- 気管支喘息
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
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2.1 小児等
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2.2本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
効能・効果
用法・用量
通常、成人にはオザグレル塩酸塩水和物として1日量400mgを朝食後及び就寝前の2回に分けて経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。
使用上の注意
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8.1本剤は気管支拡張剤、ステロイド剤等と異なり、すでに起こっている発作を緩解する薬剤ではないので、このことは患者に十分説明しておく必要がある。
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8.2本剤を投与中、大発作をみた場合は、気管支拡張剤あるいはステロイド剤を投与する必要がある。
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8.3本剤投与によりステロイド維持量を減量し得た患者で、本剤の投与を中止する場合は、原疾患再発のおそれがあるので、注意すること。
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8.4本剤投与により効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり投与しないように注意すること。
9.1 合併症・既往歴等のある患者
- 9.1.1出血している患者
出血を助長する可能性がある。
- 9.1.2長期ステロイド療法を受けている患者
本剤投与によりステロイドの減量をはかる場合は十分な管理下で徐々に行うこと。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で乳汁への移行が認められている。また、ラットの周産期及び授乳期投与において大量投与(1000mg/kg)で新生児に体重増加抑制が報告されている。
9.7 小児等
投与しないこと。小児気管支喘息患者を対象とした臨床試験において、副作用として関節痛が報告されている。
相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
| • 抗血小板剤• チクロピジン • 血栓溶解剤• ウロキナーゼ • 抗凝血剤• ヘパリン • ワルファリン |
これらの薬剤と併用することにより出血傾向の増強をきたすおそれがある。 観察を十分に行い、用量を調節するなど注意すること。 |
本剤は血小板凝集能を抑制するため、類似の作用を持つ薬剤を併用することにより作用を増強する可能性がある。 |
副作用
その他の副作用
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| AST・ALTの上昇等 | 1%未満 |
| アルカリフォスファターゼの上昇 | 頻度不明 |
| しびれ感 | 1%未満 |
| そう痒 | 1%未満 |
| めまい | 頻度不明 |
| 下痢 | 頻度不明 |
| 下肢痛 | 頻度不明 |
| 便秘 | 1%未満 |
| 倦怠感 | 1%未満 |
| 出血傾向 | 1%未満 |
| 嘔吐 | 1%未満 |
| 嘔気 | 1%未満 |
| 心悸亢進 | 1%未満 |
| 振戦 | 頻度不明 |
| 月経異常(月経過多・月経延長) | 頻度不明 |
| 浮腫 | 1%未満 |
| 発熱 | 1%未満 |
| 発疹 | 1%未満 |
| 眠気 | 1%未満 |
| 筋肉痛 | 頻度不明 |
| 胃・腹部不快感 | 1%未満 |
| 胸部圧迫感 | 頻度不明 |
| 腹痛 | 1%未満 |
| 腹部膨満感 | 頻度不明 |
| 血小板減少 | 頻度不明 |
| 関節痛 | 頻度不明 |
| 頭痛 | 1%未満 |
| 食欲不振 | 1%未満 |
薬物動態・作用機序
作用機序
18.1 作用機序
本剤はトロンボキサン合成酵素を選択的に阻害してトロンボキサンA2の産生を抑制することにより、気管支喘息の基本的病態である気道過敏性を抑制し、また、気道収縮も抑制する。
18.2 アラキドン酸代謝酵素に対する作用
ヒト血小板、ウサギ肺及び血小板、モルモット肺のトロンボキサン合成酵素に対し強い阻害作用を示す。一方、シクロオキシゲナーゼ、プロスタグランジンI2合成酵素、プロスタグランジンE2イソメラーゼ及び5-リポキシゲナーゼに対しては影響を及ぼさない(in vitro)15),16),17)。
18.3 トロンボキサンA2の産生抑制作用
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18.3.1気管支喘息患者に経口投与すると、血漿中トロンボキサンA2量の低下傾向が認められる18)。
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18.3.2感作ラット及び感作モルモットのアレルギー性気道収縮モデル、モルモットの抗原、血小板活性化因子(PAF)及びフォルミル・メチオニル・ロイシル・フェニルアラニン(FMLP)吸入気道過敏性モデルに経口または十二指腸内投与すると、気管支肺胞洗浄液中のトロンボキサンA2産生を抑制する19),20),21),22)。
18.4 気道過敏性抑制作用
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18.4.1気管支喘息患者に経口投与すると、アセチルコリン又はロイコトリエンD4吸入誘発試験において、気道過敏性を改善する23)。
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18.4.2モルモットの抗原、PAFおよびFMLP吸入による気道反応性の亢進を経口又は十二指腸内投与で抑制する17),19),22),24)。
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18.4.3イヌのオゾン及び抗原吸入による気道反応性の亢進を経口又は静脈内持続投与で抑制する25),26)。
18.5 気道収縮抑制作用
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18.5.1感作ラット、感作モルモットの抗原誘発気道収縮を経口又は十二指腸内投与で抑制する20)。
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18.5.2モルモットのロイコトリエンC4及びPAF投与による気道収縮を経口投与で抑制する27)。
薬物動態
16.1 血中濃度
健康成人に200mgを単回経口投与すると、血漿中濃度は約1.3時間で最高に達し、その濃度は約1.9μg/mLで、血漿中半減期は約1.45時間である1)。
| 薬物・代謝物 | Tmax (hr) |
Cmax (ng/mL) |
AUC (ng・hr/mL) |
T1/2 (hr) |
|---|---|---|---|---|
| オザグレル | 1.3 | 1928.8 | 3913.2 | 1.45 |
| M-1 | 1.5 | 1821.9 | 4151.7 | - |
| M-2 | 1.5 | 587.3 | 1132.5 | - |
注)M-1、M-2は代謝産物
16.4 代謝
血漿中及び尿中主要代謝物は、プロペン酸部のβ酸化体(M-1)及び還元体(M-2)である。
16.5 排泄
投与後48時間までに投与量の74.6%が尿中に排泄され、その大部分が投与後8時間までに排泄される。M-1、M-2及び未変化体の一部がグルクロン酸抱合体として尿中に排泄される1),2)。