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タンニン酸アルブミン 「メタル」

タンニン酸アルブミン、タンナルビン

添付文書改訂 2024年01月01日

【禁忌】(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1出血性大腸炎の患者[腸管出血性大腸菌(O157等)や赤痢菌等の重篤な細菌性下痢患者では、症状の悪化、治療期間の延長をきたすおそれがある。]

  2. 2.2牛乳アレルギーのある患者[ショックまたはアナフィラキシーを起こすことがある。]

  3. 2.3本剤に対し過敏症の既往歴のある患者[本剤投与により過敏症状があらわれることがある。]

  4. 2.4経口鉄剤を投与中の患者

効能・効果

下痢症

用法・用量

タンニン酸アルブミンとして通常、成人1日3~4gを3~4回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

使用上の注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1細菌性下痢の患者

治療上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しない。治療期間の延長をきたすおそれがある。

9.3 肝機能障害患者

肝障害を悪化させるおそれがある。

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

9.8 高齢者

減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。

相互作用

10.1 併用禁忌(併用しないこと)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
経口鉄剤
(フェロミア、フェロ・グラデュメット、インクレミンシロップ、フェルムカプセル)
相互に作用が減弱することがあるので、併用しないこと。 鉄と結合し、タンニン酸鉄となり、タンニン酸による収れん作用が減弱する。

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
ロペラミド塩酸塩 ロペラミド塩酸塩の効果が減弱するおそれがあるので、投与間隔をあけるなど併用に注意すること。 本剤がロペラミド塩酸塩を吸着することが考えられる。

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度
便秘 頻度不明
肝障害 頻度不明
食欲不振 頻度不明

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

本剤はタンニン酸がアルブミンと結合し、かつ加熱して硬化処理をほどこしてあるため、水に溶解せず、口腔、胃ではタンニン酸による収れん作用が現れない。腸に至って初めて膵液により徐々に分解してタンニン酸を遊離し、全腸管にわたって緩和な収れん作用を及ぼし止瀉作用を示す1) 。

薬物動態

16.2 吸収

膵液によってタンニン酸とアルブミンに分解され、タンニン酸は更に加水分解をうけて没食子酸とブドウ糖になり吸収される。

16.4 代謝

経口投与後、口腔、胃では分解を受けず、膵液により腸管内で徐々に分解しタンニン酸を遊離する。