HIV感染症
プレジコビックス配合錠
ダルナビル エタノール付加物コビシスタット
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
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2.1本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
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*2.2リファンピシン、フェノバルビタール、フェニトイン、ホスフェニトイン、カルバマゼピン、アパルタミド、エンザルタミド、セイヨウオトギリソウ(St. John's Wort:セント・ジョーンズ・ワート)含有食品、トリアゾラム、ミダゾラム、ピモジド、シンバスタチン、エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン、ジヒドロエルゴタミン、エルゴメトリン、メチルエルゴメトリン、バルデナフィル、シルデナフィル(レバチオ)、タダラフィル(アドシルカ)、ブロナンセリン、アゼルニジピン、アゼルニジピン・オルメサルタン メドキソミル、エプレレノン、ルラシドン、ロミタピド、フィネレノン、ボクロスポリン、イバブラジン、ベネトクラクス(再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の用量漸増期)、イサブコナゾニウム硫酸塩、アナモレリン塩酸塩、マバカムテン、リバーロキサバン、チカグレロルを投与中の患者
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2.3腎機能あるいは肝機能障害患者で、コルヒチンを投与中の患者
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2.4低出生体重児、新生児、乳児、3歳未満の幼児
効能・効果
用法・用量
通常、成人には1回1錠(ダルナビルとして800mg、コビシスタットとして150mgを含有)を1日1回食事中又は食直後に経口投与する。投与に際しては、必ず他の抗HIV薬と併用すること。
使用上の注意
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8.1本剤の使用に際しては、国内外のガイドライン等の最新の情報を参考に、患者又は患者に代わる適切な者に、次の事項についてよく説明し同意を得た後、使用すること。
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8.1.1本剤はHIV感染症の根治療法薬ではないことから、日和見感染を含むHIV感染症の進展に伴う疾病を発症し続ける可能性があるので、本剤投与開始後の身体状況の変化については、すべて担当医に報告すること。
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8.1.2本剤の長期投与による影響については、現在のところ不明であること。
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8.1.3本剤投与開始後、担当医の指示なしに用量を変更したり、服用を中止したりしないこと。
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8.1.4本剤は併用薬剤と相互作用を起こすことがあるため、服用中のすべての薬剤を担当医に報告すること。また、本剤で治療中に新たに他の薬剤を服用する場合、事前に担当医に相談すること。
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8.2本剤による治療は、抗HIV療法に十分な経験を持つ医師のもとで開始すること。
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8.3本剤に含まれるコビシスタットは、尿細管からのクレアチニン分泌を阻害することによりクレアチニンクリアランスを低下させる場合がある。本剤の投与開始時及び投与中はクレアチニンクリアランスを測定するなど、腎機能のモニタリングを行うこと。
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8.4HIVプロテアーゼ阻害剤による治療中の患者で、糖尿病の発症又は増悪、高血糖が発現し、その中には糖尿病性ケトアシドーシスを合併した例が報告されている。
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8.5ダルナビルの海外臨床試験において、発疹は因果関係の不明なものも含め10.3%の患者に認められ、投与中止を要する発疹は0.5%、発熱及び肝酵素値の上昇を伴う重度の発疹は0.4%、皮膚粘膜眼症候群は0.1%未満に認められた。また、発疹の多くは軽度から中等度であり、投与開始4週以内に発現したが投与継続中に寛解した。なお、治療経験のある患者を対象としたダルナビルの海外臨床試験において、ダルナビル及びラルテグラビルを含むレジメンを使用した場合、ダルナビル又はラルテグラビルの一方を含むレジメンと比較して、薬剤との因果関係が明らかでない皮疹も含めた発疹の発現率が高かった。しかし、薬剤に関連した発疹の発現率には差がなく、発疹は軽度から中等度で治療制限及び投与中止はなかった。
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8.6本剤を含む抗HIV薬の多剤併用療法を行った患者で、免疫再構築症候群が報告されている。投与開始後、免疫機能が回復し、症候性のみならず無症候性日和見感染(マイコバクテリウムアビウムコンプレックス、サイトメガロウイルス、ニューモシスチス等によるもの)等に対する炎症反応が発現することがある。また、免疫機能の回復に伴い自己免疫疾患(甲状腺機能亢進症、多発性筋炎、ギラン・バレー症候群、ブドウ膜炎等)が発現するとの報告があるので、これらの症状を評価し、必要時には適切な治療を考慮すること。
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8.7ダルナビルによる治療中に浮動性めまいが報告されているので、自動車の運転等危険を伴う機械の操作には注意すること。
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8.8肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、定期的な肝機能検査を行うなど、観察を十分に行うこと。
9.1 合併症・既往歴等のある患者
- 9.1.1血友病患者及び著しい出血傾向を有する患者
HIVプロテアーゼ阻害剤で治療中の血友病患者において、皮膚血腫及び出血性関節症等の出血事象の増加が報告されている。
- 9.1.2スルホンアミド系薬剤に過敏症の既往歴のある患者
交叉過敏症があらわれる可能性がある。ダルナビルはスルホンアミド基を有する。
9.2 腎機能障害患者
- 9.2.1腎機能障害患者で、コルヒチンを投与中の患者
投与しないこと。コルヒチンの血中濃度を上昇させる可能性がある。
9.3 肝機能障害患者
- 9.3.1肝機能障害患者で、コルヒチンを投与中の患者
投与しないこと。コルヒチンの血中濃度を上昇させる可能性がある。
- 9.3.2肝機能障害患者(コルヒチンを投与中の患者を除く)
定期的に肝機能検査を行うなど患者の状態を十分に観察し、悪化が認められた場合には休薬又は投与中止を考慮すること。ダルナビル及びコビシスタットは主に肝臓で代謝され、肝障害患者では高い血中濃度が持続するおそれがある。
- 9.3.3慢性活動性のB型及び/又はC型肝炎患者等投与前に肝機能異常が認められる患者(コルヒチンを投与中の患者を除く)
定期的に肝機能検査を行うなど患者の状態を十分に観察し、悪化が認められた場合には休薬又は投与中止を考慮すること。ダルナビル及びコビシスタットは主に肝臓で代謝され、肝障害患者では高い血中濃度が持続するおそれがある。また、肝機能をさらに悪化させる可能性がある。ダルナビルの海外第Ⅱb/Ⅲ相試験において、B型及び/又はC型肝炎重複感染患者では、有害事象及び臨床検査値異常のうち、肝酵素の上昇の発現頻度が非重複感染患者より高かった。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、投与しないことが望ましい。本剤投与中に妊娠が判明した場合の代替薬への変更は、変更によるリスクを考慮した上で適切な時期に実施すること。妊娠中期及び妊娠後期の妊婦に本剤を投与したとき、出産後と比較しダルナビル及びコビシスタットの血中濃度低下が認められている。
9.6 授乳婦
