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ビオチン注1mg「フソー」

ビオチン

添付文書改訂 2025年10月01日

効能・効果

急・慢性湿疹、小児湿疹、接触皮膚炎、脂漏性湿疹、尋常性痤瘡。

用法・用量

ビオチンとして、通常成人1日0.5~2mgを皮下・筋肉内又は静脈内に注射する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。

使用上の注意

記載なし

相互作用

記載なし

副作用

記載なし

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

ビオチンは主として腸内細菌によって生合成され、脂肪酸合成及びカルボキシル化反応に必須の補酵素である。また、詳細は不明であるが、間接的な生化学的作用としてプリン合成、蛋白合成、糖代謝、脱アミノ酵素作用、脱水酵素作用等も報告されている。

18.2 ビオチン欠乏症に及ぼす影響

ヒトにおけるビオチン欠乏は卵白の多量摂取あるいは抗菌スペクトルの広い抗生物質、サルファ剤等の経口投与に伴う腸内細菌叢バランスの乱れなどによって起こるといわれている。 欠乏症状として鱗屑状又は斑状の皮膚炎、舌乳頭の萎縮、筋肉痛、倦怠等があらわれることが知られている2) 。 そのほか、皮脂の変性、分泌増加、皮膚角質層の脂肪変性等が、また、乳汁中のビオチンが欠如すると、乳児は湿疹に侵されやすくなることが報告されている3) 。 これらの症状はビオチンの投与によって改善することが示されている。

薬物動態

16.1 血中濃度

  1. 16.1.1単回投与

健康成人20例にビオチン注1mg「フソー」0.03mL/kg(ビオチンとして0.015mg/kg)を筋肉内(10例)及び皮下(10例)に単回投与した。筋肉内に投与した際の全血中の遊離ビオチン濃度は、40分後に最高値(3.7ng/mL)となり、以後漸減し、6時間後には0.9ng/mLとなった。血中半減期は約3時間であった。皮下に投与した際の全血中の遊離ビオチン濃度は、20分後に最高値(3.8ng/mL)となり、以後漸減し、6時間後には0.9ng/mLとなった。血中半減期は約3時間であった1) 。