【禁忌】(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 ヘモクロマトーシスなど鉄過剰症の治療を受けている患者[症状が増悪するおそれがある。]

  2. 2.2 本剤の成分又は他の鉄剤に対し過敏症の既往歴のある患者

効能・効果

腹部磁気共鳴コンピューター断層撮影における下記造影

  • 消化管(胃、十二指腸、空腸)造影

  • 胆道膵管撮影時の消化管陰性造影

用法・用量

  • 〈消化管(胃、十二指腸、空腸)造影〉

通常、成人にはクエン酸鉄アンモニウムとして600mg(1包)を300mLの水に溶かし経口投与する。なお、必要に応じて1,200mg(2包)まで増量する。

  • 〈胆道膵管撮影時の消化管陰性造影〉

通常、成人にはクエン酸鉄アンモニウムとして1,200mg(2包)を150mLの水に溶かし経口投与する。

使用上の注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 消化性潰瘍、潰瘍性大腸炎、限局性腸炎等の胃腸管疾患を有する患者

鉄が大量に吸収されるおそれがある。消化管粘膜を刺激し、潰瘍や炎症を増悪するおそれがある。

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい。

9.6 授乳婦

診断上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

9.7 小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

一般に生理機能が低下している。

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度 症状・説明
アレルギー反応 1%未満
下痢 頻度不明
全身の発疹) 1%未満
嘔気・嘔吐 頻度不明
発疹(発赤 1%未満
総ビリルビン上昇 1%未満
肩痛 1%未満
胃部不快感 頻度不明
胸やけ等 1%未満
腹部膨満感 頻度不明
蕁麻疹 1%未満
血小板増多 1%未満
血清カリウム上昇 1%未満
血清フェリチン増加 1%未満
血清鉄低下 1%未満
食欲低下 頻度不明

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 測定法

本剤は、水溶液中で水プロトン信号をT1強調画像では増強、T2強調画像では低下させることによりコントラスト増強効果を発揮する4),5),6)。