授乳を避けさせること。ダルナビル1) 及びコビシスタット2) は、動物実験(ラット)で乳汁中へ移行することが報告されているが、ヒトにおける乳汁への移行は不明である。
9.7 小児等
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9.7.1低出生体重児、新生児、乳児、3歳未満の幼児には投与しないこと。
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9.7.23歳以上の幼児、小児における臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
副作用の発現に注意し慎重に投与すること。本剤の有効成分であるダルナビル及びコビシスタットは、主として肝臓で代謝されるが、高齢者では肝機能が低下していることが多く、高い血中濃度が持続するおそれがある。
相互作用
- ダルナビル:CYP3Aで代謝され、CYP3A及びCYP2D6を阻害し、またP糖蛋白を阻害する。 コビシスタット:CYP3A及びCYP2D6で代謝され、CYP3A及びCYP2D6を阻害し、またP糖蛋白、BCRP、OATP1B1及びOATP1B3を阻害する。
10.1 併用禁忌(併用しないこと)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
| リファンピシン • リファジンフェノバルビタール • フェノバール等フェニトイン • アレビアチン等ホスフェニトイン • ホストインカルバマゼピン • テグレトールアパルタミド • アーリーダエンザルタミド • イクスタンジ |
ダルナビル及びコビシスタットの血中濃度が低下し、本剤の効果が減弱するおそれがある。 | これらの薬剤のCYP3A誘導作用により、ダルナビル及びコビシスタットの代謝が促進される。 |
| セイヨウオトギリソウ(St. John’s Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品 | ダルナビル及びコビシスタットの血中濃度が低下し、本剤の効果が減弱するおそれがある。 | これらの薬剤のCYP3A誘導作用により、ダルナビル及びコビシスタットの代謝が促進される。 |
| トリアゾラム • ハルシオンミダゾラム • ドルミカム • ミダフレッサ • ブコラム |
これらの薬剤の血中濃度上昇により、過度の鎮静や呼吸抑制等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象が起こる可能性がある。 | ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
| ピモジド | ピモジドの血中濃度上昇により、不整脈等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象が起こる可能性がある。 | ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
| シンバスタチン • リポバス |
シンバスタチンの血中濃度上昇により、横紋筋融解症が起こる可能性がある。 | ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
| エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン • クリアミンジヒドロエルゴタミン • ジヒデルゴットエルゴメトリン メチルエルゴメトリン • パルタンM |
これらの薬剤の血中濃度上昇により、末梢血管痙縮、虚血等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象が起こる可能性がある。 | ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
| バルデナフィル • レビトラシルデナフィル • レバチオタダラフィル • アドシルカ |
これらの薬剤の血中濃度を上昇させるおそれがある。 | ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
| ブロナンセリン • ロナセン |
ブロナンセリンの血中濃度が上昇し、作用が増強するおそれがある。 | ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
| アゼルニジピン • カルブロックアゼルニジピン・オルメサルタン メドキソミル • レザルタス配合錠 |
アゼルニジピンの血中濃度が上昇し、作用が増強するおそれがある。 | ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
| **エプレレノン • セララ |
エプレレノンの血中濃度が上昇し、血清カリウム値の上昇を誘発するおそれがある。 | ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
| ルラシドン • ラツーダ |
ルラシドンの血中濃度が上昇し、作用が増強するおそれがある。 | ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
| ロミタピド • ジャクスタピッド |
ロミタピドの血中濃度が著しく上昇するおそれがある。 | ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
| フィネレノン • ケレンディア |
フィネレノンの血中濃度が著しく上昇するおそれがある。 | ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
| *ボクロスポリン • ルプキネス |
ボクロスポリンの血中濃度が上昇し、作用が増強するおそれがある。 | ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
| イバブラジン • コララン |
イバブラジンの血中濃度が上昇し、過度の徐脈があらわれることがある。 | コビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
| ベネトクラクス(再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の用量漸増期) • ベネクレクスタ |
ベネトクラクスの血中濃度が上昇し、腫瘍崩壊症候群の発現が増強する可能性がある。 | コビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
| イサブコナゾニウム硫酸塩 • クレセンバ |
イサブコナゾールの血中濃度が上昇し、作用が増強するおそれがある。 | コビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
| *アナモレリン塩酸塩 • エドルミズ |
アナモレリンの血中濃度が上昇し、副作用の発現が増強するおそれがある。 | コビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
| *マバカムテン • カムザイオス |
マバカムテンの血中濃度が上昇し、副作用が増強され、収縮機能障害による心不全のリスクが高まるおそれがある。 | コビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
| リバーロキサバン • イグザレルトチカグレロル • ブリリンタ |
これらの薬剤の血中濃度が上昇し、作用が増強されることにより、出血の危険性が増大するおそれがある。 | ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用又はP糖蛋白阻害作用により、これらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。 |
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
| デキサメタゾン(全身投与) | ダルナビル及びコビシスタットの血中濃度が低下し、本剤の効果が減弱するおそれがある。併用する場合には注意して投与すること。 | デキサメタゾンのCYP3A誘導作用により、ダルナビル及びコビシスタットの代謝が促進される。 |
| アトルバスタチン | アトルバスタチンの血中濃度上昇により、横紋筋融解症が起こる可能性がある。併用する場合には必要に応じてアトルバスタチンの投与量を減量するなど注意して投与すること。 | ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
