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アメジニウムメチル硫酸塩錠10mg「サワイ」

アメジニウムメチル硫酸塩

添付文書改訂 2023年12月01日

【禁忌】(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1高血圧症の患者[高血圧症を悪化させる。]

  2. 2.2甲状腺機能亢進症の患者[甲状腺機能亢進症を悪化させる。]

  3. 2.3*褐色細胞腫又はパラガングリオーマのある患者[急激な昇圧発作を起こすおそれがある。]

  4. 2.4閉塞隅角緑内障の患者[急激な眼圧上昇をきたすおそれがある。]

  5. 2.5残尿を伴う前立腺肥大のある患者[尿閉をきたすおそれがある。]

効能・効果

本態性低血圧、起立性低血圧、透析施行時の血圧低下の改善

用法・用量

  • 〈本態性低血圧、起立性低血圧〉

通常、成人にはアメジニウムメチル硫酸塩として、1日20mgを1日2回に分割経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。

  • 〈透析施行時の血圧低下の改善〉

通常、成人にはアメジニウムメチル硫酸塩として、透析開始時に1回10mgを経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。

使用上の注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1重篤な心臓障害のある患者

本剤の交感神経機能亢進作用を介する心臓刺激作用により、心臓障害が悪化するおそれがある。

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)において乳汁中への移行が報告されている。

9.7 小児等

乳児及び幼児を対象とした臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

投与に際しては少量から開始するなど用量に留意すること。生理機能(腎機能、肝機能)が低下していることが多い。

相互作用

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
ドロキシドパ 血圧の異常上昇をきたすことがある。 ドロキシドパから変換したノルアドレナリンの末梢神経終末における再取り込みと不活性化が、本剤により抑制される。
ノルアドレナリン 血圧の異常上昇をきたすおそれがある。 ノルアドレナリンの末梢神経終末における再取り込みと不活性化が、本剤により抑制される。

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度
ALTの上昇等の肝機能異常 1〜5%未満
AST 1〜5%未満
じん麻疹 1%未満
のぼせた感じ 1〜5%未満
ふらつき 1%未満
ほてり感 1〜5%未満
めまい 1〜5%未満
下痢 1%未満
下肢痛 1%未満
不整脈(期外収縮 1〜5%未満
不眠 1%未満
便秘 1%未満
全身のしびれ 1%未満
全身倦怠感 1%未満
全身熱感 1%未満
動悸 1〜5%未満
口渇感 1%未満
嘔気・嘔吐 1〜5%未満
四肢冷感 頻度不明
心房細動等) 1〜5%未満
息苦しさ 1%未満
情緒不安定 1%未満
排尿障害 1〜5%未満
構語障害の悪化 1%未満
歩行障害の悪化 1%未満
気分不良 1〜5%未満
浮腫 1%未満
湿疹 1%未満
焦燥感 1%未満
発熱 1%未満
発疹 1%未満
白血球減少 1%未満
眠気 1%未満
立ちくらみ 1〜5%未満
耳鳴 1%未満
胸やけ 1%未満
胸内苦悶感 1%未満
胸部不快感 1%未満
腹痛 1〜5%未満
腹部膨満 1%未満
血圧変動 1〜5%未満
視力障害 1%未満
頭痛 1〜5%未満
頭重 1〜5%未満
頸部痛 1%未満
頻脈 1〜5%未満
食欲不振 1%未満

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

アメジニウムは、ノルアドレナリンと競合して末梢の神経終末に取り込まれ、ノルアドレナリンの神経終末への再取り込みを抑制するとともに、神経終末においてノルアドレナリンの不活性化を抑制し、交感神経機能を亢進させる2),3),4),5)。

薬物動態

16.1 血中濃度

  1. 16.1.1生物学的同等性試験

アメジニウムメチル硫酸塩錠10mg「サワイ」とリズミック錠10mgを健康成人男子にそれぞれ1錠(アメジニウムメチル硫酸塩として10mg)空腹時単回経口投与(クロスオーバー法)し、血漿中アメジニウム濃度を測定した。得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について統計解析を行った結果、両剤の生物学的同等性が確認された1)。

Cmax
(ng/mL)
Tmax
(hr)
T1/2
(hr)
AUC0-72hr
(ng・hr/mL)
アメジニウムメチル硫酸塩錠10mg「サワイ」 26.5±3.2 3.3±0.7 25.5±6.7 741.6±134.1
リズミック錠10mg 28.0±4.9 3.6±0.6 25.2±4.7 756.7±122.3

(Mean±S.D.)

血漿中濃度ならびにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。