- 〈適応菌種〉
クリンダマイシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌
- 〈適応症〉
表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、慢性膿皮症、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、涙嚢炎、麦粒腫、外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎、顎骨周辺の蜂巣炎、顎炎、猩紅熱
2.1本剤の成分又はリンコマイシン系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者
2.2エリスロマイシンを投与中の患者
クリンダマイシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌
表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、慢性膿皮症、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、涙嚢炎、麦粒腫、外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎、顎骨周辺の蜂巣炎、顎炎、猩紅熱
通常、成人はクリンダマイシン塩酸塩として1回150mg(力価)を6時間ごとに経口投与、重症感染症には1回300mg(力価)を8時間ごとに経口投与する。 小児には体重1kgにつき、1日量15mg(力価)を3~4回に分けて経口投与、重症感染症には体重1kgにつき1日量20mg(力価)を3~4回に分けて経口投与する。ただし、年齢、体重、症状等に応じて適宜増減する。
8.1本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
8.2本剤の投与により、まれに発熱、腹痛、白血球増多、粘液・血液便を伴う激症下痢を主症状とする重篤な大腸炎で、内視鏡検査により偽膜斑等の形成をみる偽膜性大腸炎があらわれることがある。発症後直ちに投与を中止しなければ電解質失調、低蛋白血症等に陥り、特に高齢者及び衰弱患者では予後不良となることがある。 したがって、投与患者に対し、投与中又は投与後2~3週間までに腹痛、頻回な下痢があらわれた場合には服用を中止し、直ちに医師に通知するよう注意すること。
8.3汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少、好酸球増多、白血球減少、顆粒球減少があらわれることがあるので、血液検査等の観察を十分に行うこと。
8.4肝機能障害、黄疸、Al-Pの上昇、ASTの上昇、ALTの上昇があらわれることがあるので、定期的に肝機能検査を行うなど観察を十分に行うこと。
8.5急性腎障害、BUNの上昇、クレアチニンの上昇、NPNの上昇、窒素血症、乏尿、蛋白尿があらわれることがあるので、定期的に腎機能検査を行うなど観察を十分に行うこと。
偽膜性大腸炎等の重篤な大腸炎があらわれるおそれがある。
重症の即時型アレルギー反応があらわれるおそれがある。
食道に停留し、崩壊すると、食道炎や食道潰瘍を起こすおそれがある。
本剤は筋への直接作用により収縮を抑制するので、症状が悪化するおそれがある。
腎排泄は本剤の主排泄経路ではないが、消失半減期が延長するおそれがある。
胆汁排泄のため、消失半減期が延長するおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒト母乳中へ移行する。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8.1一般に生理機能が低下している。
9.8.2偽膜性大腸炎等の重篤な大腸炎があらわれるおそれがある。
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
| エリスロマイシン • (エリスロシン等) |
併用しても本剤の効果があらわれないと考えられる。 | 細菌のリボゾーム50S Subunitへの親和性が本剤より高い。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
| 末梢性筋弛緩剤 • スキサメトニウム ツボクラリン等 |
筋弛緩作用が増強される。 | 本剤は神経筋遮断作用を有する。 |
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| Al-Pの上昇 | 頻度不明 |
| ALTの上昇 | 頻度不明 |
| ASTの上昇 | 頻度不明 |
| BUNの上昇 | 頻度不明 |
| NPNの上昇 | 頻度不明 |
| カンジダ症 | 頻度不明 |
| クレアチニンの上昇 | 頻度不明 |
| そう痒 | 頻度不明 |
| めまい | 頻度不明 |
| 下痢 | 頻度不明 |
| 乏尿 | 頻度不明 |
| 倦怠感 | 頻度不明 |
| 口内炎 | 頻度不明 |
| 多発性関節炎 | 頻度不明 |
| 好酸球増多 | 頻度不明 |
| 小水疱性皮膚炎 | 頻度不明 |
| 悪心・嘔吐 | 頻度不明 |
| 浮腫 | 頻度不明 |
| 発熱 | 頻度不明 |
| 発疹 | 頻度不明 |
| 白血球減少 | 頻度不明 |
| 皮膚血管炎 | 頻度不明 |
| 窒素血症 | 頻度不明 |
| 耳鳴 | 頻度不明 |
| 腟炎 | 頻度不明 |
| 腹痛 | 頻度不明 |
| 舌炎 | 頻度不明 |
| 苦味 | 頻度不明 |
| 蛋白尿 | 頻度不明 |
| 軟便 | 頻度不明 |
| 頭痛 | 頻度不明 |
| 顆粒球減少 | 頻度不明 |
| 食欲不振 | 頻度不明 |
| 食道潰瘍 | 頻度不明 |
| 食道炎 | 頻度不明 |
細菌のリボゾーム50S Subunitに作用し、ペプチド転移酵素反応を阻止し蛋白合成を阻害する。
ブドウ球菌、溶血性連鎖球菌、肺炎球菌等のグラム陽性球菌に対して抗菌作用を示す6),7)(in vitro)。
健康成人3例に1回300mg(力価)を経口投与したときの血中濃度は投与後1時間でピーク(平均3.25μg/mL)に達した3)。
クリンダマイシンは肝で代謝され、N-デメチルクリンダマイシンとクリンダマイシンスルホキシドの2つの抗菌活性のある代謝産物を生じる4)。
健康成人4例に1回150mg(力価)を経口投与したときの24時間までの尿中排泄率は平均17.7%であった5)。