本品は下垂体機能検査に使用する。 正常反応は個々の施設で設定されるべきであるが、通常正常人では注射開始後60~120分でピークに達し、ラジオイムノアッセイによる血中成長ホルモン値は10ng/mLになる。しかし、前値が低値でかつ最高値が5ng/mLをこえない場合には再度本試験を行って判定することが望ましい。
Clinical snapshot
アルギニン点滴静注30g「YD」
L-アルギニン塩酸塩注射液
添付文書改訂
2026年04月01日
効能・効果
用法・用量
被検者を、12時間~14時間空腹にし、30分間安静にさせた後に、本品を体重1kg当たり、5mL(L-アルギニン塩酸塩0.5g相当量)の割合の量〔例えば、体重50kgの人は250mL(L-アルギニン塩酸塩25g相当量)、60kgの人は300mL(L-アルギニン塩酸塩30g相当量)を使用する〕を、静脈内に、約30分間にて、持続点滴する。 血漿成長ホルモン測定用の採血は、点滴開始前、開始後30分、60分、90分、120分、150分にわたり分離し、その血漿中の成長ホルモンの測定を行う。
使用上の注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
- 9.1.1高クロール性アシドーシスの患者
本剤に含まれるクロールによりアシドーシスが悪化するおそれがある。
- 9.1.2*本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
診断上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。アナフィラキシーが発現するおそれがある。
- 9.1.3気管支喘息の患者
症状が一時的に悪化することがある。
9.2 腎機能障害患者
アミノ酸の代謝産物である尿素等が滞留し、症状が悪化するおそれがある。
9.5 妊婦
妊婦及び妊娠している可能性のある女性には、診断上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
診断上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
相互作用
記載なし
副作用
その他の副作用
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| 一過性の嘔気 | 頻度不明 |
| 発疹 | 頻度不明 |
| 蕁麻疹 | 頻度不明 |
薬物動態・作用機序
作用機序
18.1 測定法
アルギニンは下垂体を刺激して成長ホルモンを遊離する1)。副腎皮質刺激ホルモン分泌刺激作用はない2)。