○気管支喘息
○アレルギー性鼻炎
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
○気管支喘息
○アレルギー性鼻炎
通常、成人にはプランルカスト水和物として1日量450mg(本剤4カプセル)を朝食後及び夕食後の2回に分けて経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。
通常、成人にはプランルカスト水和物として1日量450mg(本剤2カプセル)を朝食後及び夕食後の2回に分けて経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。
8.1 本剤は気管支拡張剤、ステロイド剤等と異なり、すでに起こっている喘息発作を緩解する薬剤ではないので、このことは患者に十分説明しておく必要がある。
8.2 本剤を投与中、大発作をみた場合は、気管支拡張剤あるいはステロイド剤を投与する必要がある。
8.3 本剤投与によりステロイド維持量を減量し得た患者で、本剤の投与を中止する場合は、原疾患再発のおそれがあるので注意すること。
8.4 本剤を含めロイコトリエン拮抗剤使用時にChurg-Strauss症候群様の血管炎を生じたとの報告がある。これらの症状は、おおむね経口ステロイド剤の減量・中止時に生じている。本剤使用時は、特に好酸球数の推移及びしびれ、四肢脱力、発熱、関節痛、肺の浸潤影等の血管炎症状に注意すること。
8.5 他のロイコトリエン拮抗剤を投与した患者で、因果関係は明らかではないがうつ病、自殺念慮、自殺及び攻撃的行動を含む精神症状が報告されているので、本剤の投与にあたっては患者の状態を十分に観察すること。
8.6 本剤投与により効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり投与しないように注意すること。
本剤投与によりステロイドの減量をはかる場合は十分な管理下で徐々に行うこと。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
一般に生理機能が低下している。
| 副作用名 | 頻度 | 症状・説明 |
|---|---|---|
| AST・ALTの上昇等 | 1%未満 | — |
| BUN上昇 | 頻度不明 | — |
| CK上昇 | 頻度不明 | — |
| アルカリホスファターゼ上昇 | 1%未満 | — |
| けいれん | 頻度不明 | — |
| こわばり | 頻度不明 | — |
| しびれ | 1%未満 | — |
| そう痒等 | 1%未満 | — |
| トリグリセリド上昇 | 1%未満 | — |
| ビリルビン上昇 | 1%未満 | — |
| ふるえ | 頻度不明 | — |
| めまい | 1%未満 | — |
| 下痢 | 1%未満 | — |
| 不安 | 頻度不明 | — |
| 不整脈(頻脈・心房細動・期外収縮等) | 1%未満 | — |
| 不眠 | 1%未満 | — |
| 乳房痛 | 頻度不明 | — |
| 乳房腫脹・硬結 | 頻度不明 | — |
| 便秘 | 1%未満 | — |
| 倦怠感 | 1%未満 | — |
| 出血 | 1%未満 | — |
| 動悸 | 1%未満 | — |
| 口内炎 | 1%未満 | — |
| 口渇 | 1%未満 | — |
| 味覚異常 | 1%未満 | — |
| 咽喉頭異常感 | 1%未満 | — |
| 嘔吐 | 1%未満 | — |
| 嘔気 | 1%未満 | — |
| 四肢痛 | 頻度不明 | — |
| 多形滲出性紅斑 | 頻度不明 | — |
| 女性化乳房 | 頻度不明 | — |
| 好酸球増多 | 1%未満 | — |
| 尿沈渣陽性 | 1%未満 | — |
| 尿潜血 | 1%未満 | — |
| 尿量減少 | 頻度不明 | — |
| 排尿障害 | 頻度不明 | — |
| 浮腫 | 1%未満 | — |
| 潮紅 | 1%未満 | — |
| 生理不順 | 頻度不明 | — |
| 発熱 | 1%未満 | — |
| 発疹 | 1%未満 | — |
| 眠気 | 1%未満 | — |
| 筋肉痛 | 頻度不明 | — |
| 耳鳴 | 1%未満 | — |
| 胃部不快感 | 1%未満 | — |
| 胸やけ | 1%未満 | — |
| 胸部絞扼感 | 1%未満 | — |
| 脱毛 | 頻度不明 | — |
| 腹痛 | 1%未満 | — |
| 腹部膨満感 | 1%未満 | — |
| 興奮 | 頻度不明 | — |
| 舌しびれ | 1%未満 | — |
| 舌炎 | 1%未満 | — |
| 蕁麻疹 | 1%未満 | — |
| 蛋白尿 | 1%未満 | — |
| 関節痛 | 1%未満 | — |
| 頭痛 | 1%未満 | — |
| 頻尿 | 1%未満 | — |
| 食欲不振 | 1%未満 | — |
