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以下のクリオピリン関連周期性症候群
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家族性寒冷自己炎症症候群
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マックル・ウェルズ症候群
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新生児期発症多臓器系炎症性疾患
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高IgD症候群(メバロン酸キナーゼ欠損症)
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TNF受容体関連周期性症候群
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**シュニッツラー症候群
既存治療で効果不十分な下記疾患
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家族性地中海熱
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全身型若年性特発性関節炎
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*成人発症スチル病
1.1本剤投与により、敗血症を含む重篤な感染症等があらわれることがあり、本剤との関連性は明らかではないが、悪性腫瘍の発現も報告されている。本剤が疾病を完治させる薬剤でないことも含め、これらの情報を患者に十分説明し、患者が理解したことを確認した上で、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ本剤を投与すること。また、本剤の投与において、重篤な感染症等の副作用により、致命的な経過をたどることがあるので、緊急時に十分に措置できる医療施設及び医師のもとで投与し、本剤投与後に副作用が発現した場合には、速やかに担当医に連絡するよう患者に注意を与えること。
1.2敗血症等の致命的な感染症が報告されているため、十分な観察を行うなど感染症の発現に注意すること。
1.3本剤についての十分な知識と適応疾患の治療の知識・経験をもつ医師が使用すること。
2.1重篤な感染症の患者[感染症が悪化するおそれがある。]
2.2活動性結核の患者[症状が悪化するおそれがある。]
2.3本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
以下のクリオピリン関連周期性症候群
家族性寒冷自己炎症症候群
マックル・ウェルズ症候群
新生児期発症多臓器系炎症性疾患
高IgD症候群(メバロン酸キナーゼ欠損症)
TNF受容体関連周期性症候群
**シュニッツラー症候群
既存治療で効果不十分な下記疾患
家族性地中海熱
全身型若年性特発性関節炎
*成人発症スチル病
通常、体重40kg以下の患者にはカナキヌマブ(遺伝子組換え)として1回2mg/kgを、体重40kgを超える患者には1回150mgを8週毎に皮下投与する。 十分な臨床的効果(皮疹及び炎症症状の寛解)がみられない場合には適宜漸増するが、1回最高用量は体重40kg以下の患者では8mg/kg、体重40kgを超える患者では600mgとする。 最高用量まで増量し、8週以内に再燃がみられた場合には、投与間隔を4週間まで短縮できる。 なお、症状に応じて1回投与量の増減を検討すること。
通常、体重40kg以下の患者にはカナキヌマブ(遺伝子組換え)として1回2mg/kgを、体重40kgを超える患者には1回150mgを、4週毎に皮下投与する。 十分な臨床的効果がみられない場合には追加投与又は適宜漸増するが、1回最高用量は体重40kg以下の患者では6mg/kg、体重40kgを超える患者では450mgとする。
