出血部位が表面に限局され、局所の処置で止血する場合、とくに結紮困難な細小血管の出血、実質臓器の出血など。
効能・効果
用法・用量
必要に応じて所要量を創面に撒布し、乾いたガーゼ又は生理食塩水を浸したガーゼ又は脱脂綿にて短時間押さえる。
使用上の注意
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8.1本剤は殺菌作用を持たないので、感染の可能性が高い場合には、適切な処置を考慮すること。
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8.2視神経及び視束交叉の周囲には慎重に投与すること。圧迫により視力障害を起こすことがある。
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8.3創面への使用にあたっては癒合を妨げる可能性があるので、必要最小限に使用し、過量に使用しないこと。
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8.4膨張による圧迫が正常な機能を妨げる可能性があるので、創腔又は組織の間隙に使用する場合には、詰めすぎないように留意すること。
相互作用
副作用
薬物動態・作用機序
作用機序
18.1 作用機序
適用局所の出血創面に強く付着し、出血部位を被覆・圧迫し、出血を抑制するとともに、生化学的にも、フィブリン形成の促進、赤血球の凝集作用、血小板機能の亢進により止血効果をあらわす4),5),6),7),8) 。
18.2 止血効果
ラット及びウサギの肝臓に作成した出血モデルでの止血効力試験において、ゼラチン製剤に比べて出血量の減少、出血時間の短縮が認められた4) 。
18.3 フィブリン形成促進作用
アルギン酸ナトリウムは、フィブリノーゲンと相互作用を有し、フィブリン形成を促進させる(in vitro)5) 。
18.4 血小板粘着・凝集促進作用
アルギン酸ナトリウムは出血部に吸着被覆し血小板の粘着・凝集を促進させることにより血小板血栓の形成を速める(in vitro)6) 。
18.5 赤血球凝集作用
フィブリン形成、血小板凝集過程において赤血球を凝集し、より強固な止血栓を形成する(in vitro)7) 。
18.6 抗線溶活性
アルギン酸ナトリウムはプラスミンによるフィブリンの線溶活性を抑制することにより止血作用を持続させる(in vitro)8) 。
薬物動態
16.2 吸収
アルギン酸ナトリウムの吸収は極めて小さい(ラット)1) 。
16.5 排泄
14Cで標識したアルギン酸ナトリウムをラットに経口投与し17時間経過中の14Cを測定した結果、糞中85~91%、尿中0.11~0.16%、呼気中(CO2)0.21~0.42%、血漿中0.002~0.007%であった1) 。