効能・効果

(1)ビタミンE欠乏症の予防及び治療 (2)末梢循環障害

  • (間歇性跛行症、動脈硬化症、静脈血栓症、血栓性静脈炎、糖尿病性網膜症、凍瘡、四肢冷感症)

(3)過酸化脂質の増加防止

  • (1)以外の効能については、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきではない。

用法・用量

通常、成人にはトコフェロール酢酸エステルとして1回50~100mgを、1日2~3回経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。

使用上の注意

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

9.7 小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度 症状・説明
下痢 1%未満
便秘 1〜5%未満
発疹 1%未満
胃部不快感 1〜5%未満

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

作用機序は明確でない。

18.2 微小循環系の賦活作用

末梢循環不全に対し、末梢血行を促すとともに、血小板粘着・凝集能の抑制により微小循環系の動態を改善する7),8)。

18.3 膜安定化作用

毛細血管壁内皮細胞や中膜筋細胞の原形質膜、ミトコンドリア、小胞体、ライソソームなどの生体膜を安定化させることにより、血管壁の透過性や血管抵抗性を改善する9),10)。

18.4 抗酸化作用

異常酸化(過酸化)を抑制し、過酸化脂質の生成を抑制する11)。

18.5 内分泌系の賦活作用

下垂体−副腎系に作用して、E欠乏ラットの内分泌系を賦活・調整し、内分泌の失調を是正する12)。

薬物動態

16.1 血中濃度

健康成人男性12名にトコフェロール酢酸エステルカプセル200mg注)を経口投与したとき、投与後19.2±7.1hrで最高血漿中濃度(Cmax=1412.0±98.7μg/dL)を示した1)。 注)本剤の承認された用量は、1回50~100mgである。