通常、体重40kg以下の患者にはカナキヌマブ(遺伝子組換え)として1回2mg/kgを、体重40kgを超える患者には1回150mgを、4週毎に皮下投与する。 十分な臨床的効果がみられない場合には追加投与又は適宜漸増するが、1回最高用量は体重40kg以下の患者では4mg/kg、体重40kgを超える患者では300mgとする。
**〈シュニッツラー症候群〉通常、成人にはカナキヌマブ(遺伝子組換え)として体重40kg以下の患者では1回2mg/kgを、体重40kgを超える患者では1回150mgを8週毎に皮下投与する。 十分な臨床的効果がみられない場合には追加投与又は適宜漸増するが、1回最高用量は体重40kg以下の患者では4mg/kg、体重40kgを超える患者では300mgとする。
*〈全身型若年性特発性関節炎及び成人発症スチル病〉
通常、カナキヌマブ(遺伝子組換え)として1回4mg/kgを、4週毎に皮下投与する。1回最高用量は300mgとする。
8.1臨床試験において、上気道感染等の感染症が高頻度に報告されており、重篤な感染症も報告されているため、本剤投与中は感染症の発現、再発及び増悪に十分注意すること。
8.2本剤により感染に対する炎症反応が抑制される可能性があるため、本剤投与中は患者の状態を十分に観察すること。
8.3本剤投与に先立って結核に関する十分な問診及び胸部X線(レントゲン)検査に加えインターフェロンγ遊離試験又はツベルクリン反応検査を行い、適宜胸部CT検査等を行うことにより、結核感染の有無を確認すること。また、本剤投与中も、胸部X線検査等の適切な検査を定期的に行うなど結核の発現には十分に注意し、患者に対し、結核を疑う症状(持続する咳、体重減少、発熱等)が発現した場合には速やかに担当医に連絡するよう説明すること。なお、結核の活動性が確認された場合は結核の治療を優先し、本剤を投与しないこと。
8.4本剤投与により好中球減少があらわれることがあるので、初回投与前、概ね投与1ヵ月後、及びその後本剤投与中は定期的に好中球数を測定すること。
8.5臨床試験において、アナフィラキシー又はアナフィラキシーショックは報告されていないが、本剤の投与に対する過敏症反応が報告されているため、重篤な過敏症反応のリスクを除外することはできない。本剤を投与する際には過敏症反応の発現に注意し、必要に応じて適切な処置を行うこと。
8.6本剤を投与された患者において、悪性腫瘍が報告されている。本剤を含む抗IL-1製剤との関連性は明らかではないが、悪性腫瘍等の発現には注意すること。
8.7本剤投与中は、生ワクチン接種による感染症発現のリスクを否定できないため、生ワクチン接種は行わないこと。本剤投与前に、必要なワクチンを接種しておくことが望ましい。
8.8抗リウマチ生物製剤によるB型肝炎ウイルスの再活性化が報告されているので、本剤投与に先立って、B型肝炎ウイルス感染の有無を確認すること。
8.9他の生物製剤から変更する場合は、感染症の徴候について患者の状態を十分に観察すること。
8.10本剤は、マスターセルバンク作製時において、培地成分の一部としてヒト血清アルブミン及びヒト血清トランスフェリンを使用しているが、最終製品の成分としては含まれていない。これらヒト血液由来成分のうち、ヒト血清アルブミンの原血漿に対してC型肝炎ウイルス(HCV)に対する核酸増幅検査を実施している。原血漿を対象としたその他の核酸増幅検査は実施していないが、血清学的検査によりウイルスの抗原又はウイルスに対する抗体が陰性であることを確認している。更に、これらヒト血液由来成分及びカナキヌマブ(遺伝子組換え)の製造において、複数の工程によりウイルスの除去・不活化をしており、最終製品へのB型肝炎ウイルス(HBV)、C型肝炎ウイルス(HCV)及びヒト免疫不全ウイルス(HIV-1及びHIV-2)混入の可能性は極めて低い。また、ヒト血清アルブミンの製造にオランダで採血したヒト血液を用いているが、本剤の投与により伝達性海綿状脳症(TSE)がヒトに伝播したとの報告はなく、TSEに関する理論的なリスク評価値は、一定の安全性を確保する目安に達しており、本剤によるTSE伝播のリスクは極めて低い。本剤の投与に際しては、その旨の患者又はその保護者への説明を考慮すること。
