医療施設における医師、看護師等の医療従事者の手指消毒
Clinical snapshot
カネパス
0.2w/v%ベンザルコニウム塩化物・エタノール溶液
添付文書改訂
2023年12月01日
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
損傷皮膚及び粘膜には使用しないこと[刺激作用を有する。]
効能・効果
用法・用量
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〈術前・術後の術者の手指消毒の場合〉
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手指及び前腕部を石けんでよく洗浄し、水で石けん分を十分洗い落とした後、本剤約3mLを手掌に取り、乾燥するまで摩擦し、更にこの本剤による消毒を2回繰り返す。
-
〈医療従事者の通常の手指消毒の場合〉
本剤約3mLを1回手掌に取り、乾燥するまで摩擦する。ただし、血清、膿汁等の有機物が付着している場合は、十分に洗い落とした後、本剤による消毒を行う。
使用上の注意
記載なし
相互作用
記載なし
副作用
その他の副作用
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| そう痒感 | 頻度不明 |
| 刺激症状 | 頻度不明 |
| 浮腫等 | 頻度不明 |
| 紅斑 | 頻度不明 |
薬物動態・作用機序
作用機序
18.1 作用機序
タンパク質変性及び酵素の切断、糖の分解と乳酸の酸化など代謝への作用、膜透過性障害による溶菌、リン及びカリウムの漏出、解糖の促進、原形質膜の活動を支える酵素に対する作用などが考えられている1) 。
18.2 殺菌作用
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18.2.1グラム陽性、陰性菌のみならず、芽胞のない細菌やカビ類といった真菌類に対しても殺菌作用を有する。結核菌及び大部分のウイルスに対する殺菌効果は期待できない。エタノール液は、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)を含むグラム陽性菌6株及びグラム陰性菌8株の院内感染起因菌に対し殺菌効果、ウイルスの一部(アデノウイルス5型、ポリオウイルス2型、インフルエンザウイルスA香港型、ムンプスウイルス、単純ヘルペスウイルス1型)に対し不活化効果を示すが、炭疽菌、破傷風菌などの芽胞形成細菌に対する殺菌効果は期待できない1)。
-
18.2.2殺菌力試験
カネパスのMIC(最小発育阻止濃度)2)
| 供試菌 | 濃度(mg/mL)注1) |
|---|---|
| Pseudomonas aeruginosa IFO 13275 | 0.15 |
| Proteus vulgaris IFO 3988 | 0.15 |
| Escherichia coli IFO 3806 | 0.15 |
| Serratia marcescens IFO 12648 | 0.20 |
| Enterobacter cloacae IFO 13535 | 0.15 |
| Staphylococcus aureus IFO 12732 | 0.10 |
注1)ベンザルコニウム塩化物としての濃度