Clinical snapshot

ネオレスタミンコーワ散1%

クロルフェニラミンマレイン酸塩

添付文書改訂 2022年08月01日

【禁忌】(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1閉塞隅角緑内障の患者[抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。]

  2. 2.2前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患のある患者[抗コリン作用による膀胱平滑筋の弛緩、膀胱括約筋の緊張により、症状を増悪させるおそれがある。]

  3. 2.3低出生体重児・新生児

  4. 2.4本剤の成分又は類似化合物に対し過敏症の既往歴のある患者

効能・効果

じん麻疹、血管運動性浮腫、枯草熱、皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、薬疹)、アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎、感冒等上気道炎に伴うくしゃみ・鼻汁・咳嗽

用法・用量

通常、成人1回0.2~0.6g(dl-クロルフェニラミンマレイン酸塩として2~6mg)を1日2~4回経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。

使用上の注意

眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないよう十分注意すること。

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1開放隅角緑内障の患者

抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。

  1. 9.1.2眼内圧亢進のある患者

抗コリン作用により眼内圧が上昇し、症状が増悪するおそれがある。

  1. 9.1.3甲状腺機能亢進症の患者

抗コリン作用により症状が増悪するおそれがある。

  1. 9.1.4狭窄性消化性潰瘍、幽門十二指腸通過障害のある患者

抗コリン作用により平滑筋の運動抑制、緊張低下がおこり、症状が増悪するおそれがある。

  1. 9.1.5循環器系疾患のある患者

抗コリン作用による心血管系への作用により、症状が増悪するおそれがある。

  1. 9.1.6高血圧症の患者

抗コリン作用により血管拡張が抑制され、血圧が上昇するおそれがある。

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

9.7 小児等

  1. 9.7.1低出生体重児及び新生児

投与しないこと。中枢神経系興奮等抗コリン作用に対する感受性が高く、痙攣等重篤な反応があらわれるおそれがある。

  1. 9.7.2乳児、幼児及び小児

乳児、幼児及び小児を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。

相互作用

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
中枢神経抑制剤
• 催眠剤
• 鎮静剤
• 抗不安剤等
減量するなど慎重に投与すること。 相互に作用を増強することがある。
MAO阻害剤 減量するなど慎重に投与すること。 中枢神経抑制作用が増強され、また抗コリン作用による副作用が増強されることがある。
アルコール 用量を調節するなど注意すること。 飲酒により相互に作用を増強することがある。
ドロキシドパ
ノルアドレナリン
血圧の異常上昇をおこすおそれがある。 機序は不明である。

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度
Al-Pの上昇等) 5%以上
ALT 5%以上
口渇 5%以上
多尿 5%以上
排尿困難 5%以上
焦燥感 5%以上
発疹 5%以上
眠気 1〜5%未満
神経過敏 5%以上
肝機能障害(AST 5%以上
胸やけ 5%以上
血小板減少 1%未満
複視 5%以上
頭痛 5%以上

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

ヒスタミンH1受容体を遮断することにより、H1受容体を介するヒスタミンによるアレルギー性反応(毛細血管の拡張と透過性亢進、知覚神経終末刺激によるそう痒等)を抑制する。