プランルカスト水和物は気管支喘息の基本的病態形成に深く関与しているロイコトリエンの受容体に選択的に結合してその作用に拮抗し、気道収縮反応、気道の血管透過性亢進、気道粘膜の浮腫及び気道過敏性の亢進を抑制し、気管支喘息患者の臨床症状及び肺機能を改善させる。 また、プランルカスト水和物は鼻閉、鼻汁、くしゃみを三大主徴とするアレルギー性鼻炎の特徴的病態の成立に重要な役割を演じていることが示唆されているロイコトリエンの受容体に選択的に結合してその作用に拮抗し、鼻腔通気抵抗上昇、好酸球浸潤を伴う鼻粘膜浮腫、鼻粘膜過敏性を抑制し、さらに鼻粘膜過敏性抑制作用を介して間接的に、ヒスタミン、アセチルコリン及びその他の非特異的な刺激によるくしゃみや鼻汁等の臨床症状を改善する。
モルモット肺膜分画及びモルモット鼻粘膜膜分画において、LTC4、LTD4、LTE4の受容体に選択的に結合してその作用に拮抗する。また、ヒスタミン、アセチルコリン及びセロトニン等には拮抗作用を示さず、アラキドン酸代謝酵素にもほとんど影響を与えない(in vitro)19),20)。
18.2.2 気道収縮抑制作用
(1) 気管支喘息患者に経口投与すると、LTC4、LTD4吸入による気道収縮反応を抑制する21)。
(2) 気管支喘息患者に経口投与すると、抗原吸入による即時型喘息反応及び遅発型喘息反応を抑制する22)。
(3) 気管支攣縮型喘息患者の気道収縮反応を抑制する23)。
(4) 感作モルモットの抗原誘発気道収縮を経口投与で抑制する24)。
(5) モルモット及びヒトの摘出気道平滑筋のLTC4、LTD4による収縮を抑制する(in vitro)19),25)。
18.2.3 気道過敏性抑制作用
(1) 気管支喘息患者に経口投与すると、メサコリンに対する気道過敏性を改善する26)。
(2) モルモットの抗原吸入によるアセチルコリン又はヒスタミンの気道過敏性の亢進を経口投与で、またLTによるヒスタミンの気道過敏性の亢進を静脈内投与で抑制する24),27),28)。
18.2.4 気道の血管透過性及び粘膜浮腫の抑制作用(抗炎症作用)
(1) モルモットの抗原誘発による気道の血管透過性の亢進を経口投与で抑制する29)。
(2) モルモットのLTC4、LTD4による気道粘膜の浮腫形成を静脈内投与で抑制する28)。
18.2.5 肺機能の改善作用
気管支喘息患者に経口投与すると、努力性呼気1秒量及び最大呼気流量を改善する6),7)。
18.2.6 鼻腔通気抵抗上昇抑制作用
(1) 通年性アレルギー性鼻炎患者に経口投与すると、抗原鼻誘発による鼻腔通気抵抗の上昇を抑制する30)。
(2) 感作モルモットの抗原誘発による鼻腔通気抵抗上昇を経口投与で抑制する31)。
18.2.7 好酸球浸潤を伴う鼻粘膜浮腫の抑制作用
感作モルモットの抗原誘発による好酸球浸潤を伴う鼻粘膜の浮腫を経口投与で抑制する31)。
感作モルモットの抗原誘発によるヒスタミンに対するくしゃみ反応の増強を経口投与で抑制する32)。
| Tmax (hr) | Cmax (ng/mL) | AUC0-∞ (ng・hr/mL) | T1/2 (hr) |
|---|---|---|---|
| 5.2±1.1 | 642.3±151.0 | 2348.7±471.3 | 1.15±0.13 |
| 平均値±標準偏差 | |||
プランルカストカプセル112.5mg「日医工」及びオノンカプセル112.5mgを、クロスオーバー法によりそれぞれ2カプセル(プランルカスト水和物として225mg)健康成人男子に絶食単回経口投与して血漿中プランルカスト濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、log(0.8)~log(1.25)の範囲内であり、両剤の生物学的同等性が確認された2)。
| 判定パラメータ | 参考パラメータ | |||
|---|---|---|---|---|
| AUC0→12 (ng・hr/mL) | Cmax (ng/mL) | Tmax (hr) | t1/2 (hr) | |
| プランルカストカプセル112.5mg「日医工」 | 2016.5±752.4 | 536.0±216.0 | 3.25±1.12 | 1.98±0.75 |
| オノンカプセル112.5mg | 2016.1±783.1 | 526.1±178.2 | 3.20±1.01 | 1.72±0.42 |
| (2カプセル投与,Mean±S.D.,n=20) | ||||
血漿中薬物濃度推移
血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
ヒト血清に対する蛋白結合率は99.7~99.8%であり、その主結合蛋白はアルブミンである(in vitro、限外ろ過法)3)。
プランルカスト水和物は主として肝薬物代謝酵素チトクロームP450(CYP3A4)で代謝される(in vitro)4)。
健康成人5例に225mgを食後に単回経口投与すると、投与後72時間までに尿中及び糞中にそれぞれ投与量の0.24%及び98.9%が排泄される。血漿中、尿中及び糞中の主要代謝物は水酸化体で、尿中排泄物の大部分はそのグルクロン酸抱合体である1)。
プランルカストカプセル225mg「日医工」は、プランルカストカプセル112.5mg「日医工」を標準製剤としたとき、溶出挙動が同等と判定され、生物学的に同等とみなされた5)。