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(1)ビタミンB6欠乏症の予防及び治療(薬物投与によるものを含む。例えばイソニアジド)
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(2)ビタミンB6の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦など)
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(3)ビタミンB6依存症(ビタミンB6反応性貧血など)
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(4)下記疾患のうち、ビタミンB6の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合
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口角炎、口唇炎、舌炎
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急・慢性湿疹、脂漏性湿疹、接触皮膚炎
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末梢神経炎
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放射線障害(宿酔)
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(4)の適応に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
効能・効果
用法・用量
ピリドキシン塩酸塩として、通常成人1日10〜100mgを、1〜2回に分けて皮下、筋肉内又は静脈内注射する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。 きわめてまれであるが、依存症の場合には、より大量を用いる必要のある場合もある。
使用上の注意
9.7 小児等
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9.7.1新生児、乳幼児に大量に用いた場合、横紋筋融解症、下痢、嘔吐、肝機能異常等の副作用があらわれることがある。
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9.7.2添加剤として含有されているベンジルアルコールによると疑われる中毒症状(あえぎ呼吸、アシドーシス、痙攣等)を来した新生児(低出生体重児)等の症例が報告されている。
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9.7.3小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
| レボドパ | レボドパの作用を減弱することがある。 | 末梢でのレボドパ脱炭酸化を促進するため。 |
副作用
その他の副作用
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| 下痢 | 頻度不明 |
| 光線過敏症 | 頻度不明 |
| 嘔吐 | 頻度不明 |
| 手足のしびれ | 頻度不明 |
| 知覚異常等の末梢神経障害 | 頻度不明 |
| 肝機能異常 | 頻度不明 |
薬物動態・作用機序
作用機序
18.1 作用機序
ピリドキシン(ビタミンB6)は、生体内で主としてリン酸ピリドキサール(ビタミンB6の補酵素型)となって作用する。アミノ酸・タンパク代謝酵素群の補酵素として各種アミノ酸・タンパクの分解・生合成に重要な役割を果たす。また、脂肪代謝にも関与し、特に不飽和脂肪酸の生体内利用の際に必要とされる1) 。 ビタミンB6が欠乏すると、ヒトでは脂漏性又はペラグラ様の皮膚障害や血液系・神経系の障害が起こる2) 。ビタミンB6欠乏症は単に摂取量の不足によって生じるだけでなく、高タンパク食摂取時や消耗性疾患時・妊娠時などのようにビタミンB6必要量が増大している場合、あるいはイソニアジドのようにリン酸ピリドキサールを不活化する薬物の投与時にも相対的なB6欠乏症が起こる。放射線照射時にもタンパク分解の亢進によりB6欠乏症が起こるものと考えられている。その他、遺伝性のB6代謝障害であるビタミンB6依存症があり、これらの症例ではB6酵素のB6結合能が低下しているために、内因性のB6欠乏症を生じているものと考えられる。このような症例ではビタミンB6の大量投与で症状の軽快が得られる3) 。