緑内障、高眼圧症
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
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2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
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2.2 気管支喘息、気管支痙攣又はそれらの既往歴のある患者、重篤な慢性閉塞性肺疾患のある患者[これらの症状が増悪するおそれがある。]
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2.3 コントロール不十分な心不全、洞性徐脈、房室ブロック(Ⅱ・Ⅲ度)又は心原性ショックのある患者[これらの症状が増悪するおそれがある。]
効能・効果
用法・用量
通常、1%製剤を1回1滴、1日1回点眼する。なお、十分な効果が得られない場合は、2%製剤を用いて1回1滴、1日1回点眼する。
使用上の注意
全身的に吸収され、β遮断剤全身投与時と同様の副作用があらわれることがあるので、留意すること。
9.1 合併症・既往歴等のある患者
- 9.1.1 肺高血圧による右心不全の患者
心機能を抑制し症状が増悪するおそれがある。
- 9.1.2 うっ血性心不全の患者
心機能を抑制し症状が増悪するおそれがある。
- 9.1.3 コントロール不十分な糖尿病の患者
血糖値に注意すること。低血糖症状を起こしやすく、かつ症状をマスクすることがある。
- 9.1.4 糖尿病性ケトアシドーシス及び代謝性アシドーシスのある患者
アシドーシスによる心筋収縮力の抑制を増強するおそれがある。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で乳汁中への移行が報告されている。
9.7 小児等
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9.7.1 小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
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9.7.2 低血糖症状があらわれた場合には、経口摂取可能な状態では角砂糖、あめ等の糖分の摂取、意識障害、痙攣を伴う場合には、ブドウ糖の静注等を行い、十分に経過観察すること。カルテオロール塩酸塩点眼液1%・2%を食事摂取不良等体調不良の状態の患児に投与した症例で低血糖が報告されている。
9.8 高齢者
一般に生理機能が低下している。
副作用
その他の副作用
| 副作用名 | 頻度 | 症状・説明 |
|---|---|---|
| かゆみ | 頻度不明 | — |
| こわばり(四肢等) | 頻度不明 | — |
| めまい | 頻度不明 | — |
| 不快感 | 頻度不明 | — |
| 不整脈 | 頻度不明 | — |
| 乾燥感等) | 頻度不明 | — |
| 低血圧 | 頻度不明 | — |
| 倦怠感 | 頻度不明 | — |
| 動悸 | 頻度不明 | — |
| 味覚異常(苦味等) | 頻度不明 | — |
| 呼吸困難 | 頻度不明 | — |
| 咳 | 頻度不明 | — |
| 咽喉頭症状(違和感等) | 頻度不明 | — |
| 徐脈 | 頻度不明 | — |
| 悪心 | 頻度不明 | — |
| 抑うつ | 頻度不明 | — |
| 灼熱感 | 頻度不明 | — |
| 異物感 | 頻度不明 | — |
| 疼痛 | 頻度不明 | — |
| 発疹 | 頻度不明 | — |
| 皮膚炎 | 頻度不明 | — |
| 眼刺激症状(しみる感じ | 頻度不明 | — |
| 眼底黄斑部の浮腫・混濁注1) | 頻度不明 | — |
| 眼瞼炎 | 頻度不明 | — |
| 眼瞼発赤 | 頻度不明 | — |
| 眼瞼腫脹 | 頻度不明 | — |
| 眼脂 | 頻度不明 | — |
| 筋肉痛 | 頻度不明 | — |
| 結膜炎 | 頻度不明 | — |
| 羞明感 | 頻度不明 | — |
| 胸痛 | 頻度不明 | — |
| 脱力感 | 頻度不明 | — |
| 血糖値の低下 | 頻度不明 | — |
| 視力異常 | 頻度不明 | — |
| 角膜びまん性混濁 | 頻度不明 | — |
| 角膜びらん等) | 頻度不明 | — |
| 角膜障害(角膜炎 | 頻度不明 | — |
| 重症筋無力症の増悪 | 頻度不明 | — |
| 霧視 | 頻度不明 | — |
| 頭痛 | 頻度不明 | — |
| 鼻づまり) | 頻度不明 | — |
| 鼻水 | 頻度不明 | — |
| 鼻症状(くしゃみ | 頻度不明 | — |
薬物動態・作用機序
作用機序
18.1 作用機序
カルテオロール塩酸塩は内因性交感神経刺激様作用を有するβ受容体遮断薬である7)。 健康成人におけるフルオロフォトメトリー試験の結果、並びに緑内障及び高眼圧症患者におけるトノグラフィー試験の結果から、カルテオロール塩酸塩は房水産生の抑制により眼圧を下降させるものと推察されている8),9)。
18.2 眼圧下降作用
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18.2.1 白色及び有色ウサギの水負荷高眼圧モデルを用いた検討において、本剤の眼圧上昇抑制の持続性が認められた10)。
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18.2.2 ウサギにカルテオロール塩酸塩0.25~2%液を点眼した場合、用量依存的で持続的な眼圧下降が認められた11)。
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18.2.3 ウサギの水負荷眼圧上昇試験において、カルテオロール塩酸塩0.1~2%液点眼により眼圧上昇の有意な抑制が認められた11)。
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18.2.4 ビーグル犬にカルテオロール塩酸塩1~4%液を1回0.1mL、1日2回、連続8週間点眼しても眼圧下降作用の減弱は認められなかった11)。
18.3 眼底血流増加作用
健康成人にカルテオロール塩酸塩持続性点眼液2%を1回点眼し、レーザースペックル法により視神経乳頭での組織血流量を測定したところ、視神経乳頭近傍上耳側網脈絡膜において組織血流の指標となるMean blur rate(MBR)値の有意な増加が認められた12)。
薬物動態
16.1 血中濃度
- 16.1.1 単回点眼
原発開放隅角緑内障又は高眼圧症の患者(14例)に本剤2%(7例)又はミケラン点眼液2%(7例)を両眼に1滴単回点眼した時の最高血漿中カルテオロール濃度(平均値±標準誤差)はそれぞれ1.727±0.651ng/mL(点眼2時間後)及び1.180±0.384ng/mL(点眼30分後)であった1)。
- 16.1.2 反復点眼
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原発開放隅角緑内障又は高眼圧症の患者(24例)に本剤2%(両眼に1滴、1日1回、12例)又はミケラン点眼液2%(両眼に1滴、1日2回、12例)を8週間反復点眼した時の血漿中カルテオロール濃度(平均値±標準偏差)は、それぞれ1.669±0.726ng/mL及び3.198±1.500ng/mL(点眼2時間後)であった2)。
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原発開放隅角緑内障又は高眼圧症の患者(22例)に本剤2%(両眼に1滴、1日1回)又はミケラン点眼液2%(両眼に1滴、1日2回)をクロスオーバー法により9週間反復点眼した時の最高血漿中カルテオロール濃度(平均値±標準偏差)はそれぞれ1.76±0.86ng/mL及び2.94±1.48ng/mLであった3)(外国人データ)。
16.4 代謝
カルテオロールは、ヒト肝ミクロゾームチトクロームP450の分子種のうち、主としてCYP2D6により代謝される4)(in vitro)。