Clinical snapshot

アセトキープ3G注(200mLバッグ)

5%ブドウ糖加酢酸維持液

添付文書改訂 2023年05月01日

【禁忌】(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1高カリウム血症、乏尿、アジソン病、重症熱傷、高窒素血症の患者[高カリウム血症が悪化する又は誘発されるおそれがある。]

  2. 2.2高リン血症、低カルシウム血症、副甲状腺機能低下症の患者[高リン血症、低カルシウム血症が悪化する又は誘発されるおそれがある。]

  3. 2.3高マグネシウム血症、甲状腺機能低下症の患者[高マグネシウム血症が悪化する又は誘発されるおそれがある。]

効能・効果

経口摂取が不能又は不十分な場合の水分・電解質の補給・維持、エネルギーの補給

用法・用量

通常、成人には、1回500~1000mLを、小児には、1回200~500mLを点滴静注する。投与速度は、成人・小児ともにブドウ糖として1時間あたり0.5g/kg体重以下とする。 なお、年齢、症状、体重などに応じて適宜増減する。

使用上の注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1糖尿病の患者

血糖値が上昇することにより、症状が悪化するおそれがある。

  1. 9.1.2心不全の患者

循環血液量の増加により、症状が悪化するおそれがある。

  1. 9.1.3閉塞性尿路疾患により尿量が減少している患者

水分、電解質等の排泄が障害されているため、症状が悪化するおそれがある。

9.2 腎機能障害患者

水分、電解質の過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

9.7 小児等

低出生体重児、新生児を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

投与速度を緩徐にし、減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。

相互作用

記載なし

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度
末梢の浮腫 頻度不明
水中毒 頻度不明
肺水腫 頻度不明
脳浮腫 頻度不明
高カリウム血症 頻度不明

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

ブドウ糖加酢酸維持液は水分、電解質及びエネルギーの補給効果を示す。

18.2 体重に及ぼす影響

飢餓絶食時のウサギに対するブドウ糖加酢酸維持液の効果をマルトース加酢酸維持液、ブドウ糖加酢酸維持液及び酢酸維持液と比較した結果、体重変化に差はなかった8)。

薬物動態

16.1 血中濃度

  1. 16.1.1全身麻酔下手術患者

全身麻酔下手術待機症例11例に1mmol/mL酢酸ナトリウム液10mLを投与した結果、酢酸の半減期(t1/2)は2.20±0.74分、分布容積(Vd)は53.4±12.6mL/kgであった1)。