内耳障害にもとづくめまい
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
-
2.1重症の冠動脈疾患の患者[冠動脈疾患が悪化するおそれがある。]
-
2.2頭部及び頸部外傷直後の患者[頸部交感神経が興奮している場合、めまいが悪化することがある。]
-
2.3カテコールアミン製剤(アドレナリン等)、エフェドリン、メチルエフェドリンを投与中の患者
効能・効果
用法・用量
通常1回1~2カプセルを1日3回経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。
使用上の注意
過度に使用を続けた場合、不整脈、場合によっては心停止を起こすおそれがあるので、使用が過度にならないように注意すること。
9.1 合併症・既往歴等のある患者
- 9.1.1甲状腺機能亢進症の患者
甲状腺機能亢進症が悪化するおそれがある。
- 9.1.2糖尿病の患者
糖尿病が悪化するおそれがある。
- 9.1.3高血圧症の患者
血圧が上昇するおそれがある。
- 9.1.4心疾患のある患者(重症の冠動脈疾患の患者を除く)
動悸、不整脈等があらわれるおそれがある。
- 9.1.5*本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。妊娠マウスに臨床用量の数千倍投与した結果、口蓋裂、下顎骨及び指の欠損の発現頻度が高かった。妊娠ハムスターに0.003~34.8mg/kgを1回皮下投与した結果、高用量で脳露出、曲尾、臍帯ヘルニアなどの奇形が認められた1),2)。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.8 高齢者
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
相互作用
10.1 併用禁忌(併用しないこと)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
| カテコールアミン製剤 • アドレナリン等• ボスミンエフェドリン メチルエフェドリン |
不整脈、場合によっては心停止を起こすおそれがある。 | アドレナリン作動性神経刺激の増大が起こることが考えられる。 |
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
| β2-刺激剤 • サルブタモール等 |
不整脈、場合によっては心停止を起こすおそれがある。 | アドレナリン作動性神経刺激の増大が起こることが考えられる。 |
| キサンチン誘導体 • テオフィリン アミノフィリン水和物 ジプロフィリン等ステロイド剤 • ベタメタゾン プレドニゾロン ヒドロコルチゾンコハク酸エステルナトリウム等利尿剤 • フロセミド等 |
低カリウム血症による不整脈を起こすおそれがある。 | キサンチン誘導体はアドレナリン作動性神経刺激を増大させるため、血清カリウム値の低下を増強することが考えられる。 ステロイド剤及び利尿剤は尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため、血清カリウム値の低下が増強することが考えられる。 |
| 強心配糖体 • ジゴキシン等 |
不整脈を起こすおそれがある。 | ともに異所性調律生成を誘発することがあり、併用により不整脈が起こる可能性が高くなることが考えられる。 |
副作用
その他の副作用
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| ふらふら感 | 1〜5%未満 |
| ほてり | 1%未満 |
| 下痢 | 1〜5%未満 |
| 口内炎 | 1%未満 |
| 口渇 | 1〜5%未満 |
| 嘔吐 | 1〜5%未満 |
| 嘔気 | 1〜5%未満 |
| 心悸亢進(頻脈) | 1〜5%未満 |
| 息切れ | 1〜5%未満 |
| 手足のふるえ | 1〜5%未満 |
| 発疹 | 1〜5%未満 |
| 眠気 | 1〜5%未満 |
| 胃痛 | 1%未満 |
| 胃部不快感 | 1〜5%未満 |
| 胸やけ | 1〜5%未満 |
| 腹痛 | 1%未満 |
| 頭痛 | 1〜5%未満 |
| 頭重感 | 1〜5%未満 |
| 顔面浮腫 | 1%未満 |
| 食欲不振 | 1〜5%未満 |
薬物動態・作用機序
作用機序
18.1 作用機序
β受容体に作用し、細胞内のアデニールシクラーゼを活性化することにより細胞内のATPをcAMPに変換し、これを介して種々の薬理作用(脳・末梢血管の拡張、心送血量の増加及びヒスタミン遊離抑制等)を発揮し、これによりめまいを改善する。
18.2 脳循環改善作用
脳血管拡張作用と心送血量増加作用により脳循環改善作用を示す8)(イヌ)。 特に患側の椎骨動脈血流量を選択的に増加させ、左右差を改善する9),10)(ヒト)。
18.3 内耳液代謝改善作用
内耳血流改善作用とNa、Kポンプの亢進作用により、病的となった内耳液の産生・吸収機構を正常化する11)(モルモット)。
薬価情報
YJコードに紐付く薬価基準収載データを年度別に表示します。
| 年度 | 品名 | 規格 | 単位 | 薬価 | 後発品 | 適用日 | 製造販売会社 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026年度 |
イソメニールカプセル7.5mg
本剤
1339001N1039
|
7.5mg1カプセル | 7.5mg1カプセル | ¥7.10 | — | — | — |