- 〈イオプロミド300注シリンジ〉
脳血管撮影、胸部血管撮影、腹部血管撮影、四肢血管撮影、ディジタルX線撮影法による静脈性血管撮影、ディジタルX線撮影法による動脈性血管撮影、コンピューター断層撮影における造影、静脈性尿路撮影
- 〈イオプロミド370注シリンジ〉
血管心臓撮影、胸部血管撮影、腹部血管撮影、四肢血管撮影、ディジタルX線撮影法による静脈性血管撮影、ディジタルX線撮影法による動脈性血管撮影、コンピューター断層撮影における造影、静脈性尿路撮影
1.1ショック等の重篤な副作用があらわれることがある。
1.2本剤は尿路・血管用造影剤であり、脳・脊髄腔内に投与すると重篤な副作用が発現するおそれがあるので、脳槽・脊髄造影には使用しないこと。
2.1ヨード又はヨード造影剤に過敏症の既往歴のある患者
2.2重篤な甲状腺疾患のある患者[ヨード過剰に対する自己調節メカニズムが機能できず、症状が悪化するおそれがある。]
脳血管撮影、胸部血管撮影、腹部血管撮影、四肢血管撮影、ディジタルX線撮影法による静脈性血管撮影、ディジタルX線撮影法による動脈性血管撮影、コンピューター断層撮影における造影、静脈性尿路撮影
血管心臓撮影、胸部血管撮影、腹部血管撮影、四肢血管撮影、ディジタルX線撮影法による静脈性血管撮影、ディジタルX線撮影法による動脈性血管撮影、コンピューター断層撮影における造影、静脈性尿路撮影
通常、成人1回下記量を使用する。なお、年齢、体重、症状、目的により適宜増減するが、複数回投与する場合の総投与量は260mLまでとする。
| イオプロミド300注シリンジ | イオプロミド370注シリンジ | |
|---|---|---|
| 脳血管撮影 | 5~15mL | - |
| 血管心臓撮影 | - | 3~40mL |
| 胸部血管撮影 | 5~50mL | 5~50mL |
| 腹部血管撮影 | 5~50mL | 5~50mL |
| 四肢血管撮影 | 10~50mL | 10~40mL |
| ディジタルX線撮影法による静脈性血管撮影 | 20~40mL | 20~40mL |
| ディジタルX線撮影法による動脈性血管撮影 | 3~30mL | 3~30mL |
| コンピューター断層撮影における造影 | 50~100mL | 50~100mL |
| 静脈性尿路撮影 | 50~100mL | 50~100mL |
8.1ショック等の発現に備え、十分な問診を行うこと。
8.2投与量と投与方法の如何にかかわらず過敏反応を示すことがある。本剤によるショック等の重篤な副作用は、ヨード過敏反応によるものとは限らず、それを確実に予知できる方法はないので、投与に際しては必ず救急処置の準備を行うこと。
8.3投与にあたっては、開始時より患者の状態を観察しながら、過敏反応の発現に注意し、慎重に投与すること。また、異常が認められた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
8.4重篤な遅発性副作用(ショックを含む)等があらわれることがあるので、投与中及び投与後も、患者の状態を十分に観察すること。
8.5外来患者に使用する場合には、本剤投与開始より1時間~数日後にも遅発性副作用の発現の可能性があることを患者に説明した上で、発疹、蕁麻疹、そう痒感、丘疹、悪心、嘔気、嘔吐、頭痛、発熱などの副作用と思われる症状が発現した場合には、速やかに主治医に連絡するように指示するなど適切な対応をとること。
8.6ヨード造影剤の投与により腎機能の低下があらわれるおそれがあるので、適切な水分補給を行うこと。
8.7「用法及び用量」欄中の複数回投与する場合の「総投与量」は、先発品の臨床試験での使用経験に基づくものであり、安全性は確立されていないので、複数回の投与に際しては患者の状態を十分に観察すること。
診断上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。
診断上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。類薬で副作用の発現頻度が高いとの報告がある。
9.1.3本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギーを起こしやすい体質を有する患者
9.1.4重篤な心障害のある患者
診断上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。症状が悪化するおそれがある。冠動脈造影により徐脈、心室細動、心停止を起こすおそれがある。
診断上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。類薬において、静脈性胆囊造影で血液のゲル様変化、沈殿を起こし死亡した例が報告されている。
診断上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。特に脱水症状のある場合、腎不全(無尿等)を起こすおそれがある。
診断上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。血中カルシウム低下により、症状が悪化するおそれがある。
診断上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。やむを得ず検査を実施する場合には、静脈確保の上、フェントラミンメシル酸塩等のα遮断薬及びプロプラノロール塩酸塩等のβ遮断薬の十分な量を用意するなど、これらの発作に対処できるよう十分な準備を行い、慎重に投与すること。血圧上昇、頻脈、不整脈等の発作が起こるおそれがある。
