食道・胃・十二指腸二重造影撮影
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
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2.1消化管の穿孔又はその疑いのある患者[消化管外(腹腔内等)に漏れることにより、バリウム腹膜炎等の重篤な症状を引き起こすおそれがある。]
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2.2消化管に急性出血のある患者[出血部位に穿孔を生ずるおそれがある。また、粘膜損傷部等より硫酸バリウムが血管内に侵入するおそれがある。]1)
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2.3消化管の閉塞又はその疑いのある患者[穿孔を生ずるおそれがある。]
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2.4全身衰弱の強い患者[全身状態がさらに悪化するおそれがある。]
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2.5硫酸バリウム製剤に対し、過敏症の既往歴のある患者
効能・効果
用法・用量
本剤100gに対し水18~26mLを加えて200w/v%~240w/v%の濃度の懸濁液とし、その適量を経口投与する。 通常成人は以下に示す量を標準とする。
| 検査部位 | 検査方法 | 硫酸バリウム濃度(w/v%) | 用量(mL) |
|---|---|---|---|
| 食道 | 二重造影 | 200~240 | 30~50 |
| 胃・十二指腸 | 二重造影 | 200~240 | 200~230 |
使用上の注意
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8.1消化管内に硫酸バリウムが停留することにより、まれに消化管穿孔、腸閉塞、大腸潰瘍、大腸炎、憩室炎、バリウム虫垂炎等を引き起こすことが報告されているので、次の点に留意すること3),4),5) 。
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8.1.1患者の日常の排便状況に応じた下剤投与を行うこと。
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8.1.2迅速に硫酸バリウムを排出する必要があるため、十分な水分の摂取を患者に指導すること。
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8.1.3患者に排便状況を確認させ、持続する排便困難、腹痛等の消化器症状があらわれた場合には、直ちに医療機関を受診するよう指導すること。
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8.1.4腹痛等の消化器症状があらわれた場合には、腹部の診察や画像検査(単純X線、超音波、CT等)を実施し、適切な処置を行うこと。
9.1 合併症・既往歴等のある患者
- 9.1.1消化管に瘻孔又はその疑いのある患者
穿孔を生じ、消化管外に漏れるおそれがある。
- 9.1.2穿孔を生ずるおそれのある患者(胃・十二指腸潰瘍、虫垂炎、憩室炎、潰瘍性大腸炎、腸重積症、腫瘍、寄生虫感染、生体組織検査後間もない患者等)
穿孔を生ずるおそれがある6),7),8),9),10),11) 。
- 9.1.3消化管の狭窄又はその疑いのある患者
腸閉塞、穿孔等を生ずるおそれがある。
- 9.1.4腸管憩室のある患者
憩室炎、穿孔を生ずるおそれがある。
- 9.1.5他の医薬品に対し過敏症の既往歴のある患者、喘息、アトピー性皮膚炎等過敏症反応を起こしやすい体質を有する患者
投与に際しては問診を行い、観察を十分に行うこと。ショック、アナフィラキシーがあらわれるおそれがある12),13) 。
- 9.1.6心臓に基礎疾患を有する患者
観察に留意すること。不整脈・心電図異常があらわれることが報告されている14),15),16),17) 。
- 9.1.7誤嚥を起こすおそれのある患者(高齢者、嚥下困難者、喘息患者等)
経口投与する際には注意すること。誤嚥した場合には、観察を十分に行い、急速に進行する呼吸困難、低酸素血症、胸部X線による両側性びまん性肺浸潤陰影が認められた場合には、呼吸管理、循環管理等の適切な処置を行うこと。誤嚥により、呼吸困難、肺炎、肺肉芽腫の形成等を引き起こすおそれがある18),19),20),21) 。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、診断上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。本剤投与の際にはX線照射を伴う。
9.7 小児等
小児等には、診断上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。本剤投与の際にはX線照射を伴う。小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
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9.8.1検査後の硫酸バリウムの排泄については十分に留意すること。消化管運動機能が低下していることが多いため、硫酸バリウムの停留により、消化管穿孔が起こりやすく、また、起こした場合には、より重篤な転帰をたどることがある22) 。
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9.8.2観察に留意すること。不整脈・心電図異常があらわれることが報告されている14),15),16),17) 。
相互作用
副作用
その他の副作用
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| そう痒感 | 頻度不明 |
| 一過性の下痢・腹痛 | 頻度不明 |
| 便秘 | 頻度不明 |
| 嘔吐 | 頻度不明 |
| 悪心 | 頻度不明 |
| 排便困難 | 頻度不明 |
| 発疹 | 頻度不明 |
| 肛門部痛・出血 | 頻度不明 |
| 蕁麻疹 | 頻度不明 |
薬物動態・作用機序
作用機序
18.1 測定法
硫酸バリウムは生理活性を示さない。硫酸バリウムがX線の透過を阻害する物理的性質を利用し、消化管の病変を診断する。
薬物動態
16.2 吸収
経口により投与された硫酸バリウムは吸収されない。
16.5 排泄
消化管を通じて糞便と共に体外に排泄される。