感染症が悪化するおそれがある。
結核の診療経験がある医師に相談すること。結核を活動化させるおそれがある。以下のいずれかの患者には、原則として抗結核薬を投与した上で、本剤を投与すること。
胸部画像検査で陳旧性結核に合致するか推定される陰影を有する患者
結核の治療歴(肺外結核を含む)を有する患者
インターフェロンγ遊離試験やツベルクリン反応検査等の検査により、既感染が強く疑われる患者
結核患者との濃厚接触歴を有する患者
感染症が再発するおそれがある。
感染症を誘発するおそれがある。
最新のB型肝炎治療ガイドラインを参考に肝機能検査値や肝炎ウイルスマーカーのモニタリングを行うなど、B型肝炎ウイルスの再活性化の徴候や症状の発現に注意すること。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験(マーモセット)で胎児への移行が認められている。
**治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒトで乳汁中に移行したとの報告がある1),2)。 動物実験(マウス)でマウス抗マウスIL-1β抗体を母動物に授乳期まで投与した際、マウス新生児に同抗体が移行したとの報告がある。
低出生体重児、新生児、乳児又は2歳未満の幼児に対する安全性及び有効性を検討することを目的とした臨床試験は実施していない。
一般に生理機能が低下しているので注意すること。
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
| 抗TNF製剤 | 重篤な感染症発現のリスクが増大するおそれがある。また、他の抗IL-1製剤と抗TNF製剤との併用により、重篤な感染症の発現頻度増加が認められているため、本剤との併用は行わないことが望ましい。 | 共に免疫抑制作用を有するため。 |
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| AST・ALT上昇 | 頻度不明 |
| ウイルス感染 | 頻度不明 |
| 上気道感染 | 頻度不明 |
| 下気道感染 | 頻度不明 |
| 下痢 | 頻度不明 |
| 体重増加 | 頻度不明 |
| 副鼻腔炎 | 頻度不明 |
| 口内炎 | 頻度不明 |
| 咽頭炎 | 頻度不明 |
| 回転性めまい | 頻度不明 |
| 外陰部膣カンジダ症 | 頻度不明 |
| 尿路感染 | 頻度不明 |
| 扁桃炎 | 頻度不明 |
| 気管支炎 | 頻度不明 |
| 注射部位反応 | 5%以上 |
| 白血球数減少 | 頻度不明 |
| 耳感染 | 頻度不明 |
| 肺感染 | 頻度不明 |
| 肺炎 | 頻度不明 |
| 胃腸炎 | 頻度不明 |
| 腹痛 | 頻度不明 |
| 血小板数減少 | 頻度不明 |
| 過敏症反応 | 5%以上 |
| 頭痛 | 頻度不明 |
| 鼻咽頭炎 | 5%以上 |
| 鼻炎 | 頻度不明 |
カナキヌマブ(遺伝子組換え)は、ヒトIL-1βに対する遺伝子組換えヒトIgG1モノクローナル抗体である。ヒトIL-1βに結合し、IL-1βが受容体に結合することを阻害することにより、その活性を中和する。
カナキヌマブ(遺伝子組換え)は、ヒトIL-1βに結合(解離定数:約40pM)し、ヒトIL-1βとヒトIL-1受容体との結合を阻害した16),17)。
カナキヌマブ(遺伝子組換え)は、ヒトIL-1βによるヒト皮膚線維芽細胞からのIL-6産生及びヒト黒色腫細胞におけるIL-8のプロモーター活性を抑制した18),19)。
カナキヌマブ(遺伝子組換え)は、ヒトIL-1β誘発マウス関節炎の腫脹を単回腹腔内投与で抑制した20)。また、ヒトIL-1βで誘発されるマウス空気嚢への好中球浸潤を単回腹腔内投与で抑制した21)。更に、ヒトIL-1βにより誘発されるラットの発熱を単回静脈内投与で抑制した22)。
カナキヌマブ(遺伝子組換え)は、in vitroでヒト混合リンパ球反応におけるT細胞増殖を阻害しなかった23)。
日本人健康成人男子にカナキヌマブ(遺伝子組換え)150mg又は300mgを皮下投与したとき、血清中カナキヌマブ濃度は投与後5日目に最高となり、消失半減期は約26日であった3)。
