【警告】

  1. 1.1 本剤は、緊急時に十分対応できる医療施設において、がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤の使用が適切と判断される症例についてのみ投与すること。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し、同意を得てから投与すること。

  2. 1.2 間質性肺疾患があらわれ、死亡に至った症例も報告されているので、初期症状(息切れ、呼吸困難、咳嗽、疲労等)の確認及び胸部X線検査の実施等、観察を十分に行うこと。また、異常が認められた場合には本剤の投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。,,

【禁忌】(次の患者には投与しないこと)

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

効能・効果

  • 悪性黒色腫

  • 切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌

  • 非小細胞肺癌における術前補助療法

  • 根治切除不能又は転移性の腎細胞癌

  • 再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫

  • 再発又は遠隔転移を有する頭頸部癌

  • 治癒切除不能な進行・再発の胃癌

  • 切除不能な進行・再発の悪性胸膜中皮腫

  • 悪性中皮腫(悪性胸膜中皮腫を除く)

  • 治癒切除不能な進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する結腸・直腸癌

  • 根治切除不能な進行・再発の食道癌

  • 食道癌における術後補助療法

  • 原発不明癌

  • 尿路上皮癌における術後補助療法

  • 根治切除不能な尿路上皮癌

  • 根治切除不能な進行・再発の上皮系皮膚悪性腫瘍

  • 切除不能な肝細胞癌

用法・用量

  • 〈悪性黒色腫〉

通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。ただし、悪性黒色腫における術後補助療法の場合は、投与期間は12ヵ月間までとする。 根治切除不能な悪性黒色腫に対してイピリムマブ(遺伝子組換え)と併用する場合は、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回80mgを3週間間隔で4回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。

  • 〈切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌、治癒切除不能な進行・再発の胃癌〉

通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。 他の抗悪性腫瘍剤と併用する場合は、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回360mgを3週間間隔で点滴静注する。

  • 〈非小細胞肺癌における術前補助療法〉

他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回360mgを3週間間隔で点滴静注する。ただし、投与回数は3回までとする。

  • 〈根治切除不能又は転移性の腎細胞癌〉

通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。 カボザンチニブと併用する場合は、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。 化学療法未治療の根治切除不能又は転移性の腎細胞癌に対してイピリムマブ(遺伝子組換え)と併用する場合は、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを3週間間隔で4回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。

  • 〈再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫〉

通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。 通常、小児にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回3mg/kg(体重)を2週間間隔で点滴静注する。なお、体重40kg以上の小児には、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注することもできる。

  • 〈再発又は遠隔転移を有する頭頸部癌、悪性中皮腫(悪性胸膜中皮腫を除く)、原発不明癌、根治切除不能な進行・再発の上皮系皮膚悪性腫瘍〉

通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。

  • 〈切除不能な進行・再発の悪性胸膜中皮腫〉

通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。 イピリムマブ(遺伝子組換え)と併用する場合は、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回360mgを3週間間隔で点滴静注する。

  • 〈治癒切除不能な進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する結腸・直腸癌〉

イピリムマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを3週間間隔で4回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。 がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する結腸・直腸癌に対して、ニボルマブ(遺伝子組換え)を単独投与する場合は、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。

  • 〈根治切除不能な進行・再発の食道癌〉

通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。 他の抗悪性腫瘍剤と併用する場合は、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔、1回360mgを3週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。

  • 〈食道癌における術後補助療法、尿路上皮癌における術後補助療法〉

通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。ただし、投与期間は12ヵ月間までとする。

  • 〈根治切除不能な尿路上皮癌〉

ゲムシタビン塩酸塩及び白金系抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回360mgを3週間間隔で6回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。

  • 〈切除不能な肝細胞癌〉

イピリムマブ(遺伝子組換え)との併用において、通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回80mgを3週間間隔で4回点滴静注する。その後、ニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。

使用上の注意

  • 〈効能共通〉
  1. 8.1 本剤のT細胞活性化作用により、過度の免疫反応に起因すると考えられる様々な疾患や病態があらわれることがある。観察を十分に行い、異常が認められた場合には、過度の免疫反応による副作用の発現を考慮し、適切な鑑別診断を行うこと。過度の免疫反応による副作用が疑われる場合には、副腎皮質ホルモン剤の投与等を考慮すること。また、本剤投与終了後に重篤な副作用があらわれることがあるので、本剤投与終了後も観察を十分に行うこと。

