インフルエンザの予防
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
-
2.1 明らかな発熱を呈している者
-
2.2 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者
-
2.3 本剤の成分によってアナフィラキシーを呈したことがあることが明らかな者
-
2.4 上記に掲げる者のほか、予防接種を行うことが不適当な状態にある者
効能・効果
用法・用量
6ヶ月以上3歳未満のものには0.25mLを皮下に、3歳以上13歳未満のものには0.5mLを皮下におよそ2~4週間の間隔をおいて2回注射する。13歳以上のものについては、0.5mLを皮下に、1回又はおよそ1~4週間の間隔をおいて2回注射する。
使用上の注意
-
8.1 本剤は、「予防接種実施規則」及び「定期接種実施要領」に準拠して使用すること。
-
8.2 被接種者について、接種前に必ず問診、検温及び診察(視診、聴診等)によって健康状態を調べること。
-
8.3 被接種者又はその保護者に、接種当日は過激な運動は避け、接種部位を清潔に保ち、また、接種後の健康監視に留意し、局所の異常反応や体調の変化、さらに高熱、けいれん等の異常な症状を呈した場合には、速やかに医師の診察を受けるよう事前に知らせること。
9.1 接種要注意者(接種の判断を行うに際し、注意を要する者)
被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合は、健康状態及び体質を勘案し、診察及び接種適否の判断を慎重に行い、予防接種の必要性、副反応、有用性について十分な説明を行い、同意を確実に得た上で、注意して接種すること。
- 9.1.1 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害等の基礎疾患を有する者
,
-
9.1.2 予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた者及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある者
-
9.1.3 過去にけいれんの既往のある者
-
9.1.4 過去に免疫不全の診断がなされている者及び近親者に先天性免疫不全症の者がいる者
-
9.1.5 間質性肺炎、気管支喘息等の呼吸器系疾患を有する者
-
9.1.6 本剤の成分又は鶏卵、鶏肉、その他鶏由来のものに対してアレルギーを呈するおそれのある者
9.2 腎機能障害を有する者
接種要注意者である。
9.3 肝機能障害を有する者
接種要注意者である。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には予防接種上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ接種すること。なお、小規模ながら、接種により先天異常の発生率は自然発生率より高くならないとする報告がある 1),2) 。
9.7 小児等
低出生体重児、新生児及び6か月未満の乳児を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
接種に当たっては、予診等を十分に行い、被接種者の健康状態を観察すること。一般に生理機能が低下している。
副作用
その他の副作用
| 副作用名 | 頻度 | 症状・説明 |
|---|---|---|
| しびれ感 | 頻度不明 | — |
| しびれ感 | 頻度不明 | — |
| そう痒 | 頻度不明 | — |
| ぶどう膜炎 | 頻度不明 | — |
| めまい | 頻度不明 | — |
| リンパ節腫脹 | 頻度不明 | — |
| 一過性の意識消失 | 頻度不明 | — |
| 下痢 | 頻度不明 | — |
| 倦怠感 | 頻度不明 | — |
| 動悸 | 頻度不明 | — |
| 咳嗽 | 頻度不明 | — |
| 嘔吐・嘔気 | 頻度不明 | — |
| 多形紅斑 | 頻度不明 | — |
| 失神・血管迷走神経反応 | 頻度不明 | — |
| 小水疱 | 頻度不明 | — |
| 悪寒 | 頻度不明 | — |
| 振戦 | 頻度不明 | — |
| 末梢性ニューロパチー | 頻度不明 | — |
| 湿疹 | 頻度不明 | — |
| 熱感 | 頻度不明 | — |
| 疼痛 | 頻度不明 | — |
| 発熱 | 頻度不明 | — |
| 発疹 | 頻度不明 | — |
| 発赤 | 頻度不明 | — |
| 硬結 | 頻度不明 | — |
| 筋力低下 | 頻度不明 | — |
| 筋肉痛 | 頻度不明 | — |
| 紅斑 | 頻度不明 | — |
| 腫脹 | 頻度不明 | — |
| 腹痛 | 頻度不明 | — |
| 蕁麻疹 | 頻度不明 | — |
| 蜂巣炎 | 頻度不明 | — |
| 血管性浮腫 | 頻度不明 | — |
| 関節痛 | 頻度不明 | — |
| 頭痛 | 頻度不明 | — |
| 顔面神経麻痺等の麻痺 | 頻度不明 | — |
| 食欲減退 | 頻度不明 | — |
薬物動態・作用機序
作用機序
18.1 作用機序
ヘムアグルチニンは、インフルエンザウイルスの表面抗原の一つであり、ウイルスの宿主細胞への吸着に関与している。本剤の接種により、ヘムアグルチニンに対する抗体が産生され、インフルエンザウイルスの防御抗体として働くことで、インフルエンザの予防が期待される。
18.2 効果の持続
インフルエンザHAワクチンを3週間隔で2回接種した場合、接種1か月後に被接種者の77%が有効予防水準に達する。接種後3か月で有効抗体水準が78.8%であるが、5か月では50.8%と減少する。効果の持続は、流行ウイルスとワクチンに含まれているウイルスの抗原型が一致した時において3か月続くことが明らかになっている。基礎免疫を持っている場合は、ワクチン接種群における有効な抗体水準は、3か月を過ぎても維持されているが、基礎免疫のない場合には、効果の持続期間が1か月近く短縮される9) 。