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トリアムシノロンアセトニドゲル0.1%「TK」

トリアムシノロンアセトニド製剤

添付文書改訂 2022年10月01日

【禁忌】(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1皮膚結核、単純疱疹、水痘、帯状疱疹、種痘疹[症状を増悪させるおそれがある。]

  2. 2.2本剤の成分に対し重篤な過敏症の既往歴のある患者

  3. 2.3鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎[穿孔の治癒を阻害するおそれがある。また、感染症があらわれるおそれがある。]

  4. 2.4潰瘍(ベーチェット病は除く)、第2度深在性以上の熱傷・凍傷[上皮形成を阻害するおそれがある。また、感染症があらわれるおそれがある。]

効能・効果

  • 湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症、女子顔面黒皮症、ビダール苔癬、放射線皮膚炎、日光皮膚炎を含む)

  • 皮膚そう痒症

  • 痒疹群(蕁麻疹様苔癬、ストロフルス、固定蕁麻疹を含む)

  • 虫さされ

  • 乾癬

  • 掌蹠膿疱症

  • 紅斑症(多形滲出性紅斑、結節性紅斑、ダリエ遠心性環状紅斑)

  • 紅皮症(悪性リンパ腫による紅皮症を含む)

  • 皮膚粘膜症候群(ベーチェット病を含む)

  • 薬疹・中毒疹

  • 円形脱毛症(悪性を含む)

  • 熱傷(瘢痕、ケロイドを含む)

  • 凍瘡

  • 天疱瘡群

  • ジューリング疱疹状皮膚炎(類天疱瘡を含む)

  • 扁平苔癬

  • 毛孔性紅色粃糠疹

用法・用量

通常1日2~3回適量を患部に塗布する。なお、症状により適宜増減する。

使用上の注意

  1. 8.1大量又は長期にわたる広範囲の密封法(ODT)等の使用により、副腎皮質ステロイド剤を全身投与した場合と同様な症状があらわれることがある。

  2. 8.2本剤の使用により症状の改善がみられない場合又は症状の悪化をみる場合は使用を中止すること。

  3. 8.3症状改善後は、できるだけ速やかに使用を中止すること。

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には大量又は長期にわたる広範囲の使用を避けること。妊娠マウスの器官形成期にトリアムシノロンアセトニドを筋肉内投与した実験で、胎児に口蓋裂が認められている。

9.7 小児等

長期・大量使用又は密封法(ODT)により発育障害を来すおそれがある。また、おむつは密封法と同様の作用があるので注意すること。

9.8 高齢者

慎重に使用すること。長期使用した場合、皮膚菲薄化等があらわれやすい。

相互作用

記載なし

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度
ステロイドざ瘡(尋常性ざ瘡に似るが 頻度不明
ステロイド皮膚(皮膚萎縮 頻度不明
ステロイド酒さすなわち口囲皮膚炎(口囲 頻度不明
下垂体・副腎皮質系機能の抑制 頻度不明
丘疹 頻度不明
刺激感 頻度不明
多毛 頻度不明
毛囊炎等)感染症 頻度不明
毛細血管拡張 頻度不明
毛細血管拡張) 頻度不明
痂皮 頻度不明
発疹 頻度不明
白色の面皰が多発する傾向がある。) 頻度不明
真菌性(カンジダ症・白癬等)及び細菌性(伝染性膿痂疹 頻度不明
紫斑 頻度不明
色素脱失 頻度不明
顔面全体に紅斑 頻度不明
魚鱗癬様皮膚変化 頻度不明
鱗屑を生じる。) 頻度不明

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

糖質コルチコイド作用を主とする作用持続性のトリアムシノロン誘導体である。糖質代謝作用、抗炎症、抗アレルギー作用が強く、一方、鉱質代謝作用は弱い3)。

18.2 毛細血管収縮作用

ヒトの健常皮膚において、酢酸ヒドロコルチゾンの100倍の毛細血管収縮作用を示している4)。 トリアムシノロンアセトニドゲル0.1%「TK」の血管収縮反応試験での組織への透過性は、ワセリン基剤の約16倍である5)。 トリアムシノロンアセトニドクリーム0.1%「TK」の血管収縮反応試験での組織への透過性は、ワセリン基剤の50~250倍である5)。

18.3 線維芽細胞増殖抑制作用

ラットの線維芽細胞での実験では、ヒドロコルチゾンの約150倍の抑制作用を示している6)。

18.4 血清及び尿中のOHCS値に対する影響

0.1%軟膏を尋常性乾癬の患者3例に20g/日、7日間密封塗布したとき、血清11-OHCS値及び尿中17-OHCS値に対する影響は軽度であると報告されている7)。

薬物動態

16.2 吸収

14C-トリアムシノロンアセトニド0.1%クリームをヒトの角質剥離皮膚に塗布したとき、24時間後においても塗布部位に約40%残存することが認められている1)。

16.3 分布

14C-トリアムシノロンアセトニド0.1%軟膏をヒトの健常腋窩皮膚に24時間密封塗布し、オートラジオグラフ法を用いて観察したとき、7日後においても毛囊壁、アポクリン腺に貯留が認められている2)。