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クロルヘキシジングルコン酸塩エタノール液1%R14mm綿棒セット「ハクゾウ」

クロルヘキシジン製剤

添付文書改訂 2024年02月01日

【禁忌】(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1クロルヘキシジン製剤に対し過敏症の既往歴のある者

  2. 2.2脳、脊髄、耳(内耳、中耳、外耳)には使用しないこと[聴神経及び中枢神経に対して直接使用した場合は、難聴、神経障害を来すことがある。]

  3. 2.3腟、膀胱、口腔等の粘膜面には使用しないこと[クロルヘキシジン製剤の左記部位への使用により、ショック、アナフィラキシーの症状の発現が報告されている。]

  4. 2.4損傷皮膚及び粘膜には使用しないこと[刺激作用を有する。]

  5. 2.5眼には使用しないこと[角膜障害等の眼障害を来すおそれがある。]

効能・効果

手指・皮膚の消毒

用法・用量

手指・皮膚の消毒には、洗浄後、1日数回適量を塗布する。

使用上の注意

ショック、アナフィラキシー等の反応を予測するため、使用に際してはクロルヘキシジン製剤に対する過敏症の既往歴、薬物過敏体質の有無について十分な問診を行うこと。

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1薬物過敏症の既往歴のある者(クロルヘキシジン製剤に対し過敏症の既往歴のある者を除く)

  2. 9.1.2喘息等のアレルギー疾患の既往歴、家族歴のある者

相互作用

記載なし

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度
じん麻疹 1%未満
刺激症状 頻度不明
発疹 1%未満

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

低濃度では細菌の細胞膜に障害を与え、細胞質成分の不可逆的漏出や酵素阻害を起こし、抗菌作用(殺菌作用)を示す。

高濃度では細胞内のタンパク質や核酸の沈着を起こすことにより、抗菌作用を示す2) 。

18.2 殺菌作用

広範囲の微生物に作用するが、特にグラム陽性菌には低濃度でも有効である。グラム陰性菌にも比較的低濃度で殺菌作用を示すが、グラム陽性菌に比べて抗菌力に幅がある。グラム陰性菌のうち、AlcaligenesPseudomonasAchromobacterFlavobacterium属などにはまれに抵抗菌株もある。芽胞形成菌の芽胞には無効である。結核菌に対し水溶液では静菌作用、アルコール溶液では迅速な殺菌作用がある。真菌類の多くに対し抗菌力を示すが細菌類より弱い。ウイルスに対する効力は確定していない2) 。

18.3 生物学的同等性試験(in vitro試験)

  1. 18.3.1殺菌時間測定法(マイクロプレート法)
  • クロルヘキシジングルコン酸塩エタノール液1%R14mm綿棒セット「ハクゾウ」及び標準製剤ともに15秒間の接触で7種類全ての菌株を殺菌し、両剤の生物学的同等性が確認された。3)
クロルヘキシジングルコン酸塩エタノール液1%R14mm綿棒セット「ハクゾウ」の殺菌時間
菌 株 殺菌時間
E.coliNBRC3806 15秒以下
P.vulgarisNBRC3988 15秒以下
S.aureusNBRC12732 15秒以下
S.epidermidisNBRC12993 15秒以下
P.aeruginosaNBRC13275 15秒以下
E.cloacaeNBRC13535 15秒以下
S.aureus(MRSA)ATCC33591 15秒以下
  1. 18.3.2 最小発育阻止濃度(MIC)
  • クロルヘキシジングルコン酸塩エタノール液1%R14mm綿棒セット「ハクゾウ」は、菌株7種類を用いて連続長時間接触抗菌試験を行った結果、標準製剤と同等の最小発育阻止濃度(MIC)を示し、両剤の生物学的同等性が確認された3) 。
クロルヘキシジングルコン酸塩エタノール液1%R14mm綿棒セット「ハクゾウ」の MIC
菌 株 最小発育阻止濃度(ppm)
E.coliNBRC3806 62.5
P.vulgaris NBRC3988 500
S.aureusNBRC12732 62.5
S.epidermidisNBRC12993 125
P.aeruginosa NBRC13275 250
E.cloacae NBRC13535 250
S.aureus(MRSA)ATCC33591 125
  • 最小発育阻止濃度は有効成分の希釈回数、時間、試験日等の試験条件により異なる可能性がある。