9.1.9薬物過敏症の既往歴のある患者
9.1.10脱水症状のある患者
急性腎障害を起こすおそれがある。
血圧上昇等、症状が悪化するおそれがある。
心・循環器系に影響を及ぼすことがある。
急性腎障害を起こすおそれがある。
ヨード過剰に対する自己調節メカニズムが機能できず、症状が悪化するおそれがある。
本剤投与前後にはガイドライン等を参考にして十分な輸液を行うこと。症状が悪化するおそれがある。
診断上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。本剤の主たる排泄臓器は腎臓であり、急性腎障害等の症状が悪化するおそれがある。
腎機能が悪化するおそれがある。
診断上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。症状が悪化するおそれがある。
肝機能が悪化するおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、診断上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ投与すること。本剤投与の際にはX線照射を伴う。
診断上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続、又は授乳の中止を検討すること。動物(ラット静脈内投与)で乳汁中への移行が報告されている。本剤のヒトでのデータはないが、ヨード造影剤は乳汁移行および経口吸収はわずかであるため、乳児への影響は少ないと考えられる。
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
患者の状態を観察しながら使用量を必要最小限にするなど慎重に投与すること。本剤は主として、腎臓から排泄されるが、高齢者では腎機能が低下していることが多いため、高い血中濃度が持続するおそれがある。
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
| ビグアナイド系糖尿病薬 • メトホルミン塩酸塩 • ブホルミン塩酸塩等 |
乳酸アシドーシスがあらわれることがある。 本剤を使用する場合は、ビグアナイド系糖尿病薬の投与を一時的に中止するなど適切な処置を行う。 |
ビグアナイド系糖尿病薬の腎排泄が減少し、血中濃度が上昇すると考えられる。 |
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| あくび | 頻度不明 |
| くしゃみ過多 | 1%未満 |
| しびれ感 | 頻度不明 |
| そう痒感 | 1〜5%未満 |
| ふらつき | 1%未満 |
| ボーとした感じ | 1%未満 |
| めまい | 1%未満 |
| 一過性盲等の視力障害 | 頻度不明 |
| 不整脈 | 頻度不明 |
| 丘疹 | 1〜5%未満 |
| 冷感 | 頻度不明 |
| 冷汗 | 頻度不明 |
| 動悸 | 頻度不明 |
| 味覚障害 | 頻度不明 |
| 咳 | 1〜5%未満 |
| 咽・喉頭異和感 | 1%未満 |
| 嗄声 | 頻度不明 |
| 嘔吐 | 1〜5%未満 |
| 心窩部不快感 | 1%未満 |
| 悪寒 | 頻度不明 |
| 悪心 | 1〜5%未満 |
| 振戦 | 頻度不明 |
| 気の遠くなる感じ | 1%未満 |
| 気分不良 | 頻度不明 |
| 浮腫・腫脹 | 頻度不明 |
| 熱感 | 頻度不明 |
| 甲状腺機能低下症 | 頻度不明 |
| 疼痛 | 頻度不明 |
| 発熱 | 1〜5%未満 |
| 発疹 | 1〜5%未満 |
| 発赤 | 1%未満 |
| 皮膚潮紅 | 1%未満 |
| 眼の充血 | 頻度不明 |
| 羞明感 | 1%未満 |
| 胃不快感 | 1%未満 |
| 胸内苦悶 | 頻度不明 |
| 胸部不快感 | 頻度不明 |
| 脱力感 | 頻度不明 |
| 腹痛 | 1%未満 |
| 膨疹 | 1%未満 |
| 苦味 | 1%未満 |
| 蕁麻疹 | 1〜5%未満 |
| 血圧上昇 | 頻度不明 |
| 血圧低下 | 1〜5%未満 |
| 霧視 | 1%未満 |
| 頭痛 | 1〜5%未満 |
| 頭重感 | 1%未満 |
| 頻脈 | 1%未満 |
| 顔面紅斑 | 1%未満 |
| 鼻閉 | 頻度不明 |
本剤の主成分(イオプロミド)の構成元素であるヨウ素は高いX線吸収能をもつ。これに基づき、本剤の存在部位と他の生体組織との間にX線画像上のコントラストが生じる。
健康成人男子にイオプロミド注射液(370mgI/mL)50mL又は100mLを静脈内投与したところ、血漿中濃度は投与後分布相ではそれぞれ2.6±2.3分(n=5)、5.5±4.4分(n=6)の半減期で、消失相ではそれぞれ88.3±32.0分(n=6)、81.5±12.4分(n=6)の半減期で減少し、24時間後には血漿中にヨウ素は検出されなかった1)。
健康成人男子にイオプロミド注射液(370mgI/mL)50mL又は100mLを静脈内投与したところ、8時間後に投与量のそれぞれ98.9±5.1%(n=6)、92.3±7.0%(n=6)が、12時間後には投与量のそれぞれ101.5±4.2%(n=6)、94.8±6.7%(n=6)が尿中に排泄された1)。