Clinical snapshot

シアノコバラミン点眼液0.02%「日点」

シアノコバラミン点眼液

添付文書改訂 2023年02月01日

効能・効果

調節性眼精疲労における微動調節の改善

用法・用量

通常、1回1~2滴を1日3~5回点眼する。 なお、症状により適宜増減する。

使用上の注意

9.5 妊婦

  • 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

9.6 授乳婦

  • 治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

相互作用

記載なし

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度
過敏症状 頻度不明

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

眼における酸素消費量を増し、ATP産生を増大させることにより調節性眼精疲労を改善する5)。

18.2 調節機能改善作用

調節性眼精疲労患者における0.02%シアノコバラミン点眼液の調節機能に及ぼす影響をプラセボとの二重盲検比較により検討した結果、調節時間及び調節運動においては改善の傾向がみられ、微動調節ではプラセボと比べて有意な改善効果が認められた6)。

18.3 組織呼吸増加作用

白色ウサギの網膜浮遊液中に0.0025、0.025、0.1、0.5、5.0、10.0、50.0、100.0μg/mLのコバマミド(補酵素型ビタミンB12)を添加すると、網膜の酸素消費量はいずれも増強し、その程度には用量依存性が認められた(in vitro)7)。

18.4 神経興奮伝導に対する作用

カエル及びウサギの坐骨神経を用い、補酵素型ビタミンB12(もしくはメチルコバラミン)の神経の興奮伝導に対する作用を調べた結果、低濃度では細胞膜を過分極の状態にし、活動電位の振幅を増大させ、高濃度では脱分極を引き起こし、活動電位の振幅を減少させることが示された。より高濃度ではこの脱分極は興奮伝導の遮断をもたらすが、この脱分極が閾値膜電位より小さければ神経細胞の興奮性は増大し、不応期が短縮する可能性のあることが示唆された(in vitro)8),9)。

薬物動態

16.3 分布

白色ウサギに標識したシアノコバラミン液を2分毎に15回、総量0.3mLを点眼したとき、最終点眼直後及び1時間後の眼内移行率は、シアノコバラミンの総投与量を100%とすると次のとおりであった1)。

最終点眼直後(%) 最終点眼1時間後(%)
結膜 1.286 0.132
角膜 0.156 0.115
強膜(毛様体部) 0.097 0.033
強膜後部 0.212 0.027
前房水 0.008 0.015
水晶体 0.007 0.008
虹彩 0.015 0.022
毛様体 0.045 0.036
硝子体 0.007 0.013
網脈絡膜 0.013 0.011

薬価情報

YJコードに紐付く薬価基準収載データを年度別に表示します。

同成分参考薬価: ¥92.30
本剤のYJコード(1319710Q2116)に完全に一致する薬価データが見つかりません。 代わりに、同一成分・同一規格(YJコード前方一致)の同等品・他社製品の薬価情報を表示しています。
年度 品名 規格 単位 薬価 後発品 適用日 製造販売会社
2026年度
シアノコバラミン0.02%5mL点眼液
1319710Q2019
0.02%5mL1瓶 0.02%5mL1瓶 ¥92.30
2026年度
サンコバ点眼液0.02%
1319710Q2078
0.02%5mL1瓶 0.02%5mL1瓶 ¥94.80