  2. 8.2 間質性肺疾患があらわれることがあるので、本剤の投与にあたっては、臨床症状(呼吸困難、咳嗽、発熱、肺音の異常(捻髪音)等)の確認及び胸部X線検査の実施等、観察を十分に行うこと。また、必要に応じて胸部CT、血清マーカー等の検査を実施すること。,,

  3. 8.3 重症筋無力症、心筋炎、筋炎、横紋筋融解症があらわれることがあるので、筋力低下、眼瞼下垂、呼吸困難、嚥下障害、CK上昇、心電図異常、血中及び尿中ミオグロビン上昇等の観察を十分に行うこと。

  4. 8.4 1型糖尿病があらわれることがあるので、口渇、悪心、嘔吐等の症状の発現や血糖値の上昇に十分注意すること。

  5. 8.5 劇症肝炎、肝不全、肝機能障害、肝炎、硬化性胆管炎があらわれることがあるので、定期的に肝機能検査を行い、患者の状態を十分に観察すること。

  6. 8.6 甲状腺機能障害、下垂体機能障害及び副腎障害があらわれることがあるので、本剤の投与開始前及び投与期間中は定期的に内分泌機能検査(TSH、遊離T3、遊離T4、ACTH、血中コルチゾール等の測定)を実施すること。また、必要に応じて画像検査等の実施も考慮すること。,

  7. 8.7 腎障害があらわれることがあるので、定期的に腎機能検査を行い、患者の状態を十分に観察すること。

  8. 8.8 Infusion reactionがあらわれることがあるので、本剤の投与は重度のInfusion reactionに備えて緊急時に十分な対応のできる準備を行った上で開始すること。また、2回目以降の本剤投与時にInfusion reactionがあらわれることもあるので、本剤投与中及び本剤投与終了後はバイタルサインを測定するなど、患者の状態を十分に観察すること。

  9. 8.9 ぶどう膜炎があらわれることがあるので、眼の異常の有無を定期的に確認すること。また、眼の異常が認められた場合には、速やかに医療機関を受診するよう患者を指導すること。

  10. 8.10 *腫瘍崩壊症候群があらわれることがあるので、血清中電解質濃度測定及び腎機能検査を行うなど、患者の状態を十分に観察すること。

  • 〈切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌〉
  1. 8.11 本剤とカルボプラチン、パクリタキセル及びベバシズマブ(遺伝子組換え)を併用投与する際には、発熱性好中球減少症があらわれることがあるので、必要に応じて血液検査を行う等、患者の状態を十分に観察すること。

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 自己免疫疾患の合併又は慢性的若しくは再発性の自己免疫疾患の既往歴のある患者

自己免疫疾患が増悪するおそれがある。

  1. 9.1.2 間質性肺疾患のある患者又はその既往歴のある患者

間質性肺疾患が増悪するおそれがある。,,

  1. 9.1.3 臓器移植歴(造血幹細胞移植歴を含む)のある患者

本剤の投与により移植臓器に対する拒絶反応又は移植片対宿主病が発現するおそれがある。

  1. 9.1.4 結核の感染又は既往を有する患者

結核を発症するおそれがある。

9.4 生殖能を有する者

妊娠する可能性のある女性には、本剤投与中及び最終投与後5ヵ月間において避妊する必要性及び適切な避妊法について説明すること。

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。妊娠サルを用いた出生前及び出生後の発生に関する試験において、10mg/kgの週2回投与(AUC比較で臨床曝露量の約6倍に相当する)により妊娠末期における胚・胎児死亡率あるいは出生児死亡率の増加が認められたが、催奇形性は認められなかった。また、出生児の成長及び発達に影響は認められなかった。なお、本剤は出生児の血清中で認められている。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。本剤のヒト乳汁中への移行は検討されていないが、ヒトIgGは乳汁中に移行するので、本剤も移行する可能性がある。

