Clinical snapshot

ジルダザック軟膏3%

ベンダザック軟膏

添付文書改訂 2023年07月01日

効能・効果

  • 褥瘡、熱傷潰瘍、放射線潰瘍

  • 接触性皮膚炎、急性湿疹、アトピー性皮膚炎、慢性湿疹、尋常性乾癬、乳幼児湿疹、帯状疱疹

用法・用量

  • 〈皮膚潰瘍類〉

本品の適量を1日数回患部に塗布する。なお、必要に応じて1日1~2回の貼布療法を行う。

  • 〈炎症性皮膚疾患〉

本品の適量を1日数回患部に塗布する。症状によりODT療法、ステロイド外用剤の併用を行う。

使用上の注意

本剤の長期使用により過敏症状があらわれる可能性がある。

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

相互作用

記載なし

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度
そう痒症状の悪化 1〜5%未満
刺激感 1〜5%未満
潮紅 1〜5%未満
発赤 1〜5%未満

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

明確な作用機序は不明であるが、ベンダザックは、抗炎症作用・抗蛋白変性作用・抗浮腫作用・抗壊死作用を示す。

18.2 抗炎症・抗浮腫・抗壊死効果

  1. 18.2.1熱湯試験管による皮膚熱炎症、PCA炎症(マウス・モルモット)に対し抗炎症作用を示し、尿素による壊死変性(ラット)に対し壊死の抑制ならびに進行遅延が認められた3),4)。また、氷酢酸ディスクによる皮膚炎症(マウス)、カラゲニン浮腫・セロトニン浮腫、セロトニン‐尿素壊死(ラット)に対する抗浮腫・抗壊死作用等が報告されている5),6)。

  2. 18.2.2皮膚潰瘍面の分泌物を減少させ瘍面を浄化するとともに表皮形成を促進し組織修復を速めた(ヒト)7),8),9),10)。

  3. 18.2.3ヒスタミンあるいはブラジキニン皮下投与による血管透過性亢進(マウス)に対し、軟膏塗布あるいはベンダザックNaの腹腔内投与により抑制を示した11)。

薬物動態

16.2 吸収

軟膏をヒト(5名)に塗布し、塗布直後及び24時間後の回収率ならびにそれらに基づき算出した吸収率は、それぞれ90.6±1.5%、75.2±1.0%、15.4±1.5%(平均±標準誤差)であった1)。

16.5 排泄

ラットに14C-ベンダザック軟膏248~312mg(2.69~2.87μCi)を塗布したところ、48時間後までに尿へ6.4%、糞へ2.1%がそれぞれ排泄された2)。