| サルメテロール | サルメテロールの血中濃度上昇により、QT延長、動悸、洞性頻脈などの心血管系事象の発現リスクが増大する可能性がある。併用する場合には必要に応じてサルメテロールの投与量を減量するなど注意して投与すること。 | ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
| シルデナフィル • バイアグラタダラフィル • シアリス、ザルティア |
これらの薬剤の血中濃度を上昇させる可能性がある。併用する場合には必要に応じてこれらの薬剤の投与量を減量するなど注意して投与すること。 | ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
| クロラゼプ酸 ジアゼパム エスタゾラム フルラゼパム ゾルピデム |
これらの薬剤の血中濃度を上昇させる可能性がある。併用する場合には必要に応じてこれらの薬剤の投与量を減量するなど注意して投与すること。 | ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
| アミオダロン ベプリジル ジソピラミド リドカイン(全身投与) キニジン |
これらの薬剤の血中濃度を上昇させる可能性がある。併用する場合には必要に応じてこれらの薬剤の投与量を減量するなど注意して投与すること。 | ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
| シクロスポリン タクロリムス シロリムス テムシロリムス |
これらの薬剤の血中濃度を上昇させる可能性がある。併用する場合には必要に応じてこれらの薬剤の投与量を減量するなど注意して投与すること。 | ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
| クロナゼパム エトスクシミド |
これらの薬剤の血中濃度を上昇させる可能性がある。併用する場合には必要に応じてこれらの薬剤の投与量を減量するなど注意して投与すること。 | ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
| Ca拮抗剤 (フェロジピン、ニフェジピン、ニカルジピン、アムロジピン、ジルチアゼム、ベラパミル等) |
これらの薬剤の血中濃度を上昇させる可能性がある。併用する場合には必要に応じてこれらの薬剤の投与量を減量するなど注意して投与すること。 | ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
| フルチカゾン ブデソニド プレドニゾロン |
これらの薬剤の血中濃度を上昇させる可能性がある。併用する場合には必要に応じてこれらの薬剤の投与量を減量するなど注意して投与すること。 | ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
| ダサチニブ エベロリムス ニロチニブ ラパチニブ ビンブラスチン ビンクリスチン |
これらの薬剤の血中濃度を上昇させる可能性がある。併用する場合には必要に応じてこれらの薬剤の投与量を減量するなど注意して投与すること。 | ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
| ボセンタン | これらの薬剤の血中濃度を上昇させる可能性がある。併用する場合には必要に応じてこれらの薬剤の投与量を減量するなど注意して投与すること。 | ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
| アピキサバン | これらの薬剤の血中濃度を上昇させる可能性がある。併用する場合には必要に応じてこれらの薬剤の投与量を減量するなど注意して投与すること。 | ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
| トルバプタン エレトリプタン |
これらの薬剤の血中濃度を上昇させる可能性がある。併用する場合には必要に応じてこれらの薬剤の投与量を減量するなど注意して投与すること。 | ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
| ダビガトランエテキシラート | これらの薬剤の血中濃度を上昇させる可能性がある。併用する場合には必要に応じてこれらの薬剤の投与量を減量するなど注意して投与すること。 | ダルナビル及びコビシスタットのP糖蛋白阻害作用による。 |
| アミトリプチリン イミプラミン パロキセチン ノルトリプチリン セルトラリン トラゾドン |
これらの薬剤の血中濃度を上昇させる可能性がある。併用する場合には必要に応じてこれらの薬剤の投与量を減量するなど注意して投与すること。 | ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A又はCYP2D6阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
| リスペリドン ペルフェナジン クエチアピン |
これらの薬剤の血中濃度を上昇させる可能性がある。併用する場合には必要に応じてこれらの薬剤の投与量を減量するなど注意して投与すること 。 | ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A又はCYP2D6阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
| フェンタニル オキシコドン トラマドール |
これらの薬剤の血中濃度を上昇させる可能性がある。併用する場合には必要に応じてこれらの薬剤の投与量を減量するなど注意して投与すること 。 | ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A又はCYP2D6阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
| プロパフェノン | これらの薬剤の血中濃度を上昇させる可能性がある。併用する場合には必要に応じてこれらの薬剤の投与量を減量するなど注意して投与すること 。 | ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A又はCYP2D6阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
| トルテロジン | これらの薬剤の血中濃度を上昇させる可能性がある。併用する場合には必要に応じてこれらの薬剤の投与量を減量するなど注意して投与すること 。 | ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A又はCYP2D6阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
| デキストロメトルファン | これらの薬剤の血中濃度を上昇させる可能性がある。併用する場合には必要に応じてこれらの薬剤の投与量を減量するなど注意して投与すること 。 | ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A又はCYP2D6阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
| ベネトクラクス(再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の維持投与期、急性骨髄性白血病) | ベネトクラクスの血中濃度が上昇し、副作用が増強するおそれがあるので、ベネトクラクスを減量するとともに患者の状態を慎重に観察すること。 | コビシスタットのCYP3A阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
| カルベジロール メトプロロール チモロール |
これらの薬剤の血中濃度を上昇させる可能性がある。併用する場合には必要に応じてこれらの薬剤の投与量を減量するなど注意して投与すること。 | コビシスタットのCYP2D6阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
| フレカイニド メキシレチン |
これらの薬剤の血中濃度を上昇させる可能性がある。併用する場合には必要に応じてこれらの薬剤の投与量を減量するなど注意して投与すること。 | コビシスタットのCYP2D6阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。 |
| ロスバスタチン プラバスタチン ピタバスタチン |
これらの薬剤の血中濃度上昇により、横紋筋融解症が起こる可能性がある。併用する場合には必要に応じてこれらの薬剤の投与量を減量するなど注意して投与すること。 | 機序不明 |
