Clinical snapshot

オキナゾール外用液1%

オキシコナゾール硝酸塩クリーム・外用液

添付文書改訂 2025年12月01日

【禁忌】(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

効能・効果

  • 下記の皮膚真菌症の治療

  • 白癬:足白癬、手白癬、股部白癬、体部白癬

  • カンジダ症:間擦疹、乳児寄生菌性紅斑、指間びらん症、爪囲炎、その他の皮膚カンジダ症

  • 癜風

用法・用量

1日2~3回患部に塗布する。

使用上の注意

  • 〈外用液1%〉
  1. 8.1乳児寄生菌性紅斑に使用する場合、アルコール性基剤(エタノール等)が局所刺激作用を有するため、注意して使用すること。

相互作用

記載なし

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度
そう痒 1〜5%未満
刺激感 1〜5%未満
局所の発赤 1〜5%未満
局所の腫脹 1〜5%未満
接触皮膚炎 1〜5%未満

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

オキシコナゾール硝酸塩の抗真菌活性は、直接的細胞膜障害作用により発揮される。また、低濃度域での部分的発育阻止効果には、エルゴステロール合成阻害作用が関与している16),17)。

18.2 抗菌作用

オキシコナゾール硝酸塩は皮膚糸状菌、酵母状真菌、二形性真菌(臨床分離株)等に対して広範囲な抗菌スペクトルを有し、そのMICは10μg/mL以下であった。 また、好気性、通性嫌気性のグラム陽性球菌及び桿菌に対しても抗菌活性を示すことが認められた16)(in vitro)。

菌種 MIC(μg/mL)
Trichophyton mentagrophytes 0.08~0.31
Trichophyton rubrum <0.04
Epidermophyton floccosum <0.04
Microsporum canis <0.04~0.31
Candida albicans <0.04~10
Cryptococcus neoformans <0.04~0.16
Candida glabrata <0.04~0.16
Aspergillus niger 0.63~1.25
Blastomyces dermatitidis <0.04

培地:Sabouraud dextrose agar

薬物動態

16.1 血中濃度

表在性皮膚真菌症患者23例に、本剤(クリーム剤)を7~56日間外用した場合の血漿中濃度はいずれも測定限界値(10ng/mL)以下であった1)。

16.2 吸収

健康成人の正常皮膚(6例)及び損傷皮膚(6例)に14C-オキシコナゾール硝酸塩クリームを塗布した場合、オキシコナゾール硝酸塩は作用部位である皮膚角質層に大部分保持されていた(外国人のデータ)。

16.3 分布

ヒト血清蛋白結合率は85~89%であった(in vitro)。

16.5 排泄

ベンジル位を14Cで標識した硝酸オキシコナゾールを含む1%クリーム剤を健康成人の背部皮膚に塗布した時正常皮膚(6例)では、尿排泄率は120時間後までに0.2%、糞中排泄は認められなかった。 また、角質層を除去した損傷皮膚(6例)では、尿糞中には120時間後までに1例のみ4.7%が排出されたが、他は投与量の約1%以下であった2),3)(外国人のデータ)。