下記疾患の去痰
急性気管支炎、慢性気管支炎、肺結核、塵肺症、手術後
ブロムヘキシン塩酸塩錠
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
下記疾患の去痰
急性気管支炎、慢性気管支炎、肺結核、塵肺症、手術後
通常、成人には1回1錠(ブロムヘキシン塩酸塩として4mg)を1日3回経口投与する。 なお、年齢・症状により適宜増減する。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| 下痢 | 頻度不明 |
| 嘔吐 | 頻度不明 |
| 嘔気 | 頻度不明 |
| 悪心 | 1〜5%未満 |
| 発疹 | 頻度不明 |
| 胃部不快感 | 1〜5%未満 |
| 腹痛 | 1〜5%未満 |
| 蕁麻疹 | 頻度不明 |
| 血痰 | 1%未満 |
| 頭痛 | 1〜5%未満 |
| 食欲不振 | 1〜5%未満 |
気道粘膜及び粘膜下気管腺の分泌を活性化し、漿液性分泌を増加させる。また、気管分泌細胞リソソーム顆粒から遊離されたリソソーム酵素の関与で酸性糖蛋白の線維網を溶解低分子化する。肺表面活性物質の分泌促進作用や繊毛運動亢進作用を有する3)。
Perry及びBoydの方法により、漿液性分泌増加作用が認められている(ウサギ)5)。また、走査電子顕微鏡により形態学的に観察した試験で、気管支粘膜及び粘膜下気管腺の分泌が活性化し、漿液性分泌の増加が認められている(イヌ)6)。
健康成人において、酸性糖蛋白の線維網が溶解低分子化することが顕微鏡下に認められている7)。この作用は、気管分泌細胞内で発現し、その機序は、リソソーム顆粒から遊離されたリソソーム酵素が関与すると考えられている(イヌ)8)。
肺胞Ⅱ型細胞内層状封入体(ラット)9)及び肺のリン脂質含量(ウサギ)10)の増加が認められている。
In vitroの試験で、気管繊毛のビート回数及び振幅を増大させることが認められている(イヌ)11)。
ブロムヘキシン塩酸塩錠4mg「クニヒロ」とビソルボン錠4mgをクロスオーバー法によりそれぞれ2錠(ブロムヘキシン塩酸塩として8mg)を健康成人男子に絶食下単回経口投与して血漿中未変化体濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について統計解析を行った結果、両剤の生物学的同等性が確認された1)。
血漿中ブロムヘキシン濃度の推移
| 判定パラメータ | 参考パラメータ | |||
|---|---|---|---|---|
| AUC0-6hr (ng・hr/mL) |
Cmax (ng/mL) |
Tmax (hr) |
t1/2 (hr) |
|
| ブロムヘキシン塩酸塩錠 4mg「クニヒロ」 |
13.5±9.2 | 6.4±4.0 | 1.1±0.4 | 1.6±0.4 |
| ビソルボン錠 4mg |
12.2±5.5 | 5.7±2.8 | 1.0±0.4 | 1.7±0.5 |
(Mean±S.D.,n=24)
血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
経口投与した場合、各臓器へ分布したが、特に肺、肝、副腎皮質、眼窩内涙腺、腎及び血液に高濃度に認められた(ラッ卜)2)。胎児へはほとんど移行しなかった(マウス)2)。
主代謝産物は、シクロヘキシル環の水酸化体とその開環体であり、尿中には主としてグルクロン酸抱合体として排泄される(外国人データ)3),4)。
健康成人に経口投与した場合、120時間で88%が尿中に、4%が糞中に排泄される(外国人データ)4)。