| ジゴキシン | ジゴキシンの血中濃度を上昇させる可能性がある。併用する場合には必要に応じてジゴキシンの投与量を減量するなど注意して投与すること。 | ダルナビル及びコビシスタットのP糖蛋白阻害作用による。 |
| コルヒチン |
コルヒチンの血中濃度を上昇させる可能性がある。併用する場合には必要に応じてコルヒチンの投与量を減量するなど注意して投与すること。 | ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用又はP糖蛋白阻害作用による。 |
| グレカプレビル・ピブレンタスビル | グレカプレビルの血中濃度を上昇させる可能性がある。併用する場合には必要に応じてグレカプレビル・ピブレンタスビルの投与量を減量するなど注意して投与すること。 | ダルナビル及びコビシスタットのP糖蛋白、BCRP又はOATP1B 阻害作用による。 |
| ドロスピレノン | ドロスピレノンの血中濃度を上昇させる可能性がある。併用する場合には必要に応じてドロスピレノンの投与量を減量するなど注意して投与すること。 | 機序不明 |
| 経口避妊剤 (エチニルエストラジオール、ノルエチステロン等) |
これらの薬剤の血中濃度を低下させる可能性がある。本剤を投与する場合は、別の避妊方法を行うことが望ましい。 | 機序不明 |
| メサドン | メサドンの血中濃度を低下させる可能性がある。併用する場合には注意して投与すること。 | 機序不明 |
| リファブチン | ダルナビル及びコビシスタットの血中濃度が低下し、本剤の効果が減弱するおそれがある。また、リファブチンの血中濃度を上昇させる可能性がある。併用する場合には必要に応じて本剤又はリファブチンの投与量を調節するなど注意して投与すること。 | リファブチンのCYP3A誘導作用により、ダルナビル及びコビシスタットの代謝が促進される。また、ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、リファブチンの代謝が阻害される。 |
| クラリスロマイシン エリスロマイシン |
ダルナビル、コビシスタット又はこれらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。併用する場合には必要に応じて本剤又はこれらの薬剤の投与量を調節するなど注意して投与すること。 | ダルナビル及びコビシスタットとこれらの薬剤のCYP3A阻害作用により、相互に代謝が阻害される。 |
| イトラコナゾール ケトコナゾール注) ボリコナゾール フルコナゾール |
ダルナビル、コビシスタット又はこれらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。併用する場合には必要に応じて本剤又はこれらの薬剤の投与量を調節するなど注意して投与すること。 | ダルナビル及びコビシスタットとこれらの薬剤のCYP3A阻害作用により、相互に代謝が阻害される。 |
| ワルファリン | ワルファリンの血中濃度に影響を与えることがある。併用する場合には必要に応じて本剤又はワルファリンの投与量を調節するなど注意して投与すること。 | ダルナビル及びコビシスタットの薬物代謝酵素阻害作用により、血中濃度に変化がおこることがある。 |
| ヌクレオシド/ヌクレオチド系逆転写酵素阻害剤(NRTI/NtRTI) | ||
| テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩 | テノホビルの血中濃度を上昇させる可能性があるが、用量を調節する必要はない。また、本剤と併用する場合には、定期的にクレアチニンクリアランスを測定するなど観察を十分に行い、腎機能のモニタリングを行うこと。 | ダルナビル及びコビシスタットのP糖蛋白阻害作用による。 |
| 非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤(NNRTI) | ||
| エトラビリン エファビレンツ ネビラピン |
ダルナビル及び/又はコビシスタットの血中濃度が低下する可能性がある。本剤とこれらの薬剤との併用は避けることが望ましい。 | これらの薬剤のCYP3A誘導作用により、ダルナビル及びコビシスタットの代謝が促進される。 |
| リルピビリン | リルピビリンの血中濃度を上昇させる可能性がある。本剤とリルピビリンを併用する場合には、用量を調節する必要はない。 | ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、リルピビリンの代謝が阻害される。 |
| インテグラーゼ阻害剤 | ||
| ラルテグラビル | ダルナビルの血中濃度を減少させる可能性がある。本剤とラルテグラビルを併用する場合には、用量を調節する必要はない。 | 機序不明 |
| その他のHIV薬 | ||
| マラビロク | マラビロクの血中濃度を上昇させる可能性がある。 | ダルナビル及びコビシスタットのCYP3A阻害作用により、マラビロクの代謝が阻害される。 |
注)国内では外用剤のみ発売
副作用
その他の副作用
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| ALP増加 | 頻度不明 |
| ALT増加 | 5%以上 |
| AST増加 | 5%以上 |
| LDLコレステロール増加 | 5%以上 |
| そう痒症 | 頻度不明 |
| トリグリセリド増加 | 頻度不明 |
| リパーゼ増加 | 5%以上 |
| 下痢 | 5%以上 |
| 体脂肪の再分布/蓄積 | 頻度不明 |
| 免疫再構築症候群 | 頻度不明 |
| 嘔吐 | 5%以上 |
| 女性化乳房 | 頻度不明 |
| 急性肝炎 | 頻度不明 |
| 悪心 | 5%以上 |
| 消化不良 | 頻度不明 |
| 無力症 | 頻度不明 |
| 異常な夢 | 頻度不明 |
| 疲労 | 5%以上 |
| 発疹 | 5%以上 |
| 筋肉痛 | 頻度不明 |
| 糖尿病 | 頻度不明 |
| 総コレステロール増加 | 5%以上 |
| 肝酵素増加 | 頻度不明 |
| 腹痛 | 5%以上 |
| 腹部膨満 | 頻度不明 |
| 膵型アミラーゼ増加 | 5%以上 |
| 膵酵素増加 | 頻度不明 |
| 蕁麻疹 | 頻度不明 |
| 血中クレアチニン増加 | 5%以上 |
| 血中ブドウ糖増加 | 5%以上 |
| 血管浮腫 | 頻度不明 |
| 過敏症 | 頻度不明 |
| 頭痛 | 5%以上 |
| 食欲減退 | 頻度不明 |
| 骨壊死 | 頻度不明 |
| 高コレステロール血症 | 頻度不明 |
| 高トリグリセリド血症 | 頻度不明 |
| 高脂血症 | 頻度不明 |
| 鼓腸 | 5%以上 |
薬物動態・作用機序
作用機序
18.1 作用機序
- 18.1.1ダルナビル
ダルナビルはHIV-1プロテアーゼの2量体化及び酵素活性を阻害する。本剤はHIV-1感染細胞においてウイルスのコードするGag-Polポリ蛋白質の切断を選択的に阻害し、その結果、感染性を有する成熟ウイルスの形成を抑制する。本剤はKD4.5×10-12mol/LでHIV-1プロテアーゼに強い親和性を有しており、HIVプロテアーゼ阻害剤耐性関連変異の影響も受けにくかった。他の代表的な13種のヒトプロテアーゼに対する阻害作用は認められなかった。33),34),35),36),37)
- 18.1.2コビシスタット
コビシスタットは、CYP3Aの選択的な阻害薬である。
18.2 抗ウイルス作用
- 18.2.1ダルナビル
ダルナビルはヒトT細胞株、ヒト末梢血単核球及びヒト単球/マクロファージに急性感染させたHIV-1実験室株及び臨床分離株、並びにHIV-2実験室株に対し抑制作用(EC50値:1.2~8.5nmol/L)を示す。ダルナビルはHIV-1グループM(A、B、C、D、E、F、G)及びグループOの臨床分離株群及び初代分離株群にin vitroで抗ウイルス活性(EC50値:<0.1~4.3nmol/L)を示す。In vitroにおけるダルナビルの抗ウイルス作用は、50%細胞毒性作用を示す濃度(87~>100μmol/L)よりも十分に低い濃度で認められる。ダルナビルのEC50値はヒト血清存在下では中央値で5.4倍高い。ダルナビルはHIVプロテアーゼ阻害剤(アンプレナビル、ネルフィナビル及びリトナビル)と併用することにより相乗作用を示し、ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤(アバカビル、ジダノシン、エムトリシタビン、ラミブジン、サニルブジン、ザルシタビン及びジドブジン)、ヌクレオチド系逆転写酵素阻害剤(テノホビル)、非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤(エトラビリン、エファビレンツ、デラビルジン、ネビラピン及びリルピビリン)、HIVプロテアーゼ阻害剤(アタザナビル、インジナビル、ロピナビル、サキナビル及びtipranavir)及び融合阻害剤(enfuvirtide)と併用することにより相加作用を示した。ダルナビルとこれらの薬剤との併用において拮抗作用は認められなかった。38),39),40),41),42)
