1.ビタミンB6欠乏症の予防及び治療(薬物投与によるものを含む。例えばイソニアジド) 2.ビタミンB6の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦など) 3.ビタミンB6依存症(ビタミンB6反応性貧血など) 4.下記疾患のうち、ビタミンB6の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合 (1)口角炎、口唇炎、舌炎、口内炎 (2)急・慢性湿疹、脂漏性湿疹、接触皮膚炎、アトピー皮膚炎 (3)尋常性痤瘡 (4)末梢神経炎 (5)放射線障害(宿酔) 4の適応(効能又は効果)に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
Clinical snapshot
ピリドキサール錠10mg「イセイ」
ピリドキサールリン酸エステル水和物錠
添付文書改訂
2024年01月01日
効能・効果
用法・用量
ピリドキサールリン酸エステル水和物として、通常成人1日10~60mgを1~3回に分割経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。 きわめてまれであるが、依存症の場合には、より大量を用いる必要のある場合もある。
使用上の注意
9.7 小児等
-
9.7.1新生児、乳幼児に大量に用いた場合、横紋筋融解症、下痢、嘔吐、肝機能異常等の副作用があらわれることがある。
-
9.7.2小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
| レボドパ | レボドパの作用を減弱することがある。 | ピリドキシンがレボドパの末梢での脱炭酸化を促進し、脳内作用部位への到達量を減少させるためと考えられている。 |
副作用
その他の副作用
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| 下痢注) | 頻度不明 |
| 嘔吐注) | 頻度不明 |
| 悪心 | 頻度不明 |
| 発疹等の過敏症状 | 頻度不明 |
| 肝機能異常 | 頻度不明 |
| 腹部膨満感 | 頻度不明 |
| 食欲不振 | 頻度不明 |
薬物動態・作用機序
作用機序
18.1 作用機序
ピリドキサールリン酸エステルは、補酵素として数多くの酵素に関与しているが、代表的なものとして、アミノ基転移酵素(Transaminase)、キヌレニン分解酵素(Kynureninase)、アミノ酸脱炭酸酵素(Aminoacid decarboxylase)、脱水素酵素(Dehydrase)、モノアミン酸化酵素(Monoamine oxidase)、ヒスタミン分解酵素(Histaminase)等があげられている2)。