外眼部及び前眼部の炎症性疾患の対症療法〔眼瞼炎、結膜炎、強膜炎(上強膜炎を含む)、術後炎症〕
ブロムフェナクNa点眼液0.1%「日点」
ブロムフェナクナトリウム点眼液
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
効能・効果
用法・用量
通常、1回1~2滴、1日2回点眼する。
使用上の注意
本剤による治療は原因療法ではなく対症療法であることに留意すること。
9.1 合併症・既往歴等のある患者
- 9.1.1角膜上皮障害のある患者
角膜糜爛、さらに角膜潰瘍、角膜穿孔へと進行するおそれがある。
- 9.1.2眼の感染による炎症のある患者
感染症を不顕性化するおそれがある。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
低出生体重児又は新生児を対象とした臨床試験は実施していない。
相互作用
副作用
その他の副作用
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| そう痒感 | 頻度不明 |
| 刺激感 | 頻度不明 |
| 接触皮膚炎 | 頻度不明 |
| 点状表層角膜炎 | 頻度不明 |
| 熱感[眼瞼] | 頻度不明 |
| 眼痛[一過性] | 頻度不明 |
| 眼瞼炎 | 頻度不明 |
| 結膜炎 | 頻度不明 |
| 角膜上皮剝離 | 頻度不明 |
| 角膜糜爛 | 頻度不明 |
薬物動態・作用機序
作用機序
18.1 作用機序
ブロムフェナクナトリウムは、ウサギ虹彩毛様体、ウサギ肺胞マクロファージ及びヒツジ精嚢を用いた試験において、シクロオキシゲナーゼを介するプロスタグランジン系の炎症メディエーター生成抑制作用を示すことが確認されている(in vitro)7),8)。
18.2 ラット実験的結膜浮腫に対する抗炎症作用
0.1%ブロムフェナクナトリウム点眼液はラットにおけるアラキドン酸、カラゲニンによる実験的急性結膜浮腫に対し抗炎症作用を示すことが認められている7)。
18.3 ウサギ前房穿刺後又はレーザー照射後の房水タンパク濃度増加に対する抑制効果
0.1%ブロムフェナクナトリウム点眼液はウサギを用いた前房穿刺又はレーザー照射による前眼部炎症モデルにおいて、房水中へのタンパク流入をほぼ完全に抑制することが認められている7)。
薬物動態
16.1 血中濃度
健康成人男性に0.1%ブロムフェナクナトリウム点眼液を片眼に1回2滴点眼し、その翌日から1回2滴、1日4回、4週間反復点眼注1)したとき、血中ブロムフェナクナトリウム濃度はいずれの測定時点においても検出限界(50ng/mL)以下であった1)。
注1)本剤の承認された用法及び用量は「通常、1回1~2滴、1日2回点眼する。」である。
16.3 分布
- 16.3.1眼組織移行
ウサギの両眼に0.1%14C-ブロムフェナクナトリウム水和物点眼液0.05mLを1回点眼したとき、角膜、結膜及び前部強膜で点眼後15分に高い放射能濃度を示した。点眼後72時間の放射能濃度は、水晶体を除くすべての眼組織で定量下限(0.1ng eq./g or mL)以下であった2)。
図 眼組織中放射能濃度の推移
- 16.3.2血漿タンパク結合率
ヒト血漿におけるブロムフェナクのタンパク結合率をin vitroにて平衡透析法により測定した。その結果、血漿中濃度が53.2μg eq./mL以下の範囲において、タンパク結合率は99.79%以上であった3)。
16.5 排泄
健康成人男性に14C-ブロムフェナクナトリウム50mgを単回経口投与したとき、投与後4日目までに尿中に82.5%及び糞中に13.2%の放射能が排泄された(外国人データ)4)。
16.8 その他
ブロムフェナクNa点眼液0.1%「日点」は、ブロナック点眼液0.1%の分析結果に基づき添加剤の種類及び含量(濃度)がブロナック点眼液0.1%と同一となるよう処方設計を行ったものであり、pH、粘度、浸透圧などの物理化学的性質が近似することから、生物学的に同等とみなされた。