- 18.2.2コビシスタット
コビシスタットは、HIV-1に対する抗ウイルス活性を有さず、ダルナビルの抗ウイルス活性に対する拮抗作用は認められなかった。
18.3 薬剤耐性
ダルナビル存在下で培養した野生型HIV-1から耐性ウイルスを得るために、3年以上の継代を繰り返したところ、耐性ウイルスの発現が認められた。耐性ウイルスに対してダルナビルは400nmol/Lを超える濃度で増殖抑制を示した(in vitro)。この耐性ウイルスは、ダルナビルに対しての感受性が23~50倍低下しており、プロテアーゼ遺伝子に2~4個のアミノ酸置換を有していた。これらのウイルスのダルナビル耐性因子とプロテアーゼ内のアミノ酸変異の関連性は認められなかった。HIVプロテアーゼ阻害剤耐性変異を有する9株のHIV-1からダルナビルの耐性株(EC50値が53~641倍変化)をin vitroで獲得した結果、ダルナビル耐性株のプロテアーゼ内に22個のアミノ酸変異が出現し、このうちL10F、V32I、L33F、S37N、M46I、I47V、I50V、L63P、A71V及びI84Vの変異は耐性分離株の50%超に認められた。ダルナビル耐性(EC50値の比;fold change[FC]>10)となるには、これらの変異のうち最低8個のHIVプロテアーゼ阻害剤耐性関連変異が必要であり、うち2個の変異はすでにプロテアーゼ遺伝子内に存在していた。アンプレナビル、アタザナビル、インジナビル、ロピナビル、ネルフィナビル、リトナビル、サキナビルあるいはtipranavirに耐性の臨床分離株1,113株、並びに海外臨床試験C202/C213試験及びC208/C215試験解析に組み入れられた被験者のダルナビル投与開始前の分離株886株において、ダルナビルに対するFC>10(中央値)を示したのは、10個を超えるHIVプロテアーゼ阻害剤耐性関連変異を持ったサブグループのみであった。43),44),45)
18.4 交叉耐性
HIVプロテアーゼ阻害剤には交叉耐性が認められやすい。アンプレナビル、アタザナビル、インジナビル、ロピナビル、ネルフィナビル、リトナビル、サキナビル又はtipranavirに対する感受性が低下した臨床分離株3,309株の90%に対して、ダルナビルの感受性低下は10倍未満であり、ほとんどのHIVプロテアーゼ阻害剤に対して耐性を示すウイルスにダルナビルの感受性は保持されていた。HIVプロテアーゼ阻害剤耐性株から選択したダルナビルに耐性を示す9株のうち7株について、tipranavirに関する耐性が検討され、7株のうち6株ではtipranavirに対する感受性低下が小さかった(FC<3)ことから、ダルナビルとtipranavirとの交叉耐性は限定的であることが示されている。作用機序の違いから、ヌクレオシド/ヌクレオチド系逆転写酵素阻害剤、非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤、融合阻害剤とダルナビルとの間に交叉耐性は生じないと考えられる。44),45)
薬物動態
16.1 血中濃度
- 16.1.1単回投与
健康成人8例に本剤を食後に単回経口投与したときの血漿中ダルナビル及びコビシスタットの薬物動態パラメータを表1に示す。また、血漿中ダルナビルの濃度推移を図1に示す8)。
| 薬物動態パラメータ | 平均値(標準偏差)、tmax:中央値(範囲) | |
|---|---|---|
| 8例 | ||
| ダルナビル | コビシスタット | |
| tmax(h) | 4(3-4) | 4(2-4) |
| Cmax(ng/mL) | 5496(952) | 832(265) |
| AUC∞(ng・h/mL) | 51,460(15,836) | 5710(3128) |
| t1/2term(h) | 4.4(1.4) | 3.5(0.4) |
図1 日本人健康成人に本剤を食後に単回経口投与したときの血漿中ダルナビル濃度-時間推移(平均値±標準偏差)
健康成人40例に本剤を食後に単回経口投与したときの血漿中ダルナビル及びコビシスタットの薬物動態パラメータを表2に示す。また、ダルナビルの濃度推移を図2に示す。9),10) (外国人データ)
| 薬物動態パラメータ | 平均値(標準偏差)、tmax:中央値(範囲) | |
|---|---|---|
| 40例 | ||
| ダルナビル | コビシスタット | |
| tmax(h) | 4.03(1.50-9.05) | 4.00(1.00-5.02) |
| Cmax(ng/mL) | 6773(1343) | 819(221) |
| AUC∞(ng・h/mL) | 78,811(27,304) | 6388(2779) |
| t1/2term(h) | 6.7(3.4) | 3.8(0.8) |
図2 外国人健康成人に本剤を食後に単回経口投与したときの血漿中ダルナビル濃度-時間推移(平均値±標準偏差)
- 16.1.2反復投与
健康成人に本剤を1日1回食後に反復経口投与したときの血漿中ダルナビル及びコビシスタットの薬物動態パラメータ(10日目)を表3に示す。(外国人データ)
| 薬物動態パラメータ | 平均値(標準偏差)、tmax:中央値(範囲) | |
|---|---|---|
| 33例 | ||
| ダルナビル | コビシスタット | |
| tmax(h) | 4.0(1.5-5.0) | 4.0(1.0-5.0) |
| Cmax(ng/mL) | 6917(1394) | 1158(250) |
| AUC24h(ng・h/mL) | 76,490(20,900) | 9314(2652) |
抗HIV薬治療経験がない成人HIV感染患者又はダルナビル耐性関連変異を持たない抗HIV薬既治療のHIV感染患者60例(未治療57例、既治療3例)を対象とし、2剤のNRTIを併用してダルナビル800mg及びコビシスタット150mgの1日1回食後に投与(DRV・COBI 800・150mg QD)したときの血漿中ダルナビル及びコビシスタットの薬物動態パラメータを表4に示す。(外国人データ)
| 薬物動態パラメータ | 平均値(標準偏差) | |
|---|---|---|
| 60例 | ||
| ダルナビル | コビシスタット | |
| C0h(ng/mL) | 1560 (1328) | 76 (186) |
| Cmax(ng/mL) | 7663 (1920) | 991 (331) |
| AUC24h(ng・h/mL) | 81,646 (26,322) | 7596 (3657) |
16.2 吸収
- 16.2.1相対的バイオアベイラビリティ
健康成人33例に本剤又はダルナビル製剤800mgとリトナビル製剤100mgを1日1回食後に反復経口投与したときのダルナビルの相対的バイオアベイラビリティを検討した。ダルナビル及びリトナビル併用投与に対する本剤投与の定常状態におけるダルナビルの薬物動態パラメータの最小二乗平均の比[90%信頼区間]は、AUC24h 0.99[0.94, 1.04]、Cmax 1.00[0.96, 1.04]、Cmin 0.74[0.63, 0.86]であった。11) (外国人データ)
- 16.2.2食事の影響
本剤を高脂肪食の食事と共に投与した結果、ダルナビルの曝露量(AUC∞)は、空腹時投与と比較して1.7倍増加し、コビシスタットの曝露量(AUC∞)は、空腹時投与と同程度であった。なお、ダルナビルの曝露量(AUC∞)には食事の内容による影響は認められなかった。9),12) (外国人データ)
16.3 分布
- 16.3.1ダルナビル
ヒト血漿蛋白結合率は約95%であり、主にα1-酸性糖蛋白に結合した13)。(in vitro試験、平衡透析法)
- 16.3.2コビシスタット
ヒト血漿蛋白結合率は、97~98%であった14),15)。(ex vivo試験、平衡透析法)
16.4 代謝
- 16.4.1ダルナビル
ヒト肝ミクロソームを用いたin vitro試験で、ダルナビルは主にCYP3A4により酸化的に代謝されることが示唆された。In vivo試験よりダルナビルの主な代謝物は3種類あり、野生型HIV株に対する活性はいずれも未変化体の10%以下であった。健康成人に14C標識したダルナビル/リトナビル400/100mgを単回経口投与したとき、血漿中放射能の大部分は未変化体由来であることが示された16)。
- 16.4.2コビシスタット
ヒト肝ミクロソーム及びCYPアイソザイムを用いたin vitro試験で、コビシスタットは主にCYP3Aにより酸化的に代謝され、一部CYP2D6で代謝されることが示唆された。また、グルクロン酸抱合体は検出されなかった17),18)。
