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各種呼吸器疾患における鎮咳・鎮静
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疼痛時における鎮痛
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激しい下痢症状の改善
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
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2.1重篤な呼吸抑制のある患者[呼吸抑制を増強する。]
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2.212歳未満の小児
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2.3扁桃摘除術後又はアデノイド切除術後の鎮痛目的で使用する18歳未満の患者[重篤な呼吸抑制のリスクが増加するおそれがある。]
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2.4気管支喘息発作中の患者[気道分泌を妨げる。]
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2.5重篤な肝機能障害のある患者
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2.6慢性肺疾患に続発する心不全の患者[呼吸抑制や循環不全を増強する。]
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2.7痙攣状態(てんかん重積症、破傷風、ストリキニーネ中毒)にある患者[脊髄の刺激効果があらわれる。]
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2.8急性アルコール中毒の患者[呼吸抑制を増強する。]
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2.9アヘンアルカロイドに対し過敏症の患者
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2.10出血性大腸炎の患者[腸管出血性大腸菌(O157等)や赤痢菌等の重篤な細菌性下痢のある患者では、症状の悪化、治療期間の延長をきたすおそれがある。]
効能・効果
用法・用量
通常、成人には、コデインリン酸塩水和物として、1回20mg、1日60mgを経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
使用上の注意
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8.1連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、慎重に投与すること。
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8.2眠気、めまいが起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。
9.1 合併症・既往歴等のある患者
- 9.1.1細菌性下痢のある患者
治療上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。治療期間の延長をきたすおそれがある。
- 9.1.218歳未満の肥満、閉塞性睡眠時無呼吸症候群又は重篤な肺疾患を有する患者
投与しないこと。重篤な呼吸抑制のリスクが増加するおそれがある。
- 9.1.3心機能障害のある患者
循環不全を増強するおそれがある。
- 9.1.4呼吸機能障害のある患者
呼吸抑制を増強するおそれがある。
- 9.1.5脳に器質的障害のある患者
呼吸抑制や頭蓋内圧の上昇を起こすおそれがある。
- 9.1.6ショック状態にある患者
循環不全や呼吸抑制を増強するおそれがある。
- 9.1.7代謝性アシドーシスのある患者
呼吸抑制を起こすおそれがある。
- 9.1.8甲状腺機能低下症(粘液水腫等)の患者
呼吸抑制や昏睡を起こすおそれがある。
- 9.1.9副腎皮質機能低下症(アジソン病等)の患者
呼吸抑制作用に対し、感受性が高くなっている。
- 9.1.10薬物依存の既往歴のある患者
依存性を生じやすい。
- 9.1.11衰弱者
呼吸抑制作用に対し、感受性が高くなっている。
- 9.1.12前立腺肥大による排尿障害、尿道狭窄、尿路手術術後の患者
排尿障害を増悪することがある。
- 9.1.13器質的幽門狭窄、麻痺性イレウス又は最近消化管手術を行った患者
消化管運動を抑制する。
- 9.1.14痙攣の既往歴のある患者
痙攣を誘発するおそれがある。
- 9.1.15胆嚢障害及び胆石のある患者
胆道痙攣を起こすことがある。
- 9.1.16重篤な炎症性腸疾患のある患者
連用した場合、巨大結腸症を起こすおそれがある。
9.2 腎機能障害患者
排泄が遅延し、副作用があらわれるおそれがある。
9.3 肝機能障害患者
- 9.3.1重篤な肝機能障害のある患者
投与しないこと。昏睡に陥ることがある。
- 9.3.2肝機能障害患者(重篤な肝機能障害のある患者を除く)
代謝が遅延し、副作用があらわれるおそれがある。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験(マウス)で催奇形作用が報告されている。 分娩前に投与した場合、出産後新生児に退薬症候(多動、神経過敏、不眠、振戦等)があらわれることがある。 分娩時の投与により、新生児に呼吸抑制があらわれるとの報告がある。
9.6 授乳婦
本剤投与中は授乳を避けさせること。母乳への移行により、乳児でモルヒネ中毒(傾眠、哺乳困難、呼吸困難等)が生じたとの報告がある。CYP2D6の活性が過剰であることが判明している患者(Ultra-rapid Metabolizer)では、母乳中のモルヒネ濃度が高くなるおそれがある1),2)。
9.7 小児等
- 9.7.112歳未満の小児
投与しないこと。呼吸抑制の感受性が高い。海外において、死亡を含む重篤な呼吸抑制のリスクが高いとの報告がある。
- 9.7.2肥満、閉塞性睡眠時無呼吸症候群又は重篤な肺疾患を有する小児
投与しないこと。重篤な呼吸抑制のリスクが増加するおそれがある。
9.8 高齢者
低用量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら、慎重に投与すること。一般に生理機能が低下しており、特に呼吸抑制の感受性が高い。
相互作用
- 本剤は、主として肝代謝酵素UGT2B7、UGT2B4及び一部CYP3A4、CYP2D6で代謝される。
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
| 中枢神経抑制剤 • フェノチアジン系薬剤、バルビツール酸系薬剤等吸入麻酔剤 モノアミン酸化酵素阻害剤 三環系抗うつ剤 β-遮断剤 アルコール |
呼吸抑制、低血圧及び顕著な鎮静又は昏睡が起こることがある。 | 相加的に中枢神経抑制作用が増強される。 |
| クマリン系抗凝血剤 • ワルファリン |
クマリン系抗凝血剤の作用が増強されることがある。 | 機序は不明である。 |
| 抗コリン作動性薬剤 | 麻痺性イレウスに至る重篤な便秘又は尿貯留が起こるおそれがある。 | 相加的に抗コリン作用が増強される。 |
| ナルメフェン塩酸塩水和物 | 本剤の効果が減弱するおそれがある。 | μオピオイド受容体拮抗作用により、本剤の作用が競合的に阻害される。 |
副作用
その他の副作用
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| そう痒感 | 頻度不明 |
| めまい | 頻度不明 |
| 不整脈 | 頻度不明 |
| 便秘 | 頻度不明 |
| 嘔吐 | 頻度不明 |
| 悪心 | 頻度不明 |
| 排尿障害 | 頻度不明 |
| 発汗 | 頻度不明 |
| 発疹 | 頻度不明 |
| 眠気 | 頻度不明 |
| 血圧変動 | 頻度不明 |
| 視調節障害 | 頻度不明 |
| 顔面潮紅 | 頻度不明 |
薬物動態・作用機序
作用機序
18.1 作用機序
薬理作用は質的にはモルヒネに準じる。オピオイド受容体のうち、主としてµ受容体に作用して、中枢神経及び消化器系に対する作用を現すが、σ及びκ受容体に対する親和性も有する6),7)。
18.2 薬理作用
本剤は化学構造上モルヒネと極めてよく似ているが、その作用はモルヒネよりはるかに緩和で、鎮痛作用はモルヒネの約1/6、精神機能鎮静作用は約1/4、睡眠作用も約1/4程度とされている。これらに比較して咳嗽中枢に対する抑制作用が強く、主として鎮咳の目的に使用される。