〔成人〕 〇アレルギー性鼻炎 〇蕁麻疹、湿疹・皮膚炎、痒疹、皮膚そう痒症
〔小児〕 〇アレルギー性鼻炎 〇蕁麻疹、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症)に伴うそう痒
2.1本剤の成分又はピペラジン誘導体(レボセチリジン、ヒドロキシジンを含む)に対し過敏症の既往歴のある患者
2.2重度の腎機能障害(クレアチニンクリアランス10mL/min未満)のある患者
〔成人〕 〇アレルギー性鼻炎 〇蕁麻疹、湿疹・皮膚炎、痒疹、皮膚そう痒症
〔小児〕 〇アレルギー性鼻炎 〇蕁麻疹、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症)に伴うそう痒
通常、成人にはセチリジン塩酸塩として1回10mgを1日1回、就寝前に経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減するが、最高投与量は1日20mgとする。
〈5mg錠〉
〔成人〕
通常、成人にはセチリジン塩酸塩として1回10mgを1日1回、就寝前に経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減するが、最高投与量は1日20mgとする。
通常、7歳以上15歳未満の小児にはセチリジン塩酸塩として1回5mgを1日2回、朝食後及び就寝前に経口投与する。
8.1眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないよう十分注意すること。
8.2効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり投与しないように注意すること。
痙攣を発現するおそれがある。
投与しないこと。高い血中濃度が持続するおそれがある。
高い血中濃度が持続するおそれがある。
高い血中濃度が持続するおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。 動物実験(ラット)で胎盤を通過することが報告されている。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。 ヒト乳汁中へ移行することが報告されている。
9.7.12歳以上7歳未満の小児に対してはセチリジン塩酸塩ドライシロップを投与すること。
9.7.2低出生体重児、新生児、乳児又は2歳未満の幼児を対象とした臨床試験は実施していない。
慎重に投与し、異常が認められた場合は減量又は休薬するなど適切な処置を行うこと。腎機能が低下していることが多く、高い血中濃度が持続するおそれがある。
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
| テオフィリン | テオフィリンの薬物動態に変化はないが、本剤の曝露量の増加が報告されている。 | 機序は明らかではないが、本剤のクリアランスが16%減少する。 |
| リトナビル | 本剤の曝露量の増加(40%)及びリトナビルの曝露量のわずかな変化(-11%)が報告されている。 | リトナビルにより本剤の腎排泄が阻害される可能性が考えられる。 |
| 中枢神経抑制剤 アルコール |
中枢神経系に影響を与える可能性がある。 | 中枢神経抑制作用が増強される可能性がある。 |
| ピルシカイニド塩酸塩水和物 | 両剤の血中濃度が上昇し、ピルシカイニド塩酸塩水和物の副作用が発現したとの報告がある。 | 機序は明らかではない。 |
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| Al-P上昇 | 1%未満 |
| ALT上昇 | 頻度不明 |
| AST上昇 | 頻度不明 |
| BUN上昇 | 1%未満 |
| ウロビリノーゲンの異常 | 1%未満 |
| かぶれ | 1%未満 |
| しびれ感 | 1%未満 |
| そう痒感 | 1%未満 |
| ふらふら感 | 1%未満 |
| ほてり | 1%未満 |
| めまい | 1%未満 |
| リンパ球増多 | 1%未満 |
| 下痢 | 1%未満 |
| 不整脈(房室ブロック | 1%未満 |
| 不眠 | 頻度不明 |
| 不随意運動 | 頻度不明 |
| 体重増加 | 頻度不明 |
| 便秘 | 1%未満 |
| 倦怠感 | 頻度不明 |
| 健忘 | 頻度不明 |
| 動悸 | 1%未満 |
| 単球増多 | 1%未満 |
| 口内炎 | 1%未満 |
| 口唇乾燥感 | 1%未満 |
| 口唇炎 | 1%未満 |
| 口渇 | 頻度不明 |
| 味覚異常 | 1%未満 |
| 咳嗽 | 頻度不明 |
| 嗅覚異常 | 頻度不明 |
| 嘔吐 | 1%未満 |
| 嘔気 | 頻度不明 |
| 多形紅斑 | 頻度不明 |
| 好中球減少 | 1%未満 |
| 好酸球増多 | 頻度不明 |
| 尿糖 | 1%未満 |
| 尿蛋白 | 1%未満 |
| 尿閉 | 頻度不明 |
| 幻覚 | 頻度不明 |
| 心房細動) | 1%未満 |
| 息苦しさ | 1%未満 |
| 悪夢 | 頻度不明 |
