5








    • P.aeruginosa*
    • ATCC 15442
    3.2%
    1%
    0.5%
    >5
    >5
    >5
    >5
    >5
    >5
    >5
    >5
    >5
    >5
    >5
    >5








    • E.coli*
    • ATCC 10536
    3.2%
    1%
    0.5%
    >5
    >5
    >5
    >5
    >5
    >5
    >5
    >5
    >5
    >5
    >5
    >5








薬物動態

16.2 吸収

  1. 16.2.15 例の健康成人男性の上腕皮膚面 50cm2 に、5%又は 4%の標識されたクロルヘキシジングルコン酸塩液(18μCiの14C を含有)を塗布し 3 時間放置した。14C 標識物質は塗布後 6 時間及び 24 時間後の血中から検出されなかった2)(外国人データ)。

  2. 16.2.215 例の健康成人が 4%のクロルヘキシジングルコン酸塩液10mL で手指と腕の消毒を 3 週間(1 日 5 回、週 5 日)行ったが、消毒 30 分後の血中からクロルヘキシジン及びその誘導体は検出されなかった2) (外国人データ)。

16.5 排泄

5 例の健康成人男性の上腕皮膚面 50cm2 に、5%又は 4%の標識されたクロルヘキシジングルコン酸塩液(18μCi の14C を含有)を塗布し 3 時間放置した。塗布後 10 日間の糞尿中の14C 標識物質の総量の測定では、尿中から検出されず、2 例の糞便中から塗布量の 0.009%以下の14C 標識物質が検出された2) (外国人データ)。