遺伝性血管性浮腫の急性発作の発症抑制
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
効能・効果
用法・用量
通常、成人及び12歳以上の小児には、ガラダシマブ(遺伝子組換え)として初回に400mgを皮下投与し、以降は200mgを月1回皮下投与する。
使用上の注意
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8.1急性発作の治療を目的に本剤を使用しないことを患者又はその家族に十分に説明し、理解を得た上で使用すること。
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8.2*本剤の投与開始にあたっては、医療施設において、必ず医師によるか、医師の直接の監督のもとで投与を行うこと。 自己投与の適用については、医師がその妥当性を慎重に検討し、十分な教育訓練を実施したのち、本剤投与による危険性と対処法について患者又は介護者が理解し、患者自ら又はその介護者が確実に投与できることを確認した上で、医師の管理指導のもとで実施すること。自己投与の適用後、本剤による副作用が疑われる場合や自己投与の継続が困難な状況となる可能性がある場合には、直ちに自己投与を中止させ、医師の管理下で慎重に観察するなど適切な処置を行うこと。また、使用済みの注射器を再使用しないように患者又は介護者に注意を促し、安全な廃棄方法について指導すること。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。本剤はウサギにおいて胎盤通過が認められている1) 。ヒトにおける胎盤通過性は不明であるが、本剤はヒトIgG4モノクローナル抗体であり、ヒトIgGは胎盤関門を通過することが知られている。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。本剤のヒト乳汁への移行は不明であるが、本剤はヒトIgG4モノクローナル抗体であり、ヒトIgGは乳汁中に移行することが知られている。
9.7 小児等
12歳未満の小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
相互作用
副作用
その他の副作用
| 副作用名 | 頻度 |
|---|---|
| そう痒感) | 5%以上 |
| 注射部位反応(内出血 | 5%以上 |
| 紅斑 | 5%以上 |
薬物動態・作用機序
作用機序
18.1 作用機序
本剤は活性型血液凝固第XII因子(FXIIa)の触媒ドメインに結合し、その触媒活性を阻害する。第XII因子は接触活性化経路で最初に活性化される因子であり、炎症性ブラジキニン産生カリクレイン-キニン系を開始する。本剤はプレカリクレインからカリクレインへの活性化を抑制し、それに続く遺伝性血管性浮腫の発作における炎症及び腫脹に関連するブラジキニンの生成を抑制する7) 。
18.2 薬理作用
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18.2.1 In vitro薬理試験において、62.5nMのヒトFXIIa存在下におけるガラダシマブのFXIIa活性阻害に対するIC50は15nMであった8) 。
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18.2.2 In vitro薬理試験において、デキストラン硫酸による接触相活性化後のヒト血漿中のブラジキニン産生を阻害した8) 。
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18.2.3 In vivoマウス受動的アナフィラキシーモデルにおいて、ガラダシマブは血管透過性の亢進を抑制した8) 。
薬物動態
16.1 血中濃度
- 16.1.1単回投与
日本人健康成人(12例)に本剤200mgを単回皮下投与したときの薬物動態パラメータは以下のとおりであった3) 。
| tmax (h) |
Cmax (μg/mL) |
AUC0-last (μg・h/mL) |
AUC0-inf (μg・h/mL) |
CL/F (L/h) |
VZ/F (L) |
t1/2 (h) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 169 (8.00, 171) |
21.2 (17.0) |
11,300 (5,510) |
11,900 (5,840) |
0.022 (0.014) |
12.5 (5.84) |
424 (72.2) |
tmax=最高血漿中濃度到達時間、Cmax=最高血漿中濃度、AUC0-last=0時間から最終定量可能時間までの血漿中濃度−時間曲線下面積、AUC0-inf=0時間から無限時間まで外挿した血漿中濃度−時間曲線下面積、CL/F=見かけの全身クリアランス、VZ/F=消失相における見かけの分布容積 注)tmaxは中央値(最小値, 最大値)を示す。その他各パラメータは平均値(標準偏差)を示す。
- 16.1.2反復投与
国際共同第III相試験において、遺伝性血管性浮腫1型又は2型(C1-INH HAE)患者39例(日本人患者4例を含む)に本剤の初回用量400mgを皮下投与し、以降200mgを月1回皮下投与したときの本剤の血漿中トラフ濃度は以下のとおりであった。定常状態における本剤の血漿中トラフ濃度は概ね一定であった3) 。
| Day 31 | Day 61 | Day 91 | Day 121 | Day 151 | Day 182 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 例数 | 39 | 39 | 39 | 38 | 39 | 39 |
| 血漿中トラフ濃度(μg/mL)、 平均値(標準偏差) |
10.5 (4.00) |
8.60 (3.91) |
8.39 (3.81) |
8.69 (3.93) |
8.20 (4.37) |
8.09 (4.28) |
- 16.1.3母集団薬物動態解析
母集団薬物動態解析において、本剤の初回用量400mgを皮下投与後、以降200mgを月1回皮下投与したHAE患者の薬物動態パラメータを検討した。定常状態における1投与間隔の血漿中濃度−時間曲線下面積(AUCtau,ss)、定常状態における最高血漿中濃度(Cmax,ss)及び定常状態における最低血漿中濃度(Cmin,ss)の平均値(標準偏差)は、それぞれ9,920(4,470)μg・h/mL、20.5(9.66)μg/mL及び8.94(4.64)μg/mLと推定された。初回用量400mgの皮下投与後に本剤の曝露は定常状態に達した3) 。 HAE患者における本剤皮下投与後の血漿中最高濃度到達時間は約6日であった3) 。 HAE患者における本剤の見かけの分布容積の平均値(標準偏差)は、8.36(5.55)Lであった3) 。 HAE患者における本剤の見かけの全身クリアランスの平均値(標準偏差)は0.0243(0.0122)L/hであり、終末相の消失半減期は約18日であった3) 。 健康成人及びHAE患者を対象とした母集団薬物動態解析における絶対的アベイラビリティは、0.387(95%信頼区間:0.344, 0.431)と推定された3) 。
16.2 吸収
健康成人において、注射部位(腹部、大腿部、上腕部)は本剤の曝露に影響しなかった4) (外国人データ)。
薬価情報
YJコードに紐付く薬価基準収載データを年度別に表示します。
| 年度 | 品名 | 規格 | 単位 | 薬価 | 後発品 | 適用日 | 製造販売会社 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026年度 |
アナエブリ皮下注200mgペン
本剤
4490411G1020
|
200mg1.2mL1キット | 200mg1.2mL1キット | ¥3037716.00 | — | — | — |