眼科領域における表面麻酔
オキシブプロカイン塩酸塩ミニムス点眼液0.4%「センジュ」
オキシブプロカイン塩酸塩
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
- 2.1本剤の成分又は安息香酸エステル(コカインを除く)系局所麻酔剤に対し過敏症の既往歴のある患者
効能・効果
用法・用量
通常成人では1 ~ 4 滴を点眼する。 なお、年令、体質により適宜増減する。
使用上の注意
9.5 妊婦
- 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、使用上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
- 使用上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
- 小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
- 一般に生理機能が低下している。
相互作用
副作用
その他の副作用
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| 角膜びらん | 頻度不明 |
| 過敏症状 | 頻度不明 |
薬物動態・作用機序
作用機序
18.1 作用機序
結膜及び角膜の知覚神経における神経細胞膜のNa+チャネルを抑制することで神経インパルスの発生と伝導を抑制する4) 。
18.2 麻酔作用
- 18.2.1麻酔効果の発現及び持続時間
健康人5例10眼に0.4%オキシブプロカイン塩酸塩点眼液を1滴点眼し、Freyの角膜知覚測定法に従い3g/mm2の圧迫力をもつ毛髪で角膜中央部を圧迫したときの角膜知覚消失を基準として麻酔効果を判定した。その結果、0.4%オキシブプロカイン塩酸塩点眼液の麻酔効果発現時間は平均16秒、麻酔持続時間は平均13分51秒であった5) 。
- 18.2.2表面麻酔強度
ウサギの角膜反射消失作用を指標としたオキシブプロカイン塩酸塩の表面麻酔強度はコカインの約20倍であった6) 。
18.3 生物学的同等性試験
ウサギの角膜をFreyの刺激毛で刺激することによって起こる瞬目反射を指標とし、本剤及びベノキシール点眼液0.4%について得られた麻酔作用発現時間(表1)及び麻酔持続時間(表2)について、t検定にて統計解析を行った。いずれの結果においても本剤とベノキシール点眼液0.4%間に有意な差は認められず、両剤の生物学的同等性が確認された7) 。
| 麻酔作用発現開始時間(秒) | |
|---|---|
| 本剤 | 13.0±3.5 |
| ベノキシール点眼液0.4% | 14.0±3.9 |
平均値±標準偏差、n=10
| 麻酔持続時間(分) | |
|---|---|
| 本剤 | 55.5±8.0 |
| ベノキシール点眼液0.4% | 52.0±10.6 |
平均値±標準偏差、n=10
薬物動態
16.3 分布
ウサギ摘出角膜を1%オキシブプロカイン塩酸塩液に3分間浸した後に、角膜上皮及び実質の薬物濃度を測定すると、角膜上皮では70.6mg/100mL、角膜実質では7.55mg/100mLであり、上皮では実質の約10倍の取り込みが認められた。 また、同様にウサギ摘出角膜を1%オキシブプロカイン塩酸塩液に3分間浸した後、1分、15分及び30分放置した後に、角膜全体の薬物濃度を測定すると、1分放置後では21.95mg/100mLであり、15分放置後では7.39mg/100mLとなり、30分放置後では4.24mg/100mLにまで低下した1) (ex vivo)。
16.4 代謝
ヒト血清にオキシブプロカイン塩酸塩を加え37℃で10分間インキュベートすると、N-ジエチルアミノエタノールと3-ブトキシ-4-アミノ安息香酸に速やかに分解された2) (in vitro)。