16.5 排泄
- 16.5.1ダルナビル
健康成人に14C標識したダルナビル/リトナビル400/100mgを単回経口投与したとき、投与放射能の約79.5%が糞中に、約13.9%が尿中に排泄された。また、未変化体の排泄率は、糞中が約41.2%、尿中が約7.7%であった。ダルナビル150mgを単独で静脈内投与したときの全身クリアランスは32.8L/h(平均値)であり、リトナビル100mgと併用したときの全身クリアランスは5.9L/h(平均値)であった19),20)。本剤を投与したときのダルナビルの消失半減期は、約6~7時間(中央値)であった9)。(外国人データ)
- 16.5.2コビシスタット
コビシスタット150mgを6日間反復投与した後に14C-コビシスタット150mgを経口投与したところ、投与量の86.2%(平均値)が糞中に、8.2%(平均値)が尿中に排泄された。経口投与後のコビシスタットの消失半減期は、約3~4時間(中央値)であった21)。(外国人データ)
16.6 特定の背景を有する患者
-
16.6.1肝機能障害
-
(1)ダルナビル
軽度(Child-Pugh分類クラスA、8例)及び中等度肝障害患者(Child-Pugh分類クラスB、8例)にダルナビル/リトナビル600/100mgを1日2回反復投与したときのダルナビルの薬物動態を健康被験者と比較したとき、顕著な差は認められなかった。なお、重度肝障害患者(Child-Pugh分類クラスC)を対象とした試験は実施していない。22) (外国人データ)
- (2)コビシスタット
中等度の肝機能障害(Child-Pugh分類クラスB)を有する被験者において、コビシスタット投与時の薬物動態を健康被験者と比較したとき、顕著な差は認められなかった。なお、重度肝障害患者(Child-Pugh分類クラスC)を対象とした試験は実施していない。(外国人データ)
-
16.6.2腎機能障害
-
(1)ダルナビル
中等度腎障害(CLCRが30~60mL/min)を有するHIV-1感染患者(20例)において、腎機能の低下によりダルナビルの薬物動態に有意な影響がないことが示された。重度腎障害又は末期腎疾患を有するHIV-1感染患者における試験は実施されていないが、ダルナビルは主に肝臓で代謝されることから、腎障害患者でダルナビルの全身クリアランスは低下しないと推測される。(外国人データ)
- (2)コビシスタット
重度腎障害(CLCRが30mL/min未満)を有する被験者において、コビシスタットの薬物動態を検討した。コビシスタットの薬物動態を健康被験者と比較したとき、顕著な差は認められなかった。(外国人データ)
- 16.6.3妊婦、産婦への投与
妊娠中期のHIV感染患者(7例)に、本剤を1日1回投与したとき、ダルナビルのCmax、AUC24h及びCminは、出産後(6~12週;6例)と比較してそれぞれ49%、56%及び92%減少した。妊娠後期(6例)では、ダルナビルのCmax、AUC24h及びCminはそれぞれ37%、50%及び89%減少した。23) (外国人データ)
16.7 薬物相互作用
-
16.7.1In vitro試験成績
-
(1)ダルナビル
CYP3Aで代謝され、CYP3A(Ki:0.4μmol/L)及びCYP2D6(Ki:41μmol/L)を阻害し、またP糖蛋白(IC50:32.9μmol/L)を阻害する24),25)。
- (2)コビシスタット
CYP3A及びCYP2D6で代謝され、CYP3A(IC50:0.03~0.29μmol/L)及びCYP2D6(IC50:9.17μmol/L)を阻害し、またP糖蛋白、BCRP(IC50:59μmol/L)、OATP1B1(IC50:3.50μmol/L)、OATP1B3(IC50:1.88μmol/L)及びMATE1(IC50:1.87μmol/L)を阻害する26),27),28),29),30)。
- 16.7.2臨床成績
本剤又は本剤の有効成分を含有する製剤を用いた試験成績を示す。
- (1)本剤
本剤が併用薬の薬物動態に及ぼす影響について表5に示す。
| 併用薬 | 併用薬の用法・用量 | 本剤の用法・用量 | 例数 | 併用薬の薬物動態パラメータ:幾何最小二乗平均の比[90%信頼区間] | |
|---|---|---|---|---|---|
| Cmax | AUC∞ | ||||
| ダビガトランエテキシラート | 150mg 単回 |
ダルナビル・コビシスタット 800・150mg 単回 |
14 | 2.64 [2.29, 3.05] |
2.64 [2.32, 3.00] |
| ダルナビル・コビシスタット 800・150mg 1日1回注1) |
14 | 1.99 [1.72, 2.30] |
1.88 [1.65, 2.13] |
注1)ダルナビル・コビシスタット800・150mgを1日1回17日間反復経口投与し、投与15日目にダビガトランエテキシラート150mgを単回経口投与
- (2)ダルナビル
併用薬がダルナビルの薬物動態に及ぼす影響及びダルナビルが併用薬の薬物動態に及ぼす影響について表6、7に示す。
| 併用薬 | 併用薬の用法・用量 | ダルナビルの用法・用量 | リトナビルの用法・用量 | 例数 | ダルナビルの薬物動態パラメータ:最小二乗平均の比[90%信頼区間] | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Cmax | AUC | Cmin | |||||
| エファビレンツ | 600mg 1日1回 |
300mg 1日2回 |
100mg 1日2回 |
12 | 0.85 [0.72, 1.00] |
0.87 [0.75, 1.01] |
0.69 [0.54, 0.87] |
| ネビラピン | 200mg 1日2回 |
400mg 1日2回 |
100mg 1日2回 |
8 | 1.40 [1.14, 1.73] |
1.23 [0.97, 1.57] |
1.02 [0.79, 1.32] |
| セルトラリン | 50mg 1日1回 |
400mg 1日2回 |
100mg 1日2回 |
13 | 1.01 [0.89, 1.14] |
0.98 [0.84, 1.14] |
0.94 [0.76, 1.16] |
| パロキセチン | 20mg 1日1回 |
400mg 1日2回 |
100mg 1日2回 |
16 | 0.97 [0.92, 1.02] |
1.02 [0.95, 1.10] |
1.07 [0.96, 1.19] |
| ラニチジン | 150mg 1日2回 |
400mg 1日2回 |
100mg 1日2回 |
16 | 0.96 [0.89, 1.05] |
0.95 [0.90, 1.01] |
0.94 [0.90, 0.99] |
| オメプラゾール | 20mg 1日1回 |
400mg 1日2回 |
100mg 1日2回 |
16 | 1.02 [0.95, 1.09] |
1.04 [0.96, 1.13] |
1.08 [0.93, 1.25] |
| ジダノシン | 400mg 1日1回 |
600mg 1日2回 |
100mg 1日2回 |
17 | 0.93 [0.86, 1.00] |
1.01 [0.95, 1.07] |
1.07 [0.95, 1.21] |
| テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩 | 300mg 1日1回 |
300mg 1日2回 |
100mg 1日2回 |
12 | 1.16 [0.94, 1.42] |
1.21 [0.95, 1.54] |
1.24 [0.90, 1.69] |
| ケトコナゾール | 200mg 1日2回 |
400mg 1日2回 |
100mg 1日2回 |
14 | 1.21 [1.04, 1.40] |
1.42 [1.23, 1.65] |
1.73 [1.39, 2.14] |
| クラリスロマイシン | 500mg 1日2回 |
400mg 1日2回 |
100mg 1日2回 |
17 | 0.83 [0.72, 0.96] |
0.87 [0.75, 1.01] |
1.01 [0.81, 1.26] |
| リファブチン | 150mg 隔日1回 |
600mg 1日2回 |
100mg 1日2回 |
11注1) | 1.42 [1.21, 1.67] |
1.57 [1.28, 1.93] |
1.75 [1.28, 2.37] |
| カルバマゼピン | 200mg 1日2回 |
600mg 1日2回 |
100mg 1日2回 |
11注1) | 1.04 [0.93, 1.16] |
0.99 [0.90, 1.08] |
0.85 [0.73, 1.00] |
| リルピビリン | 150mg 1日1回 |
