効能・効果

  • 下記疾患の去痰

  • 慢性気管支炎、肺気腫、肺化膿症、肺炎、気管支拡張症、肺結核、囊胞性線維症、気管支喘息、上気道炎(咽頭炎、喉頭炎)、術後肺合併症

  • 下記における前後処置

  • 気管支造影、気管支鏡検査、肺癌細胞診、気管切開術

用法・用量

通常、1回1/2包~2包(アセチルシステインナトリウム塩20w/v%液として1~4mL)を単独又は他の薬剤を混じて気管内に直接注入するか、噴霧吸入する。 なお、年齢、症状により投与量、投与回数を適宜増減する。

使用上の注意

液化された気管支分泌物が増量することがあるので、観察を十分に行い、自然の喀出が困難な場合には機械的吸引又は体位変換など適切な処置を行うこと。

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 気管支喘息、呼吸機能不全を伴う患者

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

9.7 小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度 症状・説明
口内炎 1〜5%未満
悪寒 頻度不明
悪心・嘔吐 1〜5%未満
発熱 頻度不明
発疹 頻度不明
血痰 1〜5%未満
軽い臭気(硫黄臭) 5%以上
食欲不振 1〜5%未満
鼻漏 1〜5%未満

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

本剤のSH基が粘液ムコ蛋白の-S-S-結合を開裂して、速やかに喀痰の粘度を低下させる1),2),3) 。

18.2 ムコ蛋白を分解し喀痰粘度を低下させる

膿性及び非膿性粘液分泌物を液化することができる1),2),3) 。

18.3 痰のレオロジカルな変化をもたらす

痰の流動性・溶解度は明らかに増加し、降伏値・粘着性などは低下を示す。これらのレオロジカルな性状の変動は、痰の喀出の容易化を強く示唆する4) 。

18.4 pH7~9で粘液溶解作用は最大

pHの上昇と共に薬剤の効力が増し、pH7~9で粘液溶解作用は最大となる。病的な気管支内分泌物のpHは、アルカリ側に傾いているので効果的に作用し、感染時にも使用できる1),2) 。