日本人健康成人男子にカナキヌマブ(遺伝子組換え)150mg又は300mgを単回皮下投与したときの血清中濃度推移(n=6)
| 150mg | 300mg | |
|---|---|---|
| Cmax(μg/mL) | 16.9±2.62 | 34.1±6.09 |
| Tmax(day) | 5[5~10] | 5[2~5] |
| AUC0-inf(μg・day/mL) | 663±79.6 | 1,300±275 |
| T1/2(day) | 26.3±2.02 | 26.9±8.23 |
| CL/F(L/day) | 0.229±0.0319 | 0.238±0.0421 |
| Vz/F(L) | 8.70±1.34 | 8.92±1.64 |
平均値±標準偏差、Tmaxに関しては中央値[最小~最大]
日本人健康成人男子にカナキヌマブ(遺伝子組換え)を静脈内投与したときのクリアランス(CL)は0.160~0.174L/day、定常状態における分布容積(Vss)は5.44~5.77Lであった。カナキヌマブ(遺伝子組換え)150mg~300mgの皮下投与時又は0.30~10.0mg/kgの静脈内投与時、AUC及びCmaxは用量に比例して増加した3)(本剤の承認された投与経路は皮下投与であり、1回最高用量は600mgである)。
母集団薬物動態-薬力学解析よりベイズ推定したD2308試験の日本人クリオピリン関連周期性症候群患者(平均体重:28.8kg)のCL及びVssの平均値±標準偏差は0.0915±0.048L/day及び2.45±1.15Lであった。 外国人成人クリオピリン関連周期性症候群患者にカナキヌマブ(遺伝子組換え)150mgを皮下投与したとき、血清中カナキヌマブ濃度は投与後約7日目に最高となり、消失半減期は約26日であった。また、皮下投与時のバイオアベイラビリティは約67%であった。4~17歳の外国人クリオピリン関連周期性症候群患者にカナキヌマブ(遺伝子組換え)2mg/kg又は150mgを皮下投与したとき、血清中カナキヌマブ濃度は投与後2~7日目に最高となり、薬物動態パラメータの値は18歳以上の外国人で認められている値と同程度であった4)。 母集団薬物動態-薬力学解析の結果、カナキヌマブ(遺伝子組換え)のクリアランス及び分布容積は体重に依存することが示された。
日本人及び外国人のクリオピリン関連周期性症候群患者、高IgD症候群(メバロン酸キナーゼ欠損症)患者、TNF受容体関連周期性症候群患者、家族性地中海熱患者から得られた血清中カナキヌマブ濃度を用いて母集団薬物動態解析を実施した。カナキヌマブ(遺伝子組換え)のクリアランス及び分布容積は体重に依存することが示された。平均体重(55kg)でのCL及びVssの母集団平均値はそれぞれ0.14L/day及び4.96Lであった。日本人と外国人でカナキヌマブ(遺伝子組換え)の薬物動態は同様であった5)。
日本人及び外国人の全身型若年性特発性関節炎患者から得られた血清中カナキヌマブ濃度を用いて母集団薬物動態解析を実施した。カナキヌマブ(遺伝子組換え)のクリアランス及び分布容積は体重に依存することが示された。日本人全身型若年性特発性関節炎患者(体重33kg)のCL及びVssの母集団平均値は0.079L/day及び2.95Lであった。日本人と外国人でカナキヌマブ(遺伝子組換え)の薬物動態は同様であった6)。
全身型若年性特発性関節炎患者の母集団薬物動態モデルを用いて、日本人及び外国人の成人発症スチル病患者から得られた血清中カナキヌマブ濃度から薬物動態パラメータのシミュレーションを行った。日本人成人発症スチル病患者(平均体重57.2kg)のCL及びVssの母集団薬物動態モデルからの推定値の平均値は0.201L/day及び6.16Lであった。日本人と外国人でカナキヌマブ(遺伝子組換え)の薬物動態は同様であった。また、全身型若年性特発性関節炎患者及び成人発症スチル病患者の薬物動態は同様であった7)。
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