- 〈適応菌種〉
アンピシリン/クロキサシリンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、大腸菌、プロテウス・ミラビリス、インフルエンザ菌
- 〈適応症〉
肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染
アンピシリン水和物・クロキサシリンナトリウム水和物
2.1本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
2.2伝染性単核症のある患者[アンピシリンの投与により発疹の発現頻度を高めることがある。]
アンピシリン/クロキサシリンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、大腸菌、プロテウス・ミラビリス、インフルエンザ菌
肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染
通常、成人1回合剤(アンピシリン水和物・クロキサシリンナトリウム水和物)として250mg(力価)~500mg(力価)を6時間ごとに経口投与する。 ただし、年齢、症状により適宜増減する。
8.1本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
8.2ショックを起こすおそれがあるので、十分な問診を行うこと。
8.3無顆粒球症、溶血性貧血があらわれることがあるので、定期的に検査を行うこと。
8.4急性腎障害等の重篤な腎障害があらわれることがあるので、定期的に検査を行うこと。
8.5*肝機能障害があらわれることがあるので、定期的に検査を行うこと。
9.1.1ペニシリン系又はセフェム系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者(ただし、本剤に対し過敏症の既往歴のある患者には投与しないこと)
9.1.2本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者
9.1.3経口摂取の不良な患者又は非経口栄養の患者、全身状態の悪い患者
観察を十分に行うこと。アンピシリンの投与によりビタミンK欠乏症状があらわれることがある。
投与間隔をあけて使用すること。血中濃度が持続する。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。アンピシリンの大量(3,000mg/kg/day)投与でラットに催奇形性が報告されている。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。母乳中へ移行することが報告されている。
次の点に注意し、用量並びに投与間隔に留意するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。
生理機能が低下していることが多く副作用が発現しやすい。
ビタミンK欠乏による出血傾向があらわれることがある。
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
| 経口避妊薬 | 経口避妊薬の効果が減弱するおそれがある。 | 腸内細菌叢を変化させ、経口避妊薬の腸肝循環による再吸収を抑制すると考えられる。 |
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| AST上昇 | 頻度不明 |
| カンジダ症 | 頻度不明 |
| ビタミンB群欠乏症状(舌炎 | 頻度不明 |
| ビタミンK欠乏症状(低プロトロンビン血症 | 頻度不明 |
| 下痢 | 頻度不明 |
| 出血傾向等) | 頻度不明 |
| 口内炎 | 頻度不明 |
| 口内炎 | 頻度不明 |
| 好酸球増多 | 頻度不明 |
| 悪心 | 頻度不明 |
| 発熱 | 頻度不明 |
| 発疹 | 頻度不明 |
| 神経炎等) | 頻度不明 |
| 蕁麻疹等 | 頻度不明 |
| 血小板減少 | 頻度不明 |
| 貧血 | 頻度不明 |
| 顆粒球減少 | 頻度不明 |
| 食欲不振 | 頻度不明 |
| 食欲不振等 | 頻度不明 |
アンピシリンは、細菌の細胞壁合成阻害により殺菌的に作用する。 クロキサシリンは、細菌の細胞壁合成阻害により殺菌的に作用し、細菌が産生するぺニシリン分解酵素に対し抵抗性を有する。
アンピシリン/クロキサシリンは、グラム陽性菌及びグラム陰性菌に抗菌作用を示し、多剤耐性ブドウ球菌にも抗菌作用を示した。
| 被験菌 | 最小発育阻止濃度(μg/mL) | ||
|---|---|---|---|
| アンピシリン/ クロキサシリン |
アンピシリン | クロキサシリン | |
| Staphylococcus aureus 209P |
0.062 | 0.062 | 0.5 |
| S.aureus 樋口株注) | 0.16 | 0.62 | 0.16 |
| S.aureus 有富株注) | 0.31 | 1.25 | 0.31 |
| S.aureus 久家株注) | 0.31 | 1.25 | 0.31 |
| Streptococcus hemolyticus D90 |
0.25 | 0.5 | >1.0 |
| S.hemolyticus Cook | 0.005 | 0.005 | 0.04 |
| S.pneumoniae type 3 IID |
0.125 | 0.125 | 0.5 |
| Escherichia coli IAM 1253 |
0.62 | 1.25 | >10 |
注)患者分離株:ベンジルペニシリン、ストレプトマイシン、テトラサイクリン耐性
健康成人に本剤250mg又は500mg(力価)(各々n=2)1回経口投与したときの最高血中濃度は1~2時間後にみられ、各々4.1μg/mL、9.2μg/mLの値を示し、以後漸減し、6時間後は各々0.56μg/mL、0.52μg/mLであった5)。
健康成人に本剤250mg(力価)(n=3)を1回経口投与後6時間までの尿中排泄率は21%であった6)。