| 意識消失 | 頻度不明 |
| 手足のこわばり | 頻度不明 |
| 抑うつ | 頻度不明 |
| 振戦 | 頻度不明 |
| 排尿困難 | 頻度不明 |
| 攻撃性 | 頻度不明 |
| 月経異常 | 1%未満 |
| 期外収縮 | 1%未満 |
| 浮腫 | 1%未満 |
| 浮遊感 | 1%未満 |
| 消化不良 | 1%未満 |
| 激越 | 頻度不明 |
| 無力症 | 頻度不明 |
| 発作性上室性頻拍 | 1%未満 |
| 発疹 | 1%未満 |
| 白血球増多 | 1%未満 |
| 白血球減少 | 1%未満 |
| 眠気 | 頻度不明 |
| 眼球回転発作 | 頻度不明 |
| 筋肉痛 | 頻度不明 |
| 結膜充血 | 1%未満 |
| 総ビリルビン上昇 | 頻度不明 |
| 耳鳴 | 1%未満 |
| 胃不快感 | 1%未満 |
| 胃痛 | 1%未満 |
| 胸痛 | 1%未満 |
| 脱毛 | 頻度不明 |
| 腹痛 | 1%未満 |
| 腹部不快感 | 1%未満 |
| 腹部膨満感 | 頻度不明 |
| 自殺念慮 | 頻度不明 |
| 蕁麻疹 | 1%未満 |
| 血圧上昇 | 1%未満 |
| 血小板増加 | 1%未満 |
| 血小板減少 | 1%未満 |
| 血尿 | 1%未満 |
| 血管浮腫 | 1%未満 |
| 遺尿 | 頻度不明 |
| 錯感覚 | 頻度不明 |
| 関節痛 | 頻度不明 |
| 霧視 | 1%未満 |
| 頭痛 | 1%未満 |
| 頭重感 | 1%未満 |
| 頻尿 | 1%未満 |
| 頻脈 | 1%未満 |
| 食欲不振 | 頻度不明 |
| 食欲亢進 | 頻度不明 |
| 鼻出血 | 頻度不明 |
ヒスタミンH1受容体に選択的に結合することにより、ヒスタミンの作用を阻害する。
摘出臓器(ヒト気管支平滑筋)のヒスタミン反応を濃度依存的に抑制した21) 。また、ヒスタミン誘発皮膚反応及びヒスタミン誘発鼻症状を抑制し、その作用は速効的かつ持続的であった(ヒト)22) ,23) 。 ヒスタミンH2、ドパミン、アセチルコリン、セロトニンの各受容体に対する親和性は低く(ラット、モルモット)24) 、中枢神経系におけるヒスタミンH1受容体への影響が少ない(ラット)25) 。
好酸球に対しin vitro及びin vivoにおいて遊走抑制を示し、好酸球活性化の指標であるスーパーオキサイド産生を抑制した(ヒト)26),27) 。
ヒト肺切片からのロイコトリエン及びプロスタグランジンD2遊離を抑制した28) 。
健康成人にセチリジン塩酸塩錠10mgを単回経口投与した場合、速やかに吸収され、投与約1.4時間後に最高血漿中濃度(Cmax)214.5ng/mLに達し、血漿中濃度消失半減期は約7時間であった。また、20mgを単回経口投与した場合、投与量の増加に伴ってCmaxの上昇、AUCの増大が認められた。健康成人に1日1回20mgを7日間連続経口投与した場合、蓄積性は認められなかった1) 。
| 投与量 | Tmax (hr) |
Cmax (ng/mL) |
T1/2 (hr) |
AUC (mg・hr/L) |
|---|---|---|---|---|
| 10mg | 1.44±0.18 | 214.5±12.5 | 6.73±0.81 | 2.0±0.1 |
| 20mg | 1.50±0.13 | 438.1±39.5 | 6.79±0.66 | 3.9±0.3 |
(平均値±標準誤差、n=8)
日本人の通年性アレルギー性鼻炎患児又は皮膚疾患患児を対象とした臨床試験5試験、570例から得られた血清中濃度値994点を用い、母集団薬物動態解析(非線形混合効果モデル法、NONMEM)を行った。その結果、体重が共変量として認められ、2~6歳の小児(本年齢層における体重の中央値:18.0kg)の全身クリアランス(CL/F)は1.64L/hr、分布容積(V/F)は11.9L、7~14歳の小児(同:31.0kg)のCL/Fは2.11L/hr、V/Fは17.7Lと推定された。また、セチリジン塩酸塩2.5mg 1日2回投与時の定常状態時最低血清中濃度(Css min)及び最高血清中濃度(Css max)は、それぞれ58±25ng/mL及び214±50ng/mL(平均±標準偏差注)、以下同様)と推定され、セチリジン塩酸塩5mg 1日2回投与時のCss min及びCss maxは、それぞれ100±40ng/mL及び308±74ng/mLと推定された2) 。 注)1000例の血清中濃度推移をシミュレーションしたときの推定値
セチリジン塩酸塩錠5mg「イワキ」とジルテック錠5を、クロスオーバー法によりそれぞれ1錠(セチリジン塩酸塩として5mg)健康成人男子20名に絶食単回経口投与して血漿中未変化体濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、log(0.8)〜log(1.25)の範囲内であり、両剤の生物学的同等性が確認された3) 。
| 製剤\パラメータ | Tmax (hr) |
Cmax (ng/mL) |
T1/2 (hr) |
AUC0-24hr (ng・hr/mL) |
|---|---|---|---|---|