9.7 小児等

  • 〈悪性黒色腫、切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌、非小細胞肺癌における術前補助療法、根治切除不能又は転移性の腎細胞癌、再発又は遠隔転移を有する頭頸部癌、治癒切除不能な進行・再発の胃癌、切除不能な進行・再発の悪性胸膜中皮腫、悪性中皮腫(悪性胸膜中皮腫を除く)、治癒切除不能な進行・再発の高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する結腸・直腸癌、根治切除不能な進行・再発の食道癌、食道癌における術後補助療法、原発不明癌、尿路上皮癌における術後補助療法、根治切除不能な尿路上皮癌、根治切除不能な進行・再発の上皮系皮膚悪性腫瘍、切除不能な肝細胞癌〉

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

  • 〈再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫〉

低出生体重児、新生児又は乳児を対象とした臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度 症状・説明
CRP増加 頻度不明
アレルギー性鼻炎 頻度不明
インターロイキン濃度増加 頻度不明
インフルエンザ様疾患 頻度不明
うつ病 頻度不明
サーファクタントプロテイン増加 頻度不明
サルコイドーシス 頻度不明
ざ瘡様皮膚炎 頻度不明
シェーグレン症候群 頻度不明
しゃっくり 頻度不明
そう痒症(15.2%) 頻度不明
フォークト・小柳・原田病 頻度不明
ヘマトクリット減少 頻度不明
ヘモグロビン減少 頻度不明
ほてり 頻度不明
リウマチ因子増加 頻度不明
リウマチ因子陽性 頻度不明
リウマチ性多発筋痛 頻度不明
リビドー減退 頻度不明
リンパ球減少症 頻度不明
リンパ節症 頻度不明
下痢 頻度不明
不安 頻度不明
不整脈 頻度不明
不眠症 頻度不明
丘疹性皮疹 頻度不明
中毒性皮疹 頻度不明
中耳炎 頻度不明
乳頭痛 頻度不明
乾癬 頻度不明
代謝性アシドーシス 頻度不明
伝導障害 頻度不明
低アルブミン血症 頻度不明
低カリウム血症 頻度不明
低カルシウム血症 頻度不明
低クロール血症 頻度不明
低ナトリウム血症 頻度不明
低マグネシウム血症 頻度不明
低リン血症 頻度不明
低血圧 頻度不明
低酸素症 頻度不明
体重増加 頻度不明
体重減少 頻度不明
便秘 頻度不明
倦怠感 頻度不明
側腹部痛 頻度不明
傾眠 頻度不明
全身健康状態低下 頻度不明
動悸 頻度不明
十二指腸潰瘍 頻度不明
単球数増加 頻度不明
単球数減少 頻度不明
口の感覚鈍麻 頻度不明
口内乾燥 頻度不明
口内炎 頻度不明
口唇炎 頻度不明
口渇 頻度不明
口腔咽頭痛 頻度不明
口腔知覚不全 頻度不明
口腔障害 頻度不明
味覚異常 頻度不明
呼吸困難 頻度不明
咳嗽 頻度不明
喀血 頻度不明
喉頭浮腫 頻度不明
喉頭痛 頻度不明
喘鳴 頻度不明
嘔吐 頻度不明
嚥下障害 頻度不明
四肢痛 頻度不明
回転性めまい 頻度不明
外耳炎 頻度不明
多汗症 頻度不明
好中球数増加 頻度不明
好中球減少症 頻度不明
好酸球増加症 頻度不明
好酸球数減少 頻度不明
寝汗 頻度不明
尋常性白斑 頻度不明
尿中ブドウ糖陽性 頻度不明
尿沈渣異常 頻度不明
尿路感染 頻度不明
帯状疱疹 頻度不明
徐脈 頻度不明
心不全 頻度不明
心室性期外収縮 頻度不明
心房細動 頻度不明
心肥大 頻度不明
心膜炎 頻度不明