800mg 1日1回 |
100mg 1日1回 |
14注2) | 0.90 [0.81, 1.00] |
0.89 [0.81, 0.99] |
0.89 [0.68, 1.16] |
| エトラビリン | 200mg 1日2回 |
600mg 1日2回 |
100mg 1日2回 |
10注2) | 1.11 [1.01, 1.22] |
1.15 [1.05, 1.26] |
1.02 [0.90, 1.17] |
| アルテメテル・ルメファントリン配合剤 | アルテメテル・ルメファントリン配合剤 80・480 mg,3日間投与(0,8,24,36,48及び60時間に投与) |
600mg 1日2回 |
100mg 1日2回 |
14 | 1.00 [0.93, 1.07] |
0.96 [0.90, 1.03] |
0.87 [0.77, 0.98] |
| ロピナビル | ロピナビル・リトナビル配合剤 400・100 mg 1日2回 |
300mg 1日2回 |
100mg 1日2回 |
9 | 0.61 [0.51, 0.74] |
0.47 [0.40, 0.55] |
0.35 [0.29, 0.42] |
| NA | 8 | 0.67 [0.53, 0.84] |
0.47 [0.37, 0.59] |
0.36 [0.29, 0.46] |
|||
| インジナビル | 800mg 1日2回 |
400mg 1日2回 |
100mg 1日2回 |
9 | 1.11 [0.98, 1.26] |
1.24 [1.09, 1.42] |
1.44 [1.13, 1.82] |
| アタザナビル | 300mg 1日1回 |
400mg 1日2回 |
100mg 1日2回 |
13 | 1.02 [0.96, 1.09] |
1.03 [0.94, 1.12] |
1.01 [0.88, 1.16] |
NA:未投与 注1)非併用投与時:16例 注2)非併用投与時:15例
| 併用薬 | 併用薬の用法・用量 | ダルナビルの用法・用量 | リトナビルの用法・用量 | 例数 | 併用薬の薬物動態パラメータ:最小二乗平均の比[90%信頼区間] | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Cmax | AUC | Cmin | |||||
| エファビレンツ | 600mg 1日1回 |
300mg 1日2回 |
100mg 1日2回 |
12 | 1.15 [0.97, 1.35] |
1.21 [1.08, 1.36] |
1.17 [1.01, 1.36] |
| ネビラピン | 200mg 1日2回 |
400mg 1日2回 |
100mg 1日2回 |
8 | 1.18 [1.02, 1.37] |
1.27 [1.12, 1.44] |
1.47 [1.20, 1.82] |
| プラバスタチン | 40mg 単回 |
600mg 1日2回 |
100mg 1日2回 |
14 | 1.63 [0.95, 2.82] |
1.81 [1.23, 2.66] |
NC |
| セルトラリン | 50mg 1日1回 |
400mg 1日2回 |
100mg 1日2回 |
13 | 0.56 [0.49, 0.63] |
0.51 [0.46, 0.58] |
0.51 [0.45, 0.57] |
| パロキセチン | 20mg 1日1回 |
400mg 1日2回 |
100mg 1日2回 |
16 | 0.64 [0.59, 0.71] |
0.61 [0.56, 0.66] |
0.63 [0.55, 0.73] |
| ジダノシン | 400mg 1日1回 |
600mg 1日2回 |
100mg 1日2回 |
17 | 0.84 [0.59, 1.20] |
0.91 [0.75, 1.10] |
NC |
| テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩 | 300mg 1日1回 |
300mg 1日2回 |
100mg 1日2回 |
12 | 1.24 [1.08, 1.42] |
1.22 [1.10, 1.35] |
1.37 注1) [1.19, 1.57] |
| R(-)メサドン | メサドン 55~150mg 1日1回 |
600mg 1日2回 |
100mg 1日2回 |
16 | 0.76 [0.71, 0.81] |
0.84 [0.78, 0.91] |
0.85 [0.77, 0.94] |
| S(+)メサドン | 0.56 [0.51, 0.62] |
0.64 [0.58, 0.71] |
0.60 [0.53, 0.69] |
||||
| シルデナフィル | シルデナフィル 25mg 単回注2)/ 100mg単回注3) |
400mg 1日2回 |
100mg 1日2回 |
16 | 0.62 [0.55, 0.70] |
0.97 [0.86, 1.09] |
NC |
| N-デスメチルシルデナフィル | 0.05 [0.04, 0.05] |
0.05 [0.04, 0.08] |
NC | ||||
| ケトコナゾール | 200mg 1日2回 |
400mg 1日2回 |
100mg 1日2回 |
15 | 2.11 [1.81, 2.44] |
3.12 [2.65, 3.68] |
9.68 [6.44, 14.55] |
| エチニルエストラジオール | エチニルエストラジオール・ノルエチステロン配合剤(各35μg・1.0mg含有) 1日1回 |
600mg 1日2回 |
100mg 1日2回 |
11注4) | 0.68 [0.61, 0.74] |
0.56 [0.50, 0.63] |
0.38 [0.27, 0.54] |
| ノルエチステロン | 0.90 [0.83, 0.97] |
0.86 [0.75, 0.98] |
0.70 [0.51, 0.97] |
||||
| アトルバスタチン | アトルバスタチン 10mg 1日1回注2)/ 40mg 1日1回注3) |
300mg 1日2回 |
100mg 1日2回 |
15 | 0.56 [0.48, 0.67] |
0.85 [0.76, 0.97] |
1.81 [1.37, 2.40] |
| アトルバスタチンラクトン | 0.85 [0.76, 0.96] |
1.07 [0.96, 1.19] |
2.08 [1.63, 2.65] |
||||
| クラリスロマイシン | 500mg 1日2回 |
400mg 1日2回 |
100mg 1日2回 |
17 | 1.26 [1.03, 1.54] |
1.57 [1.35, 1.84] |
2.74 [2.30, 3.26] |
| ジゴキシン | 0.4mg 単回 |
600mg 1日2回 |
100mg 1日2回 |
8 | 1.15 [0.89, 1.48] |
1.36 [0.81, 2.26] |
NC |
| リファブチン | リファブチン 150mg 隔日1回注2)/ 300mg 1日1回注3) |
600mg 1日2回 |
100mg 1日2回 |
11注5) | 0.72 [0.55, 0.93] |
0.93 [0.80, 1.09] |
1.64 [1.48, 1.81] |
| 25-脱アセチル体代謝物 | 4.77 [4.04, 5.63] |
9.81 [8.09, 11.9] |
27.1 [22.15, 33.16] |
||||
| ブプレノルフィン | ブプレノルフィン・ナロキソン配合剤 1日1回 最大16・4mg |
600mg 1日2回 |
100mg 1日2回 |
17 | 0.92 [0.79, 1.08] |
0.89 [0.78, 1.02] |
0.98 [0.82, 1.16] |
| ノルブプレノルフィン | 17 | 1.36 [1.06, 1.74] |
1.46 [1.15, 1.85] |
1.71 [1.29, 2.27] |
|||
| カルバマゼピン | 200mg 1日2回 |
600mg 1日2回 |
100mg 1日2回 |
16 | 1.43 [1.34, 1.53] |
1.45 [1.35, 1.57] |
1.54 [1.41, 1.68] |
| カルバマゼピンエポキシド | 16 | 0.46 [0.43, 0.49] |
0.46 [0.44, 0.49] |
0.48 [0.45, 0.51] |
|||
| ラルテグラビル | 400mg 1日2回 |
600mg 1日2回 |
100mg 1日2回 |
6 | 0.67注6) [0.33, 1.37] |
0.71注6) [0.38, 1.33] |
NC |
| マラビロク | 150mg 1日2回 |
600mg 1日2回 |
100mg 1日2回 |
12 | 2.29注6) [1.46, 3.59] |
