手指・皮膚の消毒、手術部位(手術野)の皮膚の消毒、皮膚の創傷部位の消毒、医療機器の消毒、手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
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2.1 クロルヘキシジン製剤に対し過敏症の既往歴のある者
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2.2 脳、脊髄、耳(内耳、中耳、外耳)には使用しないこと[聴神経及び中枢神経に対して直接使用した場合は、難聴、神経障害を来すことがある。]
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2.3 腟、膀胱、口腔等の粘膜面には使用しないこと[クロルヘキシジン製剤の左記部位への使用により、ショック、アナフィラキシーの症状の発現が報告されている。],
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2.4 眼には使用しないこと[角膜障害等の眼障害を来すおそれがある。]
効能・効果
用法・用量
- 〈手指・皮膚の消毒〉
クロルヘキシジングルコン酸塩として0.1~0.5%水溶液を用いる。
- 〈手術部位(手術野)の皮膚の消毒、医療機器の消毒〉
クロルヘキシジングルコン酸塩として0.1~0.5%水溶液又は0.5%エタノール溶液を用いる。
- 〈皮膚の創傷部位の消毒、手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒〉
クロルヘキシジングルコン酸塩として0.05%水溶液を用いる。
使用上の注意
ショック、アナフィラキシー等の反応を予測するため、使用に際してはクロルヘキシジン製剤に対する過敏症の既往歴、薬物過敏体質の有無について十分な問診を行うこと。,,
9.1 合併症・既往歴等のある患者
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9.1.1 薬物過敏症の既往歴のある者(クロルヘキシジン製剤に対し過敏症の既往歴のある者を除く)
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9.1.2 喘息等のアレルギー疾患の既往歴、家族歴のある者
副作用
その他の副作用
| 副作用名 | 頻度 | 症状・説明 |
|---|---|---|
| じん麻疹 | 1%未満 | — |
| 発疹 | 1%未満 | — |
薬物動態・作用機序
作用機序
18.1 作用機序
作用機序は十分には解明されていないが、比較的低濃度では細菌の細胞膜に障害を与え、細胞質成分の不可逆的漏出や酵素阻害を起こし、比較的高濃度では細胞内の蛋白質や核酸の沈着を起こすことが報告されている6),7) 。
18.2 抗菌作用
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18.2.1 クロルヘキシジングルコン酸塩は広範囲の微生物に作用し、グラム陽性菌には低濃度でも迅速な殺菌作用を示す8),9)(in vitro) 。
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18.2.2 グラム陰性菌には比較的低濃度で殺菌作用を示すが、グラム陽性菌に比べ抗菌力に幅がみられる10) 。グラム陰性菌のうち、Alcaligenes、Pseudomonas、Achromobacter、Flavobacterium属等には、まれにクロルヘキシジングルコン酸塩に抵抗する菌株もある11),12),13) (in vitro)。
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18.2.3 芽胞形成菌の芽胞には効力を示さない14) (in vitro)。
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18.2.4 結核菌に対して水溶液では静菌作用を示し、アルコール溶液では迅速な殺菌作用を示す15) (in vitro)。
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18.2.5 真菌類の多くに抗菌力を示すが、全般的に細菌類よりも抗菌力は弱い16) (in vitro)。
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18.2.6 ウイルスに対する効力は確定していない。
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18.2.7 各種細菌・真菌に対するクロルヘキシジングルコン酸塩の殺菌力17) (in vitro)
| 供試菌種 | MIC(μg/mL) |
|---|---|
| Staphylococcus aureus ATCC 6538P | 12 |
| Escherichia coli IFO 3972 | 24 |
| Pseudomonas aeruginosa IFO 3452 | 781 |
| Proteus vulgaris IFO 3851 | 195 |
| Klebsiella pneumoniae ATCC 13883 | 24 |
| Candida albicans IFO 1594 | 195 |
MIC(最小発育阻止濃度)はクロルヘキシジングルコン酸塩としての濃度を示す。
- 18.2.8 各種臨床分離株に対するクロルヘキシジングルコン酸塩の殺菌力18)(in vitro)
接種菌量:約107cfu/mL 温度:室温 中和剤:SCDLP液体培地(日本製薬)
| 試験菌株 | 作用濃度 (%) | 殺菌率(%) | ||
|---|---|---|---|---|
| 1分 | 10分 | 30分 | ||
| MSSA No.1 | 0.05 0.1 0.5 | 99.861 99.923 >99.985 | >99.985 >99.985 >99.985 | >99.985 >99.985 >99.985 |
| MRSA No.2 | 0.05 0.1 0.5 | 32.530 77.108 97.952 | 99.976 >99.988 >99.988 | >99.988 >99.988 >99.988 |
| Escherichia coli No.1 | 0.05 0.1 0.5 | >99.983 >99.983 >99.983 | >99.983 >99.983 >99.983 | >99.983 >99.983 >99.983 |
| Serratia marcescens No.2 | 0.05 0.1 0.5 | >99.993 >99.993 >99.993 | >99.993 >99.993 >99.993 | >99.993 >99.993 >99.993 |
| Enterobacter cloacae No.1 | 0.05 0.1 0.5 | >99.988 >99.988 >99.988 | >99.988 >99.988 >99.988 | >99.988 >99.988 >99.988 |
| Pseudomonas aeruginosa No.1 | 0.05 0.1 0.5 | >99.984 >99.984 >99.984 | >99.984 >99.984 >99.984 | >99.984 >99.984 >99.984 |
| Burkholderia cepacia No.3 | 0.05 0.1 0.5 | 96.667 97.879 99.985 | 99.970 >99.985 >99.985 | 99.985 >99.985 >99.985 |
薬物動態
16.2 吸収
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16.2.1 5例の健康成人男性の上腕皮膚面50cm2に、5%又は4%の標識されたクロルヘキシジングルコン酸塩液(18μCiの14Cを含有)を塗布し3時間放置した。14C標識物質は塗布後6時間及び24時間後の血中から検出されなかった2) (外国人データ)。
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16.2.2 15例の健康成人が4%注1) のクロルヘキシジングルコン酸塩液10mLで手指と腕の消毒を3週間(1日5回、週5日)行ったが、消毒30分後の血中からクロルヘキシジン及びその誘導体は検出されなかった2) (外国人データ)。
注1)本剤の手指・皮膚の消毒に対する承認された用法及び用量は「クロルヘキシジングルコン酸塩として0.1~0.5%水溶液を用いる。」である。
16.5 排泄
5例の健康成人男性の上腕皮膚面50cm2に、5%又は4%の標識されたクロルヘキシジングルコン酸塩液(18μCiの14Cを含有)を塗布し3時間放置した。塗布後10日間の糞尿中の14C標識物質の総量の測定では、尿中から検出されず、2例の糞便中から塗布量の0.009%以下の14C標識物質が検出された2) (外国人データ)。