心電図QT延長 頻度不明
急性心不全 頻度不明
悪寒 頻度不明
悪心 頻度不明
感情障害 頻度不明
感覚鈍麻 頻度不明
手足症候群 頻度不明
抗リン脂質抗体陽性 頻度不明
抗核抗体増加 頻度不明
抗甲状腺抗体陽性 頻度不明
放屁 頻度不明
歯周炎 頻度不明
歯肉出血 頻度不明
歯肉炎 頻度不明
毛髪変色 頻度不明
気管出血 頻度不明
気管支炎 頻度不明
気道の炎症 頻度不明
気道感染 頻度不明
注射部位反応 頻度不明
流涎過多 頻度不明
流涙増加 頻度不明
浮動性めまい 頻度不明
浮腫 頻度不明
消化不良 頻度不明
消化管出血 頻度不明
湿疹 頻度不明
潮紅 頻度不明
無力症 頻度不明
爪の障害 頻度不明
爪感染 頻度不明
疲労(19.6%) 頻度不明
疼痛 頻度不明
頻度不明
発声障害 頻度不明
発熱 頻度不明
発疹 頻度不明
白斑 頻度不明
白血球増加症 頻度不明
白血球減少症 頻度不明
皮膚乾燥 頻度不明
皮膚炎 頻度不明
皮膚病変 頻度不明
皮膚腫瘤 頻度不明
皮膚色素減少 頻度不明
皮膚色素過剰 頻度不明
真珠腫 頻度不明
眼乾燥 頻度不明
硝子体浮遊物 頻度不明
硬膜下血腫 頻度不明
筋力低下 頻度不明
筋固縮 頻度不明
筋痙縮 頻度不明
筋肉痛 頻度不明
筋骨格痛 頻度不明
筋骨格硬直 頻度不明
粘膜の炎症 頻度不明
糖尿病 頻度不明
紅斑 頻度不明
紫斑 頻度不明
細胞マーカー増加 頻度不明
組織球性壊死性リンパ節炎 頻度不明
総蛋白減少 頻度不明
耳不快感 頻度不明
肺出血 頻度不明
肺感染 頻度不明
胃潰瘍 頻度不明
胃炎 頻度不明
胃腸障害 頻度不明
胃食道逆流性疾患 頻度不明
背部痛 頻度不明
胸水 頻度不明
胸痛 頻度不明
胸部不快感 頻度不明
脂質異常症 頻度不明
脱毛症 頻度不明
脱水 頻度不明
腫脹 頻度不明
腱炎 頻度不明
腹水 頻度不明
腹痛 頻度不明
腹部不快感 頻度不明
腹部膨満 頻度不明
膀胱炎 頻度不明
膿疱性皮疹 頻度不明
苔癬様角化症 頻度不明
蕁麻疹 頻度不明
蛋白尿 頻度不明
蜂巣炎 頻度不明
血中CK増加 頻度不明
血中CK減少 頻度不明
血中LDH増加 頻度不明
血中尿素増加 頻度不明
血小板減少症 頻度不明
血尿 頻度不明
血管炎 頻度不明
補体因子増加 頻度不明
複視 頻度不明
視力障害 頻度不明
角膜障害 頻度不明
記憶障害 頻度不明
貧血 頻度不明
赤血球数減少 頻度不明
酒さ 頻度不明
錯感覚 頻度不明
開口障害 頻度不明
関節炎 頻度不明
関節痛 頻度不明
関節硬直 頻度不明
関節腫脹 頻度不明
難聴 頻度不明
霧視 頻度不明
頚部痛 頻度不明
頭痛 頻度不明
頻尿 頻度不明
頻脈 頻度不明
顔面浮腫 頻度不明
食欲減退 頻度不明
高アミラーゼ血症 頻度不明
高カリウム血症 頻度不明
高カルシウム血症 頻度不明
高クレアチニン血症 頻度不明
高コレステロール血症 頻度不明
高トリグリセリド血症 頻度不明
高ナトリウム血症 頻度不明
高マグネシウム血症 頻度不明
高リパーゼ血症 頻度不明
高リン血症 頻度不明
高尿酸血症 頻度不明
高血圧 頻度不明
高血糖 頻度不明
鼻出血 頻度不明
鼻咽頭炎 頻度不明
鼻漏 頻度不明
鼻閉 頻度不明

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

ニボルマブは、ヒトPD-1に対する抗体であり、PD-1とそのリガンドであるPD-L1及びPD-L2との結合を阻害し、がん抗原特異的なT細胞の増殖、活性化及び細胞傷害活性の増強等により、腫瘍増殖を抑制すると考えられる46)。

