Clinical snapshot

パニマイシン点眼液0.3%

ジベカシン硫酸塩

添付文書改訂 2023年05月01日

【禁忌】(次の患者には投与しないこと)

本剤の成分並びにアミノグリコシド系抗生物質又はバシトラシンに対し過敏症の既往歴のある患者

効能・効果

  • 〈適応菌種〉

ジベカシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、モラクセラ・ラクナータ(モラー・アクセンフェルト菌)、ヘモフィルス・エジプチウス(コッホ・ウィークス菌)、緑膿菌、アシネトバクター属

  • 〈適応症〉

眼瞼炎、涙嚢炎、麦粒腫、結膜炎、瞼板腺炎、角膜炎

用法・用量

通常、1回2滴、1日4回点眼する。なお、症状により適宜増減する。

使用上の注意

  1. 8.1本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。

  2. 8.2長期間使用しないこと。

  3. 8.3使用中に感作されるおそれがあるので、観察を十分に行い、感作されたことを示す兆候があらわれた場合には、使用を中止すること。

相互作用

記載なし

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度
アレルギー性眼瞼炎 頻度不明
アレルギー性結膜炎 頻度不明
刺激感 頻度不明
刺激痛 頻度不明
接触皮膚炎 頻度不明
瘙痒 頻度不明
眼球充血 頻度不明
眼瞼発赤 頻度不明
眼瞼腫脹 頻度不明
結膜充血 頻度不明

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

細菌のリボソームの30Sサブユニットに結合し、タンパク合成の開始反応を阻害することにより抗菌作用を示す3)。

18.2 in vitro抗菌作用

ジベカシンは細菌の蛋白合成を阻害し殺菌的に作用する。眼感染症患者から分離したブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、アシネトバクター属、ヘモフィルス・エジプチウス(コッホ・ウィークス菌)、モラクセラ・ラクナータ(モラー・アクセンフェルト菌)、緑膿菌に抗菌力を示す4)。

18.3 in vivo抗菌作用

家兎角膜にムチン添加法により緑膿菌感染をおこさせ、本剤を1日9回2日間点眼したところ緑膿菌性角膜炎の発症を阻止した5)。またブドウ球菌を用いた実験でも同様に角膜炎の発症を阻止した6)。