Clinical snapshot

クロモグリク酸Na点眼液2%「杏林」

クロモグリク酸ナトリウム点眼液

添付文書改訂 2023年09月01日

【禁忌】(次の患者には投与しないこと)

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

効能・効果

アレルギー性結膜炎、春季カタル

用法・用量

1回1~2滴、1日4回(朝、昼、夕及び就寝前)点眼する。

使用上の注意

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験(ウサギ、マウス)で母体に毒性があらわれる大量の注射により胎児毒性(胎児吸収、体重減少等)の報告がある。

相互作用

記載なし

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度
点眼時一過性の眼刺激感 1〜5%未満
眼瞼炎 1〜5%未満
結膜充血 1〜5%未満
結膜炎 1%未満

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

抗原抗体反応に伴って起こるマスト細胞からの化学伝達物質(ヒスタミン等)の遊離を抑制する2)。また、ヒト末梢静脈血由来の炎症性細胞(好酸球、好中球、単球)の活性化に対して抑制作用をもつ3)。

18.2 抗原眼誘発反応に対する防御効果

アレルギー性結膜炎患者における抗原眼誘発反応に対して防御効果を示した4)。

18.3 結膜組織内ヒスタミン濃度の低下作用

アレルギー性結膜炎における結膜組織内ヒスタミン濃度の低下作用を示した5)。

18.4 生物学的同等性試験

ラット及びモルモットを用いた実験的アレルギー性結膜炎に対する効果として、抗原惹起による結膜部位の漏出色素量の抑制率を比較した。クロモグリク酸Na点眼液2%「杏林」、インタール点眼液2%及び対照群としてクロモグリク酸Na点眼液2%「杏林」基剤を抗原惹起30分前、10分前及び直前の3回点眼し、漏出色素量についてt検定を行った結果、クロモグリク酸Na点眼液2%「杏林」及びインタール点眼液2%の漏出色素量は対照群と比較して有意な低値を示し、また分散分析を行った結果、両製剤間に有意な差は認められなかったことより、生物学的な同等性が確認された6)。

• 漏出色素量
(μg)
• 抑制率
(%)
• クロモグリク酸Na点眼液
2%「杏林」投与群
• クロモグリク酸Na点眼液
2%「杏林」基剤(左眼)

±9.05
• -
• クロモグリク酸Na点眼液
2%「杏林」(右眼)

±9.19※
• インタール点眼液
2%投与群
• クロモグリク酸Na点眼液
2%「杏林」基剤(左眼)

±8.88
• -
• インタール点眼液2%
(右眼)

±6.32※
• 漏出色素量
(μg)
• 抑制率
(%)
• クロモグリク酸Na点眼液
2%「杏林」投与群
• クロモグリク酸Na点眼液
2%「杏林」基剤(左眼)

±0.33
• -
• クロモグリク酸Na点眼液
2%「杏林」(右眼)

±0.30※※
• インタール点眼液
2%投与群
• クロモグリク酸Na点眼液
2%「杏林」基剤(左眼)

±0.39
• -
• インタール点眼液2%
(右眼)

±0.32※※