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チアミン塩化物塩酸塩注10mg「NP」

チアミン塩化物塩酸塩注射液

添付文書改訂 2023年10月01日

【禁忌】(次の患者には投与しないこと)

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

効能・効果

  • ビタミンB1欠乏症の予防及び治療

  • ビタミンB1の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、甲状腺機能亢進症、妊産婦、授乳婦、はげしい肉体労働時等など)

  • ウェルニッケ脳炎

  • 脚気衝心

  • 下記疾患のうち、ビタミンB1の欠乏または代謝障害が関与すると推定される場合 神経痛、筋肉痛・関節痛、末梢神経炎・末梢神経麻痺、心筋代謝障害

神経痛、筋肉痛・関節痛、末梢神経炎・末梢神経麻痺及び心筋代謝障害の適応に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。

用法・用量

チアミン塩化物塩酸塩として、通常、成人1日1~50mgを皮下、筋肉内または静脈内注射する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。

使用上の注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1薬物過敏症の既往歴のある患者

9.7 小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

相互作用

記載なし

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度
発疹等 頻度不明

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

チアミンは、ATP存在下にthiamine diphosphateに変換し、生理作用をあらわす。 すなわち、糖質、蛋白質、脂質代謝において、また、TCAサイクルの関門として重要な位置を占めるピルビン酸の脱炭酸反応や、TCAサイクル内の反応であるα-ケトグルタール酸の脱炭酸反応に関与している。 更に、トランスケトラーゼの補酵素として5炭糖リン酸回路での糖代謝、核酸代謝に関与している2)。

薬物動態

16.1 血中濃度

  1. 16.1.1生物学的同等性試験

チアミン塩化物塩酸塩注10mg「NP」とメタボリンG注射液10mgのそれぞれ2mL(チアミン塩化物塩酸塩として20mg)を、クロスオーバー法により健康成人男子に絶食時に筋肉内投与して血中未変化体濃度を測定した。得られた薬物動態パラメータ(AUC0→4hr、Cmax)の平均値の差の95%信頼区間は±20%の範囲にあり、両剤の生物学的同等性が確認された1)。

判定パラメータ 参考パラメータ
AUC0→4hr
(ng・hr/mL)
Cmax
(ng/mL)
Tmax
(hr)
t1/2 
(hr)
チアミン塩化物塩酸塩注10mg「NP」 233.0±36.8 201±42 0.36±0.11 2.20±0.66
メタボリンG注射液10mg 230.2±35.9 195±50 0.27±0.08 2.64±1.05

(Mean±S.D., n=14 )

血中チアミン塩化物塩酸塩濃度注)推移 注) ⾎中チアミン塩化物塩酸塩濃度=薬剤投与後⾎中チアミン塩化物塩酸塩濃度-薬剤投与前⾎中チアミン塩化物塩酸塩濃度

⾎中濃度並びにAUC、Cmax 等のパラメータは、被験者の選 択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能 性がある。