Clinical snapshot

オフロキサシン眼軟膏0.3%「ニットー」

オフロキサシン眼軟膏

添付文書改訂 2023年11月01日

【禁忌】(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1本剤の成分及びキノロン系抗菌剤に対し過敏症の既往歴のある患者

効能・効果

〈適応菌種〉 本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、ミクロコッカス属、モラクセラ属、コリネバクテリウム属、クレブシエラ属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、ヘモフィルス・エジプチウス(コッホ・ウィークス菌)、シュードモナス属、緑膿菌、バークホルデリア・セパシア、ステノトロホモナス(ザントモナス)・マルトフィリア、アシネトバクター属、アクネ菌、トラコーマクラミジア(クラミジア・トラコマティス) 〈適応症〉 眼瞼炎、涙嚢炎、麦粒腫、結膜炎、瞼板腺炎、角膜炎(角膜潰瘍を含む)、眼科周術期の無菌化療法

用法・用量

通常、適量を1日3回塗布する。なお、症状により適宜増減する。

使用上の注意

  1. 8.1 本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。

  2. 8.2 長期間使用しないこと。

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

相互作用

記載なし

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度
そう痒 頻度不明
びまん性表層角膜炎等の角膜障害 頻度不明
発疹 1%未満
眼のそう痒感 頻度不明
眼痛 頻度不明
眼瞼炎 頻度不明
結膜炎 頻度不明
蕁麻疹 頻度不明

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

  • 抗菌作用は殺菌的でMIC濃度で溶菌が認められた3) 。また、0.3%オフロキサシン眼軟膏はトラコーマクラミジア(クラミジア・トラコマティス)に対し、その発育環における原始体を破壊することが認められた4) 。

18.2 抗菌作用

オフロキサシンの抗菌スペクトラムは広範囲に及び、ブドウ球菌属、肺炎球菌を含むレンサ球菌属、ミクロコッカス属、コリネバクテリウム属等のグラム陽性菌及び緑膿菌を含むシュードモナス属、インフルエンザ菌、ヘモフィルス・エジプチウス(コッホ・ウィークス菌)、モラクセラ属、セラチア属、クレブシエラ属、プロテウス属、アシネトバクター属等のグラム陰性菌並びに嫌気性菌であるアクネ菌等の眼感染症の起炎菌に対し、強い抗菌力を示す3),5),6) (in vitro )。また、オフロキサシンはトラコーマクラミジア(クラミジア・トラコマティス)に対しても抗菌作用を示し、クラミジアはオフロキサシンに対して耐性化しにくいことが認められている7),8) 。

18.3 その他

  • 18.3.1 生物学的同等性試験

  • ウサギ緑膿菌角膜感染モデルに対する効果

  • オフロキサシン眼軟膏0.3%「ニットー」 とタリビッド眼軟膏0.3%について、実験的ウサギ緑膿菌角膜感染モデルに対する治癒効果の比較を行った。その結果、両剤とも優れた治癒効果を示し、また、両剤の治癒効果に有意な差は認められず、両剤の生物学的同等性が確認された1) 。

薬物動態

16.3 分布

  • 16.3.1 生物学的同等性試験

  • ウサギにおける眼組織内移行

  • オフロキサシン眼軟膏0.3%「ニットー」 とタリビッド眼軟膏0.3%について、ウサギに点眼して眼房水中オフロキサシン濃度を測定したところ、両剤の点眼1時間後の眼房水中オフロキサシン濃度に有意な差は認められず、両剤の生物学的同等性が確認された1) 。

点眼1時間後眼房水中オフロキサシン濃度(μg/mL)
オフロキサシン眼軟膏0.3%「ニットー」 0.0836±0.0523
タリビッド眼軟膏0.3% 0.104±0.0424

(平均値±標準偏差、n=10)