前立腺及び膀胱疾患の経尿道的手術時、その他泌尿器科手術時並びに術後の洗浄
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
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2.1無尿症の患者[体液量が過剰となる場合がある。]
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2.2遺伝性果糖不耐症の患者[D-ソルビトールが体内で代謝されて生成した果糖が正常に代謝されず、低血糖、肝不全、腎不全等が誘発されるおそれがある。]
効能・効果
用法・用量
使用量は目的に応じて1,000~15,000mLとする。 なお、手術など必要に応じ適宜増減する。
使用上の注意
本剤は、経尿道的切除術中に生体内に吸収され、体液を希釈して、低ナトリウム血症等の電解質異常や循環器障害、高血糖を起こすことがあるので、本剤の灌流量の出納、患者の全身状態等を十分に観察しながら使用し、適宜電解質の補給をするなど適切な処置をとること。
9.1 合併症・既往歴等のある患者
- 9.1.1心肺循環障害のある患者
細胞外液が過度に膨満し、循環系に過剰の負荷がかかることがある。
9.2 腎機能障害患者
- 9.2.1腎不全のある患者
腎不全病態が悪化するおそれがある。
相互作用
記載なし
副作用
その他の副作用
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| アシドーシス | 頻度不明 |
| アレルギー反応 | 頻度不明 |
| 下痢 | 頻度不明 |
| 不安 | 頻度不明 |
| 低ナトリウム血症等の電解質異常 | 頻度不明 |
| 低血圧 | 頻度不明 |
| 利尿 | 頻度不明 |
| 収縮期圧の上昇 | 頻度不明 |
| 口渇 | 頻度不明 |
| 嘔吐 | 頻度不明 |
| 尿貯留 | 頻度不明 |
| 徐脈 | 頻度不明 |
| 悪寒 | 頻度不明 |
| 悪心 | 頻度不明 |
| 水腫 | 頻度不明 |
| 狭心症様の痛み | 頻度不明 |
| 痙攣 | 頻度不明 |
| 眩暈 | 頻度不明 |
| 眼のかすみ | 頻度不明 |
| 肺うっ血 | 頻度不明 |
| 背部痛 | 頻度不明 |
| 胸内苦悶 | 頻度不明 |
| 脱水 | 頻度不明 |
| 興奮 | 頻度不明 |
| 血圧の上昇 | 1〜5%未満 |
| 血清浸透圧の低下 | 頻度不明 |
| 過呼吸 | 頻度不明 |
| 錯乱 | 頻度不明 |
| 高乳酸血症 | 頻度不明 |
| 高血糖 | 頻度不明 |
| 鼻炎 | 頻度不明 |
薬物動態・作用機序
作用機序
18.1 作用機序
本剤は非溶血性、電気的に非伝導性であるため、内視鏡検査を必要とする泌尿器科処置に高い視認性をもたらし、経尿道的外科処置の間、血液および組織断片を除去するための洗浄液として作用する。
18.2 本剤の特性
本剤は経尿道的切除術に際し、尿道・膀胱の開存性を維持し内視鏡視野を確保するとともに、切除された組織片あるいは血液の除去を目的として使用される。そのため本剤は、1)澄明であり、十分な内視鏡視野をもたらす、2)非溶血性である、3)非電導性であり、高周波電流が液内に分散して電気メスの性能を落とすことがない、などの物理的・化学的性質を有する。
薬物動態
16.2 吸収
経尿道的切除中に、灌流液が体内に吸収されることが知られている。前立腺肥大症患者8例を対象として実施した臨床的検討の結果、血清Na濃度法で平均160mL、イヌリンスペース法で平均1,305mLの灌流液吸収が示唆された1),2)。