| セチリジン塩酸塩錠5mg「イワキ」 | 1.3±0.4 | 167.1±47.1 | 6.4±0.9 | 1152.5±321.4 |
| ジルテック錠5 | 1.2±0.6 | 172.8±56.3 | 6.9±0.8 | 1140.5±303.8 |
(平均±標準偏差、n=20)
血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
〈セチリジン塩酸塩錠10mg「イワキ」〉
セチリジン塩酸塩錠10mg「イワキ」とジルテック錠10を、クロスオーバー法によりそれぞれ1錠(セチリジン塩酸塩として10mg)健康成人男子20名に絶食単回経口投与して血漿中未変化体濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、log(0.8)〜log(1.25)の範囲内であり、両剤の生物学的同等性が確認された4) 。
| 製剤\パラメータ | Tmax (hr) |
Cmax (ng/mL) |
T1/2 (hr) |
AUC0-24hr (ng・hr/mL) |
|---|---|---|---|---|
| セチリジン塩酸塩錠10mg「イワキ」 | 1.2±0.4 | 296.9±39.3 | 6.5±0.9 | 2306.7±288.1 |
| ジルテック錠10 | 1.0±0.6 | 296.9±39.2 | 6.7±0.7 | 2293.7±305.6 |
(平均±標準偏差、n=20)
14C標識-セチリジン0.1、1及び10μg/mL濃度のin vitroにおけるヒト血漿蛋白との結合率は、平均92%(90.7~92.5%)であった(平衡透析法)5) 。
健康成人に1日1回セチリジン塩酸塩20mgを7日間連続経口投与した場合、血漿中に酸化的脱アルキル体がわずかに認められた1) 。
健康成人にセチリジン塩酸塩10mg又は20mgを単回経口投与した場合、24時間後までに投与量の約50%が未変化体として尿中に排泄された。また、健康成人に1日1回20mgを7日間連続経口投与した場合、未変化体の1日投与量に対する尿中排泄率は、1日目は24時間後までに約58%、7日目は約70%であった1) 。
腎機能障害患者(クレアチニンクリアランス:7~60mL/min)にセチリジン塩酸塩10mgを単回経口投与した場合、腎機能正常者に比べ血清中濃度は持続し、血清中濃度消失半減期の延長が認められた6) (外国人デ-タ)。
| クレアチニン クリアランス (mL/min) |
Tmax (hr) |
Cmax (ng/mL) |
T1/2 (hr) |
AUC (mg・hr/L) |
|---|---|---|---|---|
| >90 | 0.9±0.2 | 313±45 | 7.4±3.0 | 2.7±0.4 |
| 31~60 | 1.1±0.2 | 356±64 | 19.2±3.3 | 6.9±1.8 |
| 7~30 | 2.2±1.1 | 357±172 | 20.9±4.4 | 10.7±2.4 |
(平均値±標準偏差、n=5)
また、血液透析患者(n=5)にセチリジン塩酸塩10mgを透析開始3時間前に経口投与した場合、血清中濃度消失半減期は平均19.3時間で延長が認められた7) (外国人データ)。
原発性胆汁性肝硬変患者にセチリジン塩酸塩10mgを単回経口投与した場合、肝機能正常成人6) に比べ、血清中濃度消失半減期の延長、Cmaxの上昇、AUCの増大が認められた8) (外国人データ)。
| 投 与 量 (被験者、例数) |
Tmax (hr) |
Cmax (ng/mL) |
T1/2 (hr) |
AUC (mg・hr/L) |
|---|---|---|---|---|
| 10mg (肝機能正常成人、n=14) |
1.0±0.5 | 384±103 | 7.4±1.6 | 3.3±0.9 |
| 10mg (原発性胆汁性肝硬変患者、n=6) |
1.0±0.4 | 498±118 | 13.8±1.8 | 6.4±1.6 |
(平均値±標準偏差)
高齢者(年齢:平均77歳、クレアチニンクリアランス:平均53mL/min)にセチリジン塩酸塩10mgを単回経口投与した場合、成人(年齢:平均53歳、クレアチニンクリアランス:平均87mL/min)に比べ、血清中濃度消失半減期の延長とCmaxの上昇が認められ、これらの薬物動態パラメータの変化は、腎機能の低下によるものと考えられた6) (外国人データ)。
| 投 与 量 (被験者、例数) |
Tmax (hr) |
Cmax (ng/mL) |
T1/2 (hr) |
AUC (mg・hr/L) |
|---|---|---|---|---|
| 10mg (成 人、n=14) |
1.0±0.5 | 384±103 | 7.4±1.6 | 3.3±0.9 |
| 10mg (高齢者、n=16) |
0.9±0.3 | 460±59 | 11.8±5.4 | 5.6±1.8 |
(平均値±標準偏差)
セチリジン塩酸塩錠5㎎「イワキ」及びセチリジン塩酸塩錠10㎎「イワキ」は、日本薬局方医薬品各条に定められたセチリジン塩酸塩錠の溶出規格に適合していることが確認されている9) 。