経口摂取が不能又は不十分な場合の水分・電解質の補給・維持、エネルギーの補給
フィジオ35輸液(500mL)
電解質輸液(維持液10%糖加)
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
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2.1高カリウム血症、乏尿、アジソン病、重症熱傷、高窒素血症の患者[高カリウム血症が悪化する又は誘発されるおそれがある。]
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2.2高リン血症、副甲状腺機能低下症の患者[高リン血症が悪化する又は誘発されるおそれがある。]
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2.3高マグネシウム血症、甲状腺機能低下症の患者[高マグネシウム血症が悪化する又は誘発されるおそれがある。]
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2.4高カルシウム血症の患者[高カルシウム血症が悪化するおそれがある。]
効能・効果
用法・用量
通常成人には、1回500~1000mLを点滴静注する。投与速度は、通常成人ではブドウ糖として1時間当たり0.5g/kg体重以下とする。 なお、年齢、症状、体重により適宜増減する。
使用上の注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
- 9.1.1糖尿病の患者
血糖値が上昇することにより、症状が悪化するおそれがある。
- 9.1.2心不全の患者
循環血液量の増加により、症状が悪化するおそれがある。
- 9.1.3閉塞性尿路疾患により尿量が減少している患者
水分、電解質等の排泄が障害されているため、症状が悪化するおそれがある。
9.2 腎機能障害患者
水分、電解質の過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
投与速度を緩徐にし、減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
相互作用
副作用
その他の副作用
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| ALTの上昇 | 1〜5%未満 |
| AST | 1〜5%未満 |
| 低ナトリウム血症 | 1〜5%未満 |
| 末梢の浮腫 | 頻度不明 |
| 水中毒 | 頻度不明 |
| 肺水腫 | 頻度不明 |
| 脳浮腫 | 頻度不明 |
| 血栓性静脈炎 | 頻度不明 |
| 血管痛 | 5%以上 |
| 静脈炎 | 1〜5%未満 |
| 高カリウム血症 | 頻度不明 |
薬物動態・作用機序
作用機序
18.1 作用機序
本剤は水分・電解質の補給・維持、エネルギーの補給効果を示す。
18.2 電解質維持効果
70%肝切除負荷慢性肝障害ラット及び正常ラットを用いて、本剤の電解質維持効果を検討した結果、血漿電解質濃度は、本剤投与により維持された4),5)。また、カルシウム、リンを含有しない10%ブドウ糖加乳酸維持輸液又は5%マルトース加酢酸維持輸液に比べ、カルシウムやリンの低下を抑制した4)。
18.3 エネルギー補給効果
手術侵襲ラットを用いて、体重、血液生化学的検査、肝臓検査、尿検査を指標に本剤の栄養学的効果を検討した結果、体重減少は軽度で、血清総ケトン体の上昇、トリグリセリドの低下、肝臓グリコーゲンの低下は抑制された6)。また、正常イヌにおける栄養学的効果を検討した結果、血清総蛋白、リン脂質、総コレステロールの低下、肝臓グリコーゲンの低下は抑制され、10%ブドウ糖加乳酸維持輸液と同等の効果が認められた7)。また、70%肝切除負荷慢性肝障害ラットにおいて、尿中への糖排泄はほとんどなかった4)。