薬物動態

16.1 血中濃度

  1. 16.1.1 単回投与

日本人悪性腫瘍患者に本剤1~20mg/kgを1時間以上かけて単回静脈内持続投与注)したときの血清中濃度推移及び薬物動態パラメータを以下に示す。全身クリアランス(CL)は投与量間で概ね同様の値を示し、分布容積(Vss)は体重あたりの血漿量(約50mL/kg)に近い値を示した4)。

(平均値+標準偏差、1mg/kg:n=3、3mg/kg:n=5、10mg/kg:n=6、20mg/kg:n=3)

投与量 1mg/kg (n=3) 3mg/kg (n=5) 10mg/kg (n=6) 20mg/kg (n=3)
Cmax(μg/mL) 24.4±4.5 68.8±10.9 192±36 214±68
Tmax(hr) 3.0(1.0-9.0) 1.0(1.0-3.0) 3.0(1.0-9.0) 9.0(3.0-25)
AUC0-504 (μg・hr/mL) 4950±580 12300±4500 43900±7200 67400±15500
T1/2(hr) 360±10 320±170 520±270 410±230
CL(mL/hr/kg) 0.127±0.020 0.210±0.152 0.126±0.027 0.206±0.143
Vss(mL/kg) 64.6±6.7 69.7±10.2 83.6±27.4 96.8±12.1
平均値±標準偏差、Tmax:中央値(範囲)
  1. 16.1.2 反復投与
  • 〈悪性黒色腫〉

日本人悪性黒色腫患者に本剤2mg/kgを3週間に1回反復静脈内持続投与注)したときの投与終了時の血清中濃度及びトラフ濃度の推移を以下に示す。投与終了時の血清中濃度及びトラフ濃度は投与18週以降概ね一定に推移し、投与18週目には定常状態に達した5)。

  • 〈切除不能な進行・再発の悪性胸膜中皮腫〉

日本人悪性胸膜中皮腫患者に本剤240mgを2週間に1回反復静脈内持続投与したとき、投与後2週、4週及び18週の血清中トラフ濃度の平均値±標準偏差は、それぞれ20.5±6.02μg/mL、38.4±12.5μg/mL及び60.9±27.2μg/mLであった。

  1. 16.1.3 母集団薬物動態解析

国内外の臨床試験24試験で得られたデータを用いて母集団薬物動態解析を実施した。この解析に含まれた日本人患者420例について、本剤240mgを2週間間隔(Q2W)又は480mgを4週間間隔(Q4W)で投与した際の薬物動態パラメータ(推定値)は、表のとおりであった。

用法・用量 Cmax (μg/mL) Cavg (μg/mL) Cmin (μg/mL)
初回投与後 240mgQ2W 72.6(21.9) 43.7(20.6) 37.8(26.9)
480mgQ4W 145(21.9) 52.9(21.7) 28.3(31.7)
定常状態 240mgQ2W 161(27.5) 108(34.7) 84.7(40.9)
480mgQ4W 218(24.3) 108(34.7) 67.6(46.7)
幾何平均値(変動係数%)、Cavg:平均血清中濃度

16.6 特定の背景を有する患者

  1. 16.6.1 小児等

日本人の1歳以上24歳以下の難治性のホジキンリンパ腫の小児患者及び難治性の小児悪性固形腫瘍患者に本剤3mg/kgを2週間に1回反復静脈内持続投与したとき、単回投与時のCmaxは46.4±8.7μg/mL、AUC0-336は7,224±1,635μg・hr/mL及びT1/2は347±108hrであった(n=26)。また、投与後2週、4週、8週、12週及び18週の血清中トラフ濃度の平均値±標準偏差は、それぞれ15.6±3.4μg/mL、27.7±7.2μg/mL、41.7±12.7μg/mL、51.1±17.6μg/mL及び57.4±24.7μg/mLであった(n=7~24)。

16.8 その他

本剤の有効性及び安全性に対する曝露-反応解析の結果、本剤240mgをQ2Wで投与した際と本剤480mgをQ4Wで投与した際の有効性及び安全性に明確な差異はないと予測された。

注)本剤の承認された単独投与の用法及び用量は「通常、成人にはニボルマブ(遺伝子組換え)として、1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。」である。