- ドライアイ
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
- 2.1本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
効能・効果
用法・用量
- 通常、1回1滴、1日3回点眼する。
使用上の注意
9.7 小児等
- 小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
相互作用
記載なし
副作用
その他の副作用
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| ALT上昇 | 頻度不明 |
| ねばつき感) | 1%未満 |
| 好酸球増加 | 頻度不明 |
| 流涙増加 | 頻度不明 |
| 疼痛 | 1%未満 |
| 眼のそう痒感 | 1%未満 |
| 眼の異常感(乾燥感 | 1%未満 |
| 眼の異物感 | 頻度不明 |
| 眼刺激 | 1〜5%未満 |
| 眼痛 | 頻度不明 |
| 眼瞼炎 | 頻度不明 |
| 眼脂 | 1〜5%未満 |
| 眼部不快感 | 頻度不明 |
| 糸状角膜炎・表層角膜炎・角膜びらん等の角膜上皮障害 | 頻度不明 |
| 結膜下出血 | 頻度不明 |
| 結膜充血 | 1%未満 |
| 結膜炎 | 頻度不明 |
| 羞明 | 頻度不明 |
| 違和感 | 1%未満 |
| 霧視 | 頻度不明 |
| 頭痛 | 頻度不明 |
薬物動態・作用機序
作用機序
18.1 作用機序
- ジクアホソルナトリウムは、結膜上皮及び杯細胞膜上のP2Y2受容体に作用し、細胞内のカルシウム濃度を上昇させることにより、水分及びムチンの分泌促進作用を示す。また、角膜上皮の膜結合型ムチンの発現・産生促進作用も有する。さらに、涙液中脂質を増加させる8),9),10),11),12),13)。
18.2 ムチンを含む涙液分泌促進作用
-
正常動物(ウサギ及びラット)において、ジクアホソルナトリウムの単回点眼により、涙液の分泌及び結膜細胞からのムチン分泌を促進した11),14),15)。
-
ラットドライアイモデルにおいて、ジクアホソルナトリウムの単回点眼により、涙液の分泌を促進した。また、反復点眼により、結膜組織内のムチン量は増加した16),17)。
18.3 角膜上皮細胞のムチン産生促進作用
- ジクアホソルナトリウムは、角膜上皮細胞のムチンの遺伝子発現及びタンパク質産生を促進した(in vitro)12),18)。
18.4 涙液中脂質増加作用
- 本剤の単回点眼により、正常ウサギの涙液中脂質は増加した13)。
18.5 角膜上皮障害改善作用
- ラットドライアイモデルに本剤を4週間反復点眼した結果、角膜上皮障害は点眼回数依存的に改善し、1日3回点眼以上で最大効果を示し、その効果は3%ジクアホソルナトリウム点眼液(1日6回点眼製剤)の1日6回点眼と同程度であった19)。
薬物動態
16.1 血中濃度
- 健康成人男性の両眼に0.3%、1%、3%、5%ジクアホソルナトリウム点眼液(1日6回点眼製剤)を1回1滴、1日1回1日間、1日6回1日間もしくは1日6回7日間点眼注1) したときの血漿中未変化体及び代謝物濃度を測定した結果、血漿中未変化体濃度は、すべての被験者における全測定時点で定量下限値(2ng/mL)未満であった。代謝物(UTP、UDP、UMP、ウリジン)についても、内因性成分に由来する生理的濃度に影響を与えなかった1),2) 。
注1)本剤は1日3回点眼製剤であり、承認されている濃度は3%である。
16.3 分布
- 白色ウサギの両眼に3%ジクアホソルナトリウム点眼液(1日6回点眼製剤)及び本剤(1日3回点眼製剤)を単回点眼したとき、角膜、結膜及び涙液中ジクアホソル濃度はいずれも点眼後15分(角膜及び結膜)又は1分(涙液)に最高濃度を示した後、時間経過とともに減少した。角膜、結膜及び涙液中ジクアホソル濃度は両製剤で同程度であった3) 。
16.4 代謝
- ヒト血漿及びヒト肝ミクロソームを用いたin vitro代謝反応において、ジクアホソルナトリウムは速やかに代謝を受け、UMP、ウリジン及びウラシルの生成が認められた4),5)(in vitro)。 ジクアホソルナトリウムはecto alkaline phosphodiesterase Iにより、UTP及びUMPに加水分解されると考えられた6)。