4.05注6) [2.94, 5.59] |
8.00 [6.35, 10.1] |
| リルピビリン | 150mg 1日1回 |
800mg 1日1回 |
100mg 1日1回 |
14 | 1.79 [1.56, 2.06] |
2.30 [1.98, 2.67] |
2.78 [2.39, 3.24] |
| エトラビリン | 200mg 1日2回注2)/ 100mg 1日2回注3) |
600mg 1日2回 |
100mg 1日2回 |
10注7) | 1.81 [1.56, 2.11] |
1.80 [1.56, 2.08] |
1.67 [1.38, 2.03] |
| アルテメテル | アルテメテル・ルメファントリン配合剤 80・480mg,3日間投与 (0,8,24,36,48及び60時間に投与) |
600mg 1日2回 |
100mg 1日2回 |
14注5) | 0.82 [0.61, 1.11] |
0.84 [0.69, 1.02] |
0.97 [0.90, 1.05] |
| ジヒドロアルテミシニン | 0.82 [0.66, 1.01] |
0.82 [0.74, 0.91] |
1.00 [0.82, 1.22] |
||||
| ルメファントリン | 1.65 [1.49, 1.83] |
2.75 [2.46, 3.08] |
2.26注8) [1.92, 2.67] |
||||
| ロピナビル | ロピナビル・リトナビル配合剤 400・100mg 1日2回 |
300mg 1日2回 |
100mg 1日2回 |
9 | 1.22 [1.12, 1.32] |
1.37 [1.27, 1.49] |
1.72 [1.46, 2.03] |
| NA | 8 | 0.83 [0.70, 0.99] |
0.81 [0.70, 0.94] |
0.65 [0.48, 0.88] |
|||
| インジナビル | 800mg 1日2回 |
400mg 1日2回 |
100mg 1日2回 |
9 | 1.08 [0.95, 1.22] |
1.23 [1.06, 1.42] |
2.25 [1.63, 3.10] |
| S-ワルファリン | ワルファリン 10mg+ビタミンK1 10mg+デキストロメトルファン 30mg+オメプラゾール 40mg 単回 |
600mg 1日2回 |
100mg 1日2回 |
12 | 0.92 [0.86, 0.98] |
0.79 [0.74, 0.86] |
NC |
| 7-OH-S-ワルファリン | 12 | 1.43 [1.24, 1.64] |
1.24 [0.97, 1.58] |
NC | |||
| デキストロメトルファン | 12 | 2.27 [1.59, 3.26] |
2.70 [1.80, 4.05] |
NC | |||
| デキストルファン | 12 | 0.87 [0.77, 0.98] |
0.96 [0.90, 1.03] |
NC | |||
| オメプラゾール | 12 | 0.66 [0.48, 0.91] |
0.58 [0.51, 0.67] |
NC | |||
| 5-OH-オメプラゾール | 12 | 0.94 [0.72, 1.22] |
0.85 [0.77, 0.93] |
NC |
NA:未投与,NC:未算出 注1)11例 注2)ダルナビル/リトナビル併用投与時の用法・用量 注3)非併用投与時の用法・用量 注4)非併用投与時:13例 注5)非併用投与時:15例 注6)幾何平均の比 注7)非併用投与時:11例 注8)13例
- (3)コビシスタット
併用薬がコビシスタットの薬物動態に及ぼす影響及びコビシスタットが併用薬の薬物動態に及ぼす影響について表8、9に示す。
| 併用薬 | 併用薬の 用法・用量 |
コビシスタットの用法・用量 | 例数 | コビシスタットの薬物動態パラメータ:最小二乗平均の比[90%信頼区間] | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| Cmax | AUC | Ctau | ||||
| ファモチジン | 40mg 1日1回 夜,食後,エルビテグラビル,コビシスタット投与後12時間後 |
150mg 1日1回,朝,食後 |
10 | 1.04 [0.99, 1.08] |
1.05 [1.02, 1.08] |
1.15 [1.06, 1.26] |
| 40mg 1日1回 朝,食後 |
16 | 1.06 [0.99, 1.13] |
1.03 [0.97, 1.11] |
1.11 [1.00, 1.24] |
||
| オメプラゾール | 20mg 1日1回,朝,絶食下 |
11 | 0.90 [0.82, 0.99] |
0.92 [0.85, 1.01] |
0.93 [0.74, 1.17] |
|
| 20mg 1日1回,夜,絶食下,エルビテグラビル,コビシスタット投与後12時間後 |
11 | 0.94 [0.85, 1.05] |
0.99 [0.89, 1.09] |
1.02 注2) [0.82, 1.28] |
注1)エルビテグラビル150mg 1日1回との併用投与 注2) 10例
| 併用薬 | 併用薬の 用法・用量 |
コビシスタットの用法・用量 | 例数 | 併用薬の薬物動態パラメータ:最小二乗平均の比[90%信頼区間] | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| Cmax | AUC | Ctau | ||||
| デシプラミン(国内未承認) | 50mg 単回 |
150mg 1日1回 |
8 | 1.24 [1.08, 1.44] |
1.58 [1.35, 1.84] |
NC |
| ジゴキシン | 0.5mg 単回 |
22 | 1.41 [1.29, 1.55] |
1.20 [1.10, 1.30] |
NC | |
| エファビレンツ | 600mg 単回 |
17 | 0.87 [0.80, 0.94] |
0.93 [0.90, 0.96] |
NC | |
| ロスバスタチン | 10mg 単回 |
150mg 1日1回 |
10 | 1.89 [1.48, 2.42] |
1.38 [1.14, 1.67] |
1.43 [1.08, 1.89]注2) |
| リファブチン | リファブチン 150mg 隔日1回注3)/ 300mg 1日1回注4) |
150mg 1日1回 |
12 | 1.09 [0.98, 1.20] |
0.92 [0.83, 1.03] |
0.94 [0.85, 1.04] |
| 25-脱アセチル体代謝物 | 4.84 [4.09, 5.74] |
6.25 [5.08, 7.69] |
4.94 [4.04, 6.04] |
|||
| ノルゲスチメート及び エチニルエストラジオール |
0.180/ 0.215/ 0.250mg ノルゲスチメート 1日1回 |
150mg 1日1回注5) |
15 | 2.08 [2.00, 2.17] |
2.26 [2.15, 2.37] |
2.67 [2.43, 2.92] |
| 0.025mg エチニルエストラジオール 1日1回 |
0.94 [0.86, 1.04] |
0.75 [0.69, 0.81] |
0.56 [0.52, 0.61] |
|||
| ブプレノルフィン | ブプレノルフィン 16~24mg 1 日1 回 |
150mg 1日1回 |
17 | 1.12 [0.98, 1.27] |
1.35 [1.18, 1.55] |
1.66 [1.31, 1.93] |
| ノルブプレノルフィン | 1.24 [1.03, 1.49] |
1.42 [1.22, 1.67] |
1.57 [1.31, 1.88] |
|||
| R-メサドン | メサドン 80~120mg 1日1回 |
150mg 1日1回 |
11 | 1.01 [0.91, 1.13] |
1.07 [0.96, 1.19] |
1.10 [0.95, 1.28] |
| S-メサドン | 0.96 [0.87, 1.06] |
1.00 [0.89, 1.12] |
1.02 [0.89, 1.17] |
|||
| ナロキソン | 4~6mg 1 日1 回 |
150mg 1日1回 |
17 | 0.72 [0.61, 0.85] |
0.72 [0.59, 0.87] |
NC |
NC:未算出 注1)エルビテグラビル150mg 1日1回との併用投与(デシプラミン、ジゴキシン及びエファビレンツとの薬物相互作用試験はコビシスタットを単独投与) 注2)Clast 注3)コビシスタット併用投与時の用法・用量 注4)非併用投与時の用法・用量 注5)エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩配合剤を用いた試験