Clinical snapshot

クロモグリク酸Na点眼液2%「わかもと」

クロモグリク酸ナトリウム

添付文書改訂 2023年06月01日

【禁忌】(次の患者には投与しないこと)

*本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

効能・効果

アレルギー性結膜炎、春季カタル

用法・用量

1回1~2滴、1日4回(朝、昼、夕方及び就寝前)点眼

使用上の注意

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験(ウサギ、マウス)で母体に毒性があらわれる大量の注射により胎児毒性(胎児吸収、体重減少等)の報告がある。

相互作用

記載なし

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度
点眼時一過性の眼刺激感 1〜5%未満
眼瞼炎 1〜5%未満
結膜充血 1〜5%未満
結膜炎 1%未満

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

抗原抗体反応に伴って起こるマスト細胞からの化学伝達物質(ヒスタミン等)の遊離を抑制する2)。また、ヒト末梢静脈血由来の炎症性細胞(好酸球、好中球、単球)の活性化に対して抑制作用をもつ3)。

18.2 抗原眼誘発反応に対する防御効果

アレルギー性結膜炎患者における抗原眼誘発反応に対して防御効果を示した4)。

18.3 結膜組織内ヒスタミン濃度の低下作用

アレルギー性結膜炎における結膜組織内ヒスタミン濃度の低下作用を示した5)。

18.4 生物学的同等性試験

ラット実験的アレルギー性結膜炎モデルを用い、本剤、インタール点眼液2%又は生理食塩液を点眼し、漏出色素量抑制率、浮腫重量抑制率を結膜炎抑制作用の指標としてTukey型多重比較により比較した。その結果、漏出色素量及び浮腫重量のいずれも、本剤及びインタール点眼液2%は生理食塩液との間に有意な差が認められ、また本剤はインタール点眼液2%との間に有意な差は認められず、両剤の生物学的同等性が確認された6)。

漏出色素量 (μg) 漏出色素量抑制率(%)
クロモグリク酸Na点眼液2%「わかもと」 48.2±1.5* 38.62±1.89
インタール点眼液2% 46.8±1.5* 40.34±1.94
生理食塩液 78.5±2.0

*:P<0.05;Tukey型多重比較(vs生理食塩液)

(平均値±標準誤差、n=17)

浮腫重量 (mg) 浮腫重量抑制率(%)
クロモグリク酸Na点眼液2%「わかもと」 711.6±8.1* 18.72±0.93
インタール点眼液2% 700.9±8.7* 19.94±0.99
生理食塩液 875.5±10.4

*:P<0.05;Tukey型多重比較(vs生理食塩液)

(平均値±標準誤差、n=17)

漏出色素量抑制率等のパラメータは、被験個体の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。