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カルビタール液

歯科用水酸化カルシウム・ヨードホルム・パラブチルアミノ安息香酸ジエチルアミノエチル塩酸塩配合剤

添付文書改訂 2024年03月01日

【禁忌】(次の患者には投与しないこと)

ヨウ素又は安息香酸エステル(コカインを除く)系局所麻酔剤に対し過敏症の既往歴のある患者

効能・効果

○直接歯髄覆罩 齲蝕症第1度及び第2度又はこれに準ずる歯牙硬組織欠損歯で歯質切削中、偶発的に作られた露髄で直接歯髄覆罩を適当と診断された場合 ○生活歯髄切断 急性単純性歯髄炎又は急性及び慢性化膿性歯髄炎で、根部歯髄が正常な場合又は補綴学上、罹患歯髄を除去し健康部分を保存した方がよいと診断された場合 ○根管充填 抜髄根管及び感染根管で根管治療終了後、根管充填を適当と診断された場合

用法・用量

  • A.用法

〈直接歯髄覆罩〉 窩洞を清掃・消毒、乾燥後、本剤を歯髄露出面に軽く圧接する。 〈生活歯髄切断〉 窩洞内を清掃・消毒、乾燥後、本剤を歯髄切断面に軽く圧接する。 〈根管充填〉 根管治療終了後、根管内を清掃・消毒、乾燥し適当な根管充填器を用いて本剤を充填する。

  • B.用量

粉末と液を約2:1の割合に練和してパスタ状とし、局所に応用する。 下顎第一臼歯に対する用量の平均値は次のとおりである。

処 置
直接歯髄覆罩・歯髄切断 0.1 g 0.05 g
根管充填 0.17 g 0.08 g

使用上の注意

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

相互作用

記載なし

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度
過敏症状 頻度不明

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

本剤を歯髄創傷面に貼付した場合、壊死層の形成に続き、その直下に初期石灰化が招来され、骨様象牙質が形成される。終局的には象牙細管構造を有する象牙質が形成され、これに接して予成象牙質及び象牙芽細胞が配列することにより、象牙質牆がより完全な形態を呈するに至る7) 。 末に配合されているスルファチアゾールは抗菌性物質として、ヨードホルムは制腐作用増強及びX線造影性の付与、液のパラブチルアミノ安息香酸ジエチルアミノエチル塩酸塩(テーカイン)は、歯髄の外傷等に由来する